燃料節減テクノロジーの節目 ボッシュのスタート/ストップシステム用スターターモーター の累計生産個数が1,000万個に到達
PR TIMES / 2013年10月30日 19時51分
あらゆるクラスの車両に組み込みやすいスターターモーター
・ボッシュのスタート/ストップシステム用スターターモーターの生産個数が2007年末の量産開始から累計1,000万個を突破
・標準的なドライビングサイクルでCO2排出量を最大5%削減し、燃費も向上
ボッシュのグローバル製造ネットワークにて生産された1,000万個目のスタート/ストップシステム用スターターモーターがつい先頃、ヒルデスハイム工場のラインから出荷されました。2007年に量産を開始して以来、この燃料向上に優れた製品の受注量は日々継続して増加しています。スターター&ジェネレーター事業部門長であるUlrich Kirschnerはこう述べています。「西ヨーロッパではすでに、スタート/ストップシステムが秒刻みで生産される新車に搭載される時代になりました。スタート/ストップシステムは数多くのモデルに標準装備されるようになり、当初はかなり意欲的とされていた、世界のCO2排出量削減目標は早くも達成が確実となりました。このことは、ダイナミックに進展するスタート/ストップシステム市場にさらに弾みをつけています」。これほど大きな成功を収めた理由は、実にシンプルです。「スタート/ストップシステムが、燃費を著しく向上させるだけでなく、コストパフォーマンスも優れている製品だからです」(Kirschner)。今ではヨーロッパのほぼすべての自動車メーカーが、コンパクトカー、プレミアムセダン、小型トラック、さらにはパワフルなスポーツカーなどにもボッシュのスタート/ストップテクノロジーを組み込んでいるほか、燃費を著しく向上するこの技術への関心が米国や中国でも高まってきています。
新ヨーロッパドライビングサイクル(NEDC)の場合、スタート/ストップシステムによって燃費が向上し、CO2排出量は最大5%削減できますが、NEDCの都市サイクルではさらに最大8%の削減が可能となります。交通量の多い都市部、特にラッシュ時には削減幅がよりいっそう大きくなるからです。このシステムが作動するまで、バックグラウンドで機能するさまざまなセンサー情報が分析されます。たとえば、バッテリーセンサーはバッテリーの充電レベルを測定し、確実にすぐに再始動できる状態である場合にのみ、停車時にエンジンをオフにします。もう1つの例が車内温度で、車内温度が低過ぎたり高過ぎたりするときは、室温が設定温度に達するまでエンジンが作動し続けます。また、DC/DCコンバーターは発進時に、ラジオやナビゲーションシステム、ハンズフリー電話が電気ノイズなどによって中断することなく作動できるよう、電気システムの電圧の安定化を図ります。
走行中でも燃料消費量はゼロ
ボッシュのエンジニアは燃料消費量とCO2排出量をさらに削減するために、エンジンがオフになる時間をさらに延ばす試みを続けています。まず実現しようとしているのが、車両が停止するまでのコースティング(惰性)走行時にエンジンをオフにすることで、2016年までには走行中、ドライバーが加速していない間もエンジンをオフにしたいと考えています。もちろん、このようにエンジンを長時間停止させても、あらゆる安全機能と快適機能がそのまま利用できることが前提になります。「走行タイプに応じてスタート/ストップシステムをいっそう強化すれば、さらに燃費を10%向上できると考えています」(Kirschner)。
YouTube(動画)
マニュアルトランスミッション用のボッシュ製スタート/ストップシステム:
http://www.youtube.com/watch?v=V0vPvTMJh3M&list=UU5PK4aUlSYMfnEjig_fdGsg&index=126
オートマチックトランスミッション用のボッシュ製スタート/ストップシステム:
http://www.youtube.com/watch?v=Z1-FWajPMt0&list=UU5PK4aUlSYMfnEjig_fdGsg
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