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【台湾情報】日系企業の平均月給は171,420円、昨年より5,800円増加「《2021年在台日系企業給与・昇給調査》結果発表」

PR TIMES / 2021年7月30日 9時45分

《2021年在台日系企業給与・昇給調査》結果発表

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)のワイズリサーチの調査によると、在台日系企業の2021年平均月額給与は43,625台湾元(約171,420円)となり、昨年の42,141台湾元(約165,582円)より1,484台湾元(約5,830円)増加している。



ワイズコンサルティングは毎年6月に在台日系企業を対象に給与調査を実施しています。16年目となる今回の調査では合計234社、対象従業員数2万6千人の在台日系企業にご協力いただき、給与データを預かり分析しました。多くの日系企業のご協力のおかげで、他社では分析できない細かい切口で、精度の高い分析を行うことができました。
【調査結果】


在台日系企業の平均月給は43,625台湾元(約171,420円)

 直近5年在台日系企業の月額経常性給与について、4万2千~4万3千元の水準を維持し、2021年は4万3,625元(約171,420円)となり、昨年よりやや上昇した。

[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/76/resize/d59899-76-82cc5b5e625ac2f957fd-0.png ]

※月額経常性給与とは、毎月経常的に労働の対価として支給されている給与をさす。内訳の例としては▽基本給与▽手当(役職手当、職務手当、食事手当等)などが含まれる。なお、時間外労働手当や報奨金、賞与のように毎月経常的に支給されていないものは含まれない


新竹・苗栗エリアの給与水準は過去最高

 エリア別でみると、在台日系企業では新竹・苗栗エリアにおける月額経常性給与はほかのエリアより高い。新竹・苗栗エリアに台湾最大のサイエンスパーク新竹科学園区(竹科)があり、多くの半導体関連企業が集まっている。また、当該エリアは半導体産業川上のIC設計企業が主体となるため、従業員の半数以上が台湾大学や清華大学などのエリート学校出身の人材が多い。

[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/76/resize/d59899-76-157fc3529e29161ef620-1.png ]

 行政院主計総処の2020年調査によると、新竹・苗栗エリアの平均月額経常性給与は5万元程度(約196,500円)であり、台湾国内で給与水準が最も高いエリアである。また、台湾半導体業界の給与水準について、大手求職求人サイト「104人力銀行」の調査によると、サプライチェーンの川上の給与水準は川下の1.49倍で、北部(▽台北▽新北▽桃園▽新竹・苗栗)の給与水準は中部(台中)の1.18倍、南部(▽雲林・台南▽高雄)の1.23倍である。
 こうした背景を踏まえて、当該エリアに拠点をもつ日系企業は高い給与水準を設定しないと人材の採用が難しい状況である。更に、2020年下半期から世界各地の半導体に対する需要が供給を上回り、半導体不足に伴う人材不足の状況下で他社からの引き抜き防止も含め、2021年在台日系企業の新竹・苗栗エリアの給与水準は過去16年間の調査において最高の水準を更新した。

卸売業の月給水準は5万元(約196,500円)以上

 図3は業界別の月額経常性給与水準を表したグラフである。業界を問わず卸売業の月給平均はその他の業態より高くなっており、総合商社の月給平均は6万9,728元(約273,930円)で最も高い水準である。

[画像3: https://prtimes.jp/i/59899/76/resize/d59899-76-4854261335d0b2969c3d-2.png ]

 なお、建設・工事業と技術サービス業の2021年給与水準も全体の平均より高い。主な要因としては、米中貿易摩擦は2018年より発効し、生産拠点を中国から台湾へと切り替える企業が増え、新規工場の立ち上げに牽引され建設・工事業の景気が好調である。また、2020年新型コロナウイルスの影響で、海外から技術サービス関連の専門人材を招くことが難しく、優秀な人材を惹きつけるために給与水準を高めに設定している。
 一方、全体平均の4万3,625元より給与水準の低い製造業は、年々高騰している生産コスト(原材料)の影響により利益が減少し、労働集約の体質から転換もしていないため、2006年の調査(40,055台湾元/約157,358円)と比較すると給与水準は後退した。
※日本円は2021年7月29日時点のレートで換算

【調査概要】
調査名:2021年在台日系企業給与・昇給調査
調査対象:在台日系企業(有効サンプル:234社)
調査期間:2021年5月17日~6月4日

【調査レポート】
<レポート仕様>
○仕様:A4サイズ冊子、全86ページ・カラー印刷
○目次・サンプル:https://www.ys-consulting.com.tw/research/salesreport/83.html
○販売価格:10,000台湾元(営業税込み)/ワイズ会員様は優待価格有り
○内容概要: 2021年在台日系企業の最新給与水準と昇給状況、及び給与水準日台比較を徹底分析
<本レポートの特徴>
✦ 給与調査実績16年、在台日系企業200社以上のデータを分析
✦ 業態別・業界別・エリア別…多彩な切口で給与水準を分析
✦ 賃金制度作成に欠かせない役職別、職種別の給与相場
✦ 昇給の決定要因と実施方法、業態別・業種別の昇給水準
✦ 日台企業の給与水準の違いが一目瞭然
✦ コンサルタントの解説付きで分かり易い
[画像4: https://prtimes.jp/i/59899/76/resize/d59899-76-d25c13a0f2913bef6f24-3.png ]


【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
・人材トレーニング(階層別研修・職種別研修)
・日本語台湾経済ニュース配信
・市場調査・業界調査・顧客調査
・クラウドサービスの販売

【お客様からのお問い合わせ先】
《ワイズコンサルティング》担当:段、林
TEL:+886-22381-9711(日本時間10:00~19:00)
e-mail:research@ys-consulting.com

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