岡田杏里「Soñar dentro de la tierra / 土の中で夢をみる」展 開催
PR TIMES / 2021年2月8日 14時15分
33点の作品による壁画のインスタレーションを含む、新作による展覧会 現実と幻想の狭間にある根源的なものをビビッドな色彩で描いた作品を展示
ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」にて、岡田杏里「Soñar dentro de la tierra / 土の中で夢をみる」展を、2021年4月17日(土)から2021年9月5日(日)まで開催します。
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Soñar dentro de la tierra》 2021年、アクリル/カンヴァス、45cm x 106.7cm、作家蔵 (C)Anri Okada
ポーラ美術館は、開館15周年にあたる2017年に現代美術作家の活動を紹介する「アトリウム ギャラリー」を新設し、芸術表現と美術館の可能性を「ひらく」という趣旨の展示「HIRAKU PROJECT」にて、公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成を受けた作家を紹介しています。
第11回目となる今回は、日本とメキシコを拠点に活動を展開し、現実と幻想、現代性と土着性など相反する要素を鮮やかな色彩で表現するアーティスト、岡田杏里をご紹介します。本展に向けて制作された新作を展示いたします。
本展の目玉となるのは、縦75cm×横75cm のカンヴァスを33点ほど組み合わせて実現される、壁画のインスタレーションです。およそ縦3m×横10mもの大きさに及ぶこの壁画では、メキシコの地で想を得た幻想的な森を舞台として、植物や生物、そして人間の形象が交錯します。
風土や環境、すなわち自然と生命との関係をめぐるテーマは、岡田がこれまで主たる関心のもとに追求してきたものです。「土の中で夢をみる(= Soñar dentro de la tierra)」という展覧会のタイトルは、先史時代から育まれた豊かな文化の残るメキシコでの滞在を通じて、作家自身のテーマが迎えた新たな展開を示しています。
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岡田杏里《ヒトの心の構造について》 アクリル/カンヴァス、60×50cm、2019年、個人蔵 (C)Anri Okada
本展では、メキシコで制作された最新の33点の作品によるインスタレーションを中心に、他の絵画作品や立体作品なども合わせてご紹介します。メキシコやグアテマラへの留学を経て、訪れた土地の文化や風習、非日常の風景、先住民の神話や詩を行き来しながら作品を描くようになったという岡田。森羅万象を意識した旅と生活をおくる中で、現代社会を危惧し、自然への向き合い方を問い直す岡田が手掛ける、色鮮やかな絵画やインスタレーションをご覧いただくことを通して、鑑賞者の中に眠っていた原始的な感覚が呼び起こされる体験をお楽しみください。
【開催概要】
会 期:2021年4月17日(土)~2021年9月5日(日)
会 場:ポーラ美術館1F アトリウム ギャラリー
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
岡田 杏里(おかだ・あんり)プロフィール
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1989年埼⽟県生まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科を卒業。2014年石橋財団国際交流油画奨学生としてメキシコ、グアテマラへの留学や、2016年ポーラ美術振興財団在外研修員として、ベラクルス州立大学美術研究所(メキシコ)での研修を経て、2019年からはメキシコ国立自治大学UMAMに留学、以降日本とメキシコを拠点に活動。国内外での個展、グループ展、滞在制作の他、2014年以降は壁画アートプロジェクト「ヘキカキカク」を通じてメキシコ、グアテラマ、ネパールなど世界各国でパブリックアートとしての壁画を制作するなど、多方面で活躍をみせる。
【作家ウェブサイト】
https://anriokada.wixsite.com/anri-okada
【同時開催の次回展】
フジタ-色彩への旅
会期:2021年4月17日(土)~2021年9月5日(日)
世界的な画家になることを夢みて1913年、26歳で渡仏したレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886-1968)は、旅先で目にした風景や人物、異国の歴史や風俗などに創作のインスピレーションを求めました。
1920年代にパリの女性をモデルに「乳白色の肌」を完成させ、パリの画壇の寵児となったフジタは、その後、旅によってあらたなモティーフや群像表現のための構図と、色彩豊かな表現手法を開拓していきます。
1929年の日本への一時帰国の後、パリを離れて南米へと旅立ったフジタは、中米から北米へと移動し、太平洋を渡って再び日本へとたどり着きました。東北や沖縄をはじめとする日本各地、そして中国大陸や東南アジアへの移動をつづけ、1949年にニューヨークに渡るまでは、旅先こそがフジタのアトリエでした。
本展では、フジタの旅とそれにともなう色彩の変遷に焦点をあて、フジタの画業の展開と生涯の旅路をあらためてご紹介します。
モネ-光のなかに(会場構成:中山英之)
会期:2021年4月17日(土)~2022年3月30日(水)予定
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クロード・モネ 《ルーアン大聖堂》1892年 ポーラ美術館
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クロード・モネ 《睡蓮の池》 1899年 ポーラ美術館
ポーラ美術館は、国内最多の19点に及ぶモネ作品を収蔵しています。季節や時間によって異なる表情を見せる、移ろいゆく光を生涯追い続けたモネ。本展示では《ルーアン大聖堂》(1892年)や《睡蓮の池》(1899年)など、ポーラ美術館のコレクションから名品の数々をご紹介します。気鋭の建築家・中山英之がデザインを手がける斬新な展示空間のなかで、モネ作品の新たな魅力に迫る試みです。
■ポーラ美術館について
2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品も展示し、同時代の表現へと展望を拡げている。富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。
・開館時間︓9:00-17:00(入館は 16:30 まで)
・休館日︓無休(展示替えのための臨時休館あり)
・所在地︓神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
・TEL︓0460-84-2111
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