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2020年Twitterで出現数の多かったハッシュタグの出現傾向と反響の調査レポートを公開

PR TIMES / 2020年12月28日 18時15分

/// Keywordmap for SNS一年間で出現数の多かったハッシュタグを分析 ///

株式会社CINC(シンク、以下CINC)は、自社で開発・提供するソーシャルメディアの分析・運用ツール「Keywordmap for SNS」を用いて、2020年1月1日~2020年12月17日にTwitter上に投稿されたツイート・リツイート・引用リツイートを含むツイートデータから、2020年に出現数の多かったハッシュタグを抽出し、各ハッシュタグの出現傾向や反響を調査しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-197946-15.jpg ]




#COVID-19


今年、世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の正式名称を示すハッシュタグです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-937961-19.png ]

中国(武漢)での新型コロナウイルス感染症の発生から徐々に国内でも感染拡大し始めた2月頃からハッシュタグの出現数が上昇しはじめ、3月~4月にピークを迎えました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-670835-2.png ]

該当期間で投稿された「COVID-19」を含むツイートを感情分析にかけると、圧倒的にネガティブな感情を含むツイートが優勢となりますが、ポジティブな感情を含むツイートも一定数存在しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-737512-16.png ]

上半期と下半期に分けるとわずかにポジティブなツイートの割合が増えています。

ポジティブな感情を含むツイート内に出現するハッシュタグには「#stayhome」「#コロナに負けるな」「 #おうちじかん」が含まれ、新型コロナウイルス感染症が拡大する中でも、自粛生活をよりよく過ごす方法を模索する様子や、周囲や企業を支援しようとする動きがみられました。




#ローソン


日本の大手コンビニエンスストアの正式名称を示すハッシュタグです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-307884-12.png ]

年間を通じて、月に1~2回程度「#ローソン」を含めたツイートが急増しています。

6月までは月に1回、7月以降は月に2回ツイートが急増しています。このツイート数が増加するタイミングは、ローソンの公式アカウント(@akiko_lawson)がキャンペーンを実施する時期と相関しています。

代表的なキャンペーンは「フォロー&リツイート」キャンペーンです。ローソン公式アカウントのフォローとキャンペーンハッシュタグを含むツイートのリツイートをしたユーザーを対象に、抽選でローソンのスイーツ引換券等をプレゼントする企画です。ローソン公式アカウントだけでなく「ローソン銀行」など関連企業のアカウントからも発信することで、ハッシュタグの露出機会を増やしています。企業のマーケティング戦略としてハッシュタグを上手く活用している例と言えるでしょう。




#どうぶつの森


任天堂より発売されたNintendo Switch用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」を指すハッシュタグです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-953402-4.png ]

対象期間のツイート推移をみると3月~5月にかけて多くツイートされています。

[画像7: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-973409-14.png ]

「#どうぶつの森」は他のハッシュタグに比べて、一過性の拡散(バズ)に依存していないことが特徴です。3月20日の発売日以降、5月までの3カ月、安定的に出現しており、継続的に話題になっていたことを示しています。また同時に使用されるハッシュタグとしては、正式名称である「#あつまれどうぶつの森」に加え、「#NintendoSwitch」やあつまれどうぶつの森の英語表記である「#AnimalCrossing 」「#ACNH」が多く出現していました。「#AnimalCrossing 」「#ACNH」は、本調査において上位100位内にランクインしており、国内外での人気の高さが伺えます。



#2020MAMA


12月に開催されたアジア最大級の音楽授賞式「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」を示すハッシュタグです。
[画像8: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-934471-6.png ]

11月初旬から開催当日の12月6日までの短期間で、集中的にハッシュタグの出現数が伸びている点が特徴です。特に開催当日(12月6日)のハッシュタグ出現数が集中している要因としては、キャンペーンハッシュタグの活用が挙げられます。「#MAMAVOTE」という公式ハッシュタグを含んだツイートによるアーティストへの投票を実施し、関連ツイートが爆発的に増加しました。ファン参加型企画にハッシュタグを活用し、イベントだけでなくTwitter上でも盛り上がりを見せました。

「TWICE」や「BTS」「IZ*ONE」「JO1」といったデジタルネイティブ世代に人気のアイドルが勢ぞろいしたことからもファンの投稿が急増したものと考えられます。




#BTS


2013年にデビューした韓国の7人組男性アイドルグループを示すハッシュタグです。日本では「防弾少年団」とも呼ばれていました。現在、韓国、日本にとどまらず世界的な人気を誇っています。

[画像9: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-253814-10.png ]

年間の出現数の推移から、BTSの活動に伴って、ハッシュタグの出現数が大きく伸長しているタイミングが3度確認されました。


6月19日 新曲「Stay Gold」の世界同時配信
7月15日 ニューアルバム「MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~」の日本リリース
12月6日 「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」への出演



グループの新しい動きに応じてファンがTwitter上で大きな盛り上がりを見せていることがわかります。また関連ワードで「#BTS」に続いて多く使用されている「#방탄소년단(防弾少年団)」というハッシュタグは、ファンの居住地や使用している言語を問わず、世界中のファンが韓国語で共通のハッシュタグを使用している点が特徴的です。
[画像10: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-957083-9.png ]




#検察庁法改正案に抗議します


検察庁法改正案に反対する意志を示すハッシュタグです。
[画像11: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-888943-0.png ]

2020年3月に内閣が検察庁法改正案を閣議決定したことを受け、Twitter上では多くの抗議の声が上がり、著名人らもこのハッシュタグを使用したツイートをしたことで話題になりました。

ハッシュタグ拡散のきっかけとなったのは5月8日に投稿されたツイートです。このツイートをきっかけに「#検察庁法改正案に抗議します 」というハッシュタグを活用して意見を述べるツイートが急増しました。最初のツイートのわずか2日後の5月10日には最も多くのツイートがされました。このハッシュタグをつけた投稿は5月10日までにツイート数が480万件を超え(※)、ハッシュタグを用いた大規模なTwitter上のデモへと発展しました。

その後、閣議決定は見送られることとなり、Twitterでのデモが一つの要因となったとみられています。SNSでの反響が政治に影響を与える可能性を感じさせる結果となりました。

※参照元:日経XTREND「今年バズったテーマは何? Twitter トレンド大賞 2020発表」
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01284/




#ツイステファンアート


スマートフォン向けゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド(以下、ツイステ)」のファンが、ゲームのキャラクターを模したイラストやネイル等を制作して投稿する際に使用するハッシュタグです。
[画像12: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-809653-13.png ]

ゲーム名を示す「#ツイステ」以上に、ゲーム内のキャラクターのイラストなどを指す「#ツイステファンアート」 の盛り上がりが伺えます。このハッシュタグでは、ファンが自らキャラクターを描き、その画像を添付して投稿するスタイルが主流となっており、ユーザーの投稿形式によってハッシュタグが細分化されている点が特徴的です。
[画像13: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-289442-8.png ]

例えば、関連ハッシュタグでみられる「#MMDツイステ」「#twstプラス」があります。「#MMDツイステ」とは、初音ミクなどを代表とするボーカロイド等で用いられている3DCG動画用ソフトウェアで作成した、ツイステキャラクターの動画や静止画をシェアする際に使用されるハッシュタグです。「#twstプラス」は、男性キャラクターと主人公(ゲームユーザー)を題材にした二次創作画像を共有する際のハッシュタグです。

このように、ユーザーがそれぞれの目的に合わせてハッシュタグを細分化し、より関連性の強いユーザー同士でコミュニケーションを取っているのです。




#鬼滅の刃


週刊少年ジャンプの連載漫画「鬼滅の刃」を示すハッシュタグです。シリーズ累計発行部数は単行本第23巻の発売をもって1億2000万部を突破し、一大ブームとなりました。
[画像14: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-727821-11.png ]

対象期間の出現数では、5月と10月に出現数を大きく伸ばしているタイミングがあります。これらは、5月18日の週刊少年ジャンプでの最終回掲載(1.)、10月16日の映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開(2.)に合わせて、ファンによる投稿数が増加したものと考えられます。

また「#鬼滅の刃」を含むツイートにおいて、同時に使用されることの多いキーワードを関連性のあるグループに分けたところ、多様な文脈で反響を得ていることがわかりました。


[画像15: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-118331-5.png ]

左の図では映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」公開に関連するキーワードが多く含まれています。タイトルに含まれる「列車」というキーワードだけでなく「1位」「2位」が含まれていることから、映画のヒットによる興行収入ランキングの上昇も話題になったことが伺えます。

右の図では「花江夏樹」をはじめとした声優に関するキーワードが多く含まれており、作品の内容だけでなく、出演する声優も注目を集めていました。
[画像16: https://prtimes.jp/i/19378/76/resize/d19378-76-250724-7.png ]

こちらのグループでは「コラボ」というキーワードを中心に多くのキャラクター名が確認でき、本作のキャラクターと各企業のコラボグッズやキャンペーンに対する反響があったことがわかります。

このように「#鬼滅の刃」はアニメ、映画、コラボキャンペーンなど、アニメの人気に加えて、連続的なキャンペーンの展開によって新たな話題を作り続け、出現数を伸ばしたと考えられます。



ハッシュタグは共通の目的や思いを持つユーザーのコミュニティ


ハッシュタグはTwitter上で共通の趣味をもつユーザーが繋がり、情報交換や交流を行う場として機能するようになり、独自の”ハッシュタグコミュニティ”を形成するようになりました。

例えば、「#ツイステファンアート」ではツイステやイラスト制作を好むユーザーが、ハッシュタグを通じて繋がり、オリジナルのアート作品をシェアしてリアクションしあう場となっています。

また、ハッシュタグコミュニティが社会に向けたメッセージを発信し、影響力を示したのが「#検察庁法改正案に抗議します」です。たった1つの投稿が、多くのユーザーの共感を得て、賛同したユーザーの投稿によってTwitter上のデモと言われるまでのムーブメントを巻き起こしました。

さらにハッシュタグコミュニティは、ユーザー個々人だけでなく、企業とユーザー(消費者)がつながる場としても活用が広がっています。「#ローソン」や「#2020MAMA 」のように、企業や公式アカウントがキャンペーンハッシュタグを用いたマーケティングを行うなど、ビジネスの成果に繋げるケースも増えてきました。

ビジネスにおけるハッシュタグの活用という観点では、「#どうぶつの森」「#2020MAMA 」や「#BTS」でみられた、英語名のハッシュタグ(#AnimalCrossing)や国境(言語の違い)を超えて使用される世界共通のハッシュタグ(#방탄소년단)の活用も注目すべき点と言えます。海外のユーザーにも親しまれるハッシュタグを選定することで、自社のサービスやブランドを海外市場に広げていくことも可能になるかもしれません。

CINCはこれからも、自社ツールが有するビッグデータの解析を通じて時代の変化を読み取り、革新的なサービスを提供してまいります。


<調査概要>
・対象データ:対象期間にTwitterに投稿された全ツイートの10%のサンプリングデータ
・対象期間:2020年1月1日~2020年12月17日
・使用ツール:Keywordmap for SNS

<ツール・サービスのご紹介>
■Keywordmap for SNS
Twitter上のデータを収集し、特定のキーワードやハッシュタグ(#)に関連するデータを、短時間で多種多様な形式で集計、分析することができます。
URL:https://keywordmap.jp/sns/

■Keywordmap for SEO
集客戦略やサービス改善を実現するための調査分析ツールです。2016年のリリース後、戦略系コンサルティングファーム、デジタルマーケティングエージェンシー、サービス提供企業、メディア運営者まで、幅広くご活用いただいています。
URL:https://keywordmap.jp/

■Keywordmap ACADEMY
デジタルマーケティングの基礎知識・最新情報が学べるメディアhttps://keywordmap.jp/academy/

■ツールに関するお問い合わせ先
株式会社CINC
Keywordmap担当:得永(とくなが)
MAIL:km_cs@cinc-j.co.jp

<会社概要>
会社名:株式会社CINC(シンク)
代表者:代表取締役社長 石松友典
設立:2014年4月
本社:東京都港区赤坂1-9-13三会堂ビル7階

事業内容:
(1)ソリューション事業
(2)アナリティクス事業
(3)コンテンツ事業
(4)キャリア支援事業

会社ホームページ:https://www.cinc-j.co.jp
Facebookページ:https://www.facebook.com/cinc.jp/
採用情報:https://www.cinc-j.co.jp/recruit/
運営メディア「Marketing Native」 :https://marketingnative.jp/

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