ブラザー 海外初輸出から70周年
PR TIMES / 2017年7月27日 11時29分
ブラザー工業株式会社(社長:小池 利和)は、1947年に初めてミシンを上海へ輸出してから今年で70周年を迎えた。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11621/75/resize/d11621-75-757972-1.jpg ]
ブラザー工業のはじまりは、輸入ミシンの修理・部品の製造を行う「安井ミシン商会」が1908年に創業されたことにさかのぼる。当時の国内ミシン市場は欧米製が席巻しており、「国産ミシン」を製造し、「輸入産業を輸出産業にする」ことが創業者兄弟の悲願だった。苦労しながら兄弟で研究・開発をすすめ、1932年にブラザー初となる家庭用ミシンの国産化に成功した。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11621/75/resize/d11621-75-653157-0.jpg ]
太平洋戦争時には空襲で主力工場の大半を焼失し、ミシン生産の再開は不可能と思われたが、1946年には生産を再開。1947年5月に、家庭用ミシン「HA1-B3型」200台を上海向けに輸出した。それを皮切りに翌年1948年にはアメリカ市場にも輸出を開始し、ブラザーのミシンは世界市場で地位を確立していく。
ミシンを初輸出してから70年の時を経て、ブラザーは海外の売上が8割を占めるグローバル企業へと変貌を遂げた。創業時以来の家庭用ミシン事業は、今年3月に累計生産6,000万台を記録。さらに、ミシンの製造で磨いた技術を新たな製品へ応用しながら多角化をすすめ、プリンター・複合機や、産業機器など、幅広い事業領域に進出している。
時代の変化に合わせて主力製品は変わっても、「輸入産業を輸出産業にする」創業者の夢は今も受け継がれている。
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