【「WWDJAPAN」10月7日号】2025年春夏ミラノコレ総括 「プラダ」のミックス&マッチにトレンドの兆し
PR TIMES / 2024年10月8日 11時45分
現代社会と向き合った「ボッテガ・ヴェネタ」や「グッチ」、ガーリーを追求した「ドルチェ&ガッバーナ」「フェンディ」の最新コレクションも解説
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「WWDJAPAN」10月7日号は、2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークを総括します。今季はデザイナーらが考える「生き方」が表出したシーズンでした。個々が抱える生きづらさを出発点に、批判の目を持って疑問を呈したり、ポジティブに現実を受け止め軽やかに生きるための術を提案したりといった表現が目立ちました。
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存在感を発揮したのは、「プラダ(PRADA)」と「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」。「プラダ」はアルゴリズムによって、人々の本来の創造性が失われているのではないかと警報を鳴らします。トロンプルイユの手法で自分の目で見ることの大切さ、強烈なミックス&マッチスタイルでファッションの無限の可能性を訴えました。市場に目を向けてみても、年代やブランド、テイストさえにもとらわれず自由に組み合わせるファッションを楽しむ人が増えています。根底にあるのは、「自分の感覚でいいと思ったものを身につけ、個性を表現したい」という気持ち。「プラダ」はそんな人々の背中を力強く押し、個性を貫く大切さを発信しました。
「ボッテガ・ヴェネタ」は、まるで夢中で遊んでいる子どもの空想の世界を再現したかのような、超絶技巧のクリエーションを披露しました。そこにはたくさんの動物のモチーフが登場します。新しい世界を目指して人間と動物が共に旅するノアの箱舟のストーリーに重ね、混沌とした世界から抜け出す「ボッテガ・ヴェネタ」という箱舟に観客を乗せたわけです。
ミラノブランドから学ぶ透け素材を新鮮に見せるには?
素材軸では春夏に欠かせないオーガンジーやチュール、ハイゲージニットなどの透け素材が多用されました。ロングトレンドだからこそ変化を付けたいシースルーの提案は、色を重ねて楽しむアートのようなコレクションを見せた「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」や、固さと柔らかさといったテクスチャーの対比で新鮮な女性像を描いた「スポーツマックス(SPORTMAX)」などが、お手本になりそうです。「フェンディ(FENDI)」を筆頭に、透け素材で作るガーリースタイルも、2025年春夏のキーワードになりそうです。海外ニュースページでは、ミラノコレに関する有力バイヤー評も掲載しています。
巻末の「ファッション&ビューティパトロール」では、国内外のファッションパーティーに出演するDJデュオのUNA&MATCHAをゲストに迎え、ミラノ・ファッション・ウイーク中のナイトライフをリポートしてもらいました。フォトグラファーとしての才も持つMATCHAが、パーティー会場で見つけたオシャレピープルたちをスナップ。ファッション好きなUNAさんの解説とともにお届けします。
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CONTENTS
FEATURE
・2025年春夏ミラノ・コレクション詳報 混沌とした社会と対峙、トレンドはガーリー
FOCUS
・2025年春夏ミラノ・コレクション海外バイヤー評 “軽やかなロマンチシズム”がキーワード
SERIES
・OVERSEAS NEWS 米「WWD」の翻訳記事をまとめてお届け!:エディ・スリマンが「セリーヌ」を去る メゾンを統括して7年、ついに別離、他
・人材不足はSNSで解決!SNSリクルーティングの手引き:Vol. 2 基本編 どうやって始めるべき?
・木村麗のInstagram攻略法:vol. 15 撮影編 アクセサリーを綺麗に撮る
・Beauty Insight ビューティ賢者が持論展開:vol.180 メンズビューティはこれからが本格始動(矢野貴久子 /アイスタイル「BeautyTech.jp」編集長)
・ファッションデザイナー人生譚 丸山敬太の“山あり谷あり”な30年:第4話 膨らみかけた、「ケイタマルヤマ」バブル
・今週のeye:「マルボンゴルフ」との別注品も豊富 野球界からアノ人も駆けつけ!?、他
EDITORS’ LETTER
・サステナ視点の25年春夏コレクション、ベストは「ディーゼル」!(向千鶴/サステナビリティ・ディレクター)
EDITORIAL NOTE
・編集後記 今週の特集お届け隊:2025年春夏ミラノコレは“人間らしさ”に回帰(村上要/編集長、木村和花/編集部記者)
FASHION&BEAUTY PATROL
・ミラノのおしゃれパーティーピープルを探せ!
(COVER CREDIT)
BRAND:PRADA
ART DIRECTION&DESIGN:RYO TOMIZUKA
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