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順天堂大学医学部附属順天堂医院にて乳児の頭蓋健診と病的頭蓋変形症へのヘルメット治療が開始

PR TIMES / 2024年8月5日 10時45分

順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区、以下順天堂医院)脳神経外科にて、赤ちゃんの頭のかたちの健診が受けられるようになりました。病気が原因で頭が歪んでいる赤ちゃんの場合は、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下当社)が開発製造する、赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメットを用いたヘルメット治療を受けられます。向き癖等が原因で頭が歪んでいる場合は、順天堂医院の提携医療機関である「0歳からの頭のかたちクリニック」でヘルメット治療を受けられます。



 当社が開発・製造・販売する「赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット」は、赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療に用いられておりますが、「フルオーダーメイド」という特徴と30年超におよぶ医療用ものづくりのノウハウ、高い技術力から小児脳神経外科の先生方からは頭蓋縫合早期癒合症、水頭症、骨形成不全症等の病的頭蓋変形症へのヘルメット治療のために使用したいとご用命をいただいています。
 この度、順天堂医院脳神経外科の病的頭蓋変形症の患児様に対して、当社のヘルメットを用いたヘルメット治療が開始されることとなりました。
 下記の特徴を持つ当社のヘルメット治療が順天堂医院にて採用いただけたことを嬉しく、光栄に思います。患児様の健やかな成長と患児様ご家族の安心の一助となり、また医療機関からの信頼にお応えすべく社を挙げて本プロジェクトを進めてまいります。

 ・頭蓋骨保護等のための手術後のデリケートな状態の患児様に配慮したきめ細かな計測とフィッティング
 ・頭部スキャン、数種類のインナークッションの貼り分けによるフルオーダーメードのヘルメット作製
 ・毎再診時にと頭部の成長と状態に合わせて、インナークッションを変更・新調し、フルオーダーメードカスタムを継続
 ・医師とメーカーとの連携によるシームレスな治療の実現

 今回、ご担当される順天堂大学医学部附属順天堂医院の医師は、赤ちゃんの頭のかたちとヘルメット治療に関する医師同士の学び合いの場である当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」(※注)に参加されるとともに、0歳からの頭のかたちクリニックにて向き癖等 位置的頭蓋変形症へのヘルメット治療をされております。
 順天堂医院での病的頭蓋変形症へのヘルメット治療の開始に伴い、今後も病的頭蓋変形症の患児様に対しては、脳神経外科での診察・治療後にヘルメット治療までご提供することが可能となりました。
 お子さまの頭のかたちにご心配がある場合、頭のかたちの変形の原因が病的なもの(「頭蓋骨縫合早期癒合症」に代表される疾患)かあるいは位置的なもの(向き癖による変形)なのかの鑑別診断を受けていただくことができるようになりました。頭の歪みの原因が位置的なものと診断され、また歪みを矯正するヘルメット治療を希望する場合は、順天堂医院の脳神経外科の医師が外勤する「0歳からの頭のかたちクリニック」への紹介を受け治療をすることができます。
 順天堂大学医学部附属順天堂医院と0歳からの頭のかたちクリニックは関連施設の提携をしています。順天堂大学医学部附属順天堂医院と0歳からの頭のかたちクリニックと当社との三者間における初の協同診療体制となります。
※注:ジャパン・メディカル・カンパニー社が「第4回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年6月2日に開催(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000046445.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-ef4e641166f2d3d1de59-0.jpg ]

<順天堂大学医学部附属順天堂医院について>
[画像2: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-69d3db67a81336138a40-1.png ]

 「順天堂」の歴史は1838年(天保9年)初代堂主佐藤泰然が江戸の薬研堀に蘭方塾を開いた時に遡ります。そして順天堂は医育機関を併設した西洋医学の医療機関として、日本で最も長い歴史と伝統を誇ります。
 幕末から明治初期に至る佐倉順天堂時代の先達が特に意を注いだことは第一に患者さんに何より安全で、心の通った医療を提供すること、第二に最新の医学、医療技術を導入すること、第三に多くの門人の教育に力を入れ、有為な人材を育成し世に送ることでありました。
 「順天堂」の「順天」とは、"天道にしたがう"の意味で、中国の古書にはしばしば出ており、「易経」等で引用されています。"天道にしたがう"は、医者として、また人間として最もだいじなことであります。西洋医学の祖ヒポクラテスの教えとも合致するものです。
 「順天堂」の学是は「仁」の精神にあります。
 そのことは、本院の薬袋のマークに使用されており、現在の順天堂のロゴマークともなっております。
 人ありて我あり、他を思いやり、慈しむ心、医療の基本は「仁」に尽きると云って過言ではありません。
 世のため、人のために尽くしてこそ、自らも生き、他も栄えると申します。この時代の伝統、基本的哲学がそのままの形で現在も受け継がれております。
 今後も、患者さんへの医療安全と心の通った接遇による医療サービスを何より大切に、常に新しく、質の高い医療を提供すべく全職員が全力で邁進してまいります。

順天堂医院で頭蓋健診をご担当される先生方より本プロジェクトについてコメント

今回の取り組みの重要性


 まず始めに今回当院でのヘルメット使用にご協力いただきました関係者の方々に感謝申し上げます。当院でのヘルメット使用に至った経緯は、乳児期に当科にて開頭腫瘍摘出術を施行した後、頭蓋骨欠損状態と位置的頭蓋変形症(短頭症)を合併した患者様に対して、まず「0歳からの頭のかたちクリニック」様へご紹介し、クルムを用いた頭蓋矯正治療を開始しました。頭蓋骨欠損状態が残存していること、クルムがサイズアウトしていくことを考慮して、頭蓋矯正に併行して、頭蓋保護を行う目的で、2つ目のヘルメットとしてクルムフィットを導入するという運びになりました。
 当科からは非常勤医師として「0歳からの頭のかたちクリニック」様で診療をさせて頂いており、双方での治療の経過を共有しながら、今までとは異なった新しい治療方針となり得る場合は、安全性と治療効果を鑑みて計画をしていくことが重要であると考えております。

新体制において期待されること


 現時点では、位置的頭蓋変形症のヘルメット治療は「0歳からの頭のかたちクリニック」様へご紹介し、頭蓋骨縫合早期癒合症や頭蓋骨欠損状態などの病的頭蓋変形症の診療は当院などの小児神経外科専門機関で行っております。疾患の入り口としては“頭蓋変形”であるため、患者様の病態に合わせて適切な治療を適切な時期に行うことが出来るように双方の連携が必要であると感じております。双方の医療機関が相互補完的な関係で、いずれの頭蓋変形症であっても、それぞれの患者様に対するオーダーメイドな治療を今後も継続していければと考えております。
 医療機関の連携の重要性もさることながら、仲介役としてジャパン・メディカル・カンパニー社の協力(最適なヘルメット作成の提案、ヘルメット調整時のきめ細かなサポート、トラブル発生時の対応)も肝心な要素であると考えております。
 頭蓋変形症の治療発展につきまして、今後とも当院・「0歳からの頭のかたちクリニック」様、ジャパン・メディカル・カンパニー社の三者間で連携を取りながら進めてまいります。

順天堂医院で頭蓋健診および病的頭蓋変形症に対する治療をご担当される先生方


脳神経外科 主任教授 近藤 聡英先生
[画像3: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-7a61fe17efb3275d06f0-2.jpg ]

【経歴】
1999年 順天堂大学医学部 卒業
2002年 順天堂大学医学部脳神経外科学講座 助手
2007年2月 独立行政法人理化学研究所 客員研究員
2007年7月 Northwestern University(米国)
Children's Memorial Hospital and Research Center
Research fellow and Visiting Neurosurgeon
2010年 順天堂大学医学部脳神経外科学講座 助教
2012年 順天堂大学医学部脳神経外科学講座・大学院 准教授
2020年 同 主任教授

【資格】
脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

【主な所属学会】
日本脳神経外科学会(代議員)
日本脳神経外科コングレス(理事)
日本脳腫瘍の外科学会(理事)
日本聴神経腫瘍研究会(世話人)
日本性差医学・医療学会(評議員)など

脳神経外科 阪本 浩一郎 先生
脳神経外科 堀越 恒 先生

<0歳からの頭のかたちクリニックについて>
[画像4: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-8fbc48c25b70e8270ba3-3.png ]

 0歳からの頭のかたちクリニック (所在地:東京都中央区、東京都渋谷区、大阪府大阪市)は、国内トップクラスの治療実績と蓄積した症例データを活用し、すべての赤ちゃんとご家族さまに寄り添うクリニックです。
 クリニックでなによりも最優先にするのは「ご家族のお考え」です。事実、過去9,000件(※注)の赤ちゃんの頭のゆがみ診療からヘルメット治療を選ばれたご家族さまは約4,500組(※注)となっており、ご家族のご意思を尊重して治療を行っております。当院で治療を受けられるご家族にはヘルメット治療支援アプリ「metto」もご利用いただけます。
 初診の際には最先端の専用スキャナーで頭のかたちを短時間で負担をかけずに計測し、客観的なデータと医師のアドバイスによって治療方針を決定していきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。一緒にお子さまの未来を考える機会にしていただければ嬉しく思います。
https://baby-helmet.com/
※注:0歳からの頭のかたちクリニック調べ

0歳からの頭のかたちクリニック 理事長より本プロジェクトについてコメント


理事長 小室 広昭先生
[画像5: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-a5a5d825af509c7a85d4-3.jpg ]

【略歴】
元東京大学小児外科准教授。日本小児外科学会特別会員。埼⽟医科大学客員教授。
東大病院、埼⽟県立小児医療センター、日本⾚十字社医療センター、自治医科大学、筑波大学、上尾中
央総合病院などで小児外科医として勤務し、多くの⾚ちゃんの手術に携わる。
2022年1月より0歳からの頭のかたちクリニック理事長、現在に至る。
2024年3月からは0歳からの頭のかたちクリニック表参道神宮前院長を兼任。

 私たちのクリニックは向き癖によって圧迫変形した頭蓋変形(位置的頭蓋変形)の矯正治療に専門特化したクリニックでジャパン・メディカル・カンパニー社(”JPMC”)製のヘルメットを使用しています。この治療では患者に合わせてフルオーダーメイドで作成されたヘルメットと微調整を行うためのクッションの組み合わせが非常に重要な役割を果たしています。そのためにこれまでもJPMCの技術力と私たちの臨床経験を基にヘルメットの改良を重ねると同時に治療効果を向上させるためのクッションの開発にも力を注いできました。こうして培ってきた治療のノウハウがこの度、順天堂大学脳神経外科で手術を受ける小児患者に利用されることで手術成績の向上が期待されるであろうことは日頃から頭蓋変形の小児にかかわっている私たちにとっても大変うれしい知らせです。
 手術を受ける小児の頭蓋は元々極めて脆弱であることに加えて病態特有の特殊な形状を呈しているため、それらの条件に適合しうるヘルメットとクッションが使用されなければなりません。JPMCはこれまでも頭位7センチ程度の極(超)低出生体重児の頭蓋手術後にヘルメットを用いた治療に関わった経験を持っており、こうした経験で培ってきた技術が大いに発揮され、高度で繊細な小児脳神経外科手術、特に新生児脳神経外科手術の成績向上に必ずや役立つであろうと期待しています。小児の脳外科手術の適応となる疾患はいずれも希少疾患であり、医師や患者からのニーズはあるもののビジネスとしては成り立ちにくいのが通常ですが、あえてそこに力を注いでいこうという順天堂大学とJPMCの試みは大変貴重で称賛に値するすばらしい試みだと思います。順天堂大学脳神経外科学教室からは当クリニックにも医師を派遣していただいており、日頃から連携しながら診療を行っておりますが、お互いの協力関係を保ちながら病的頭蓋変形と位置的頭蓋変形の診断治療にこれからも一緒に貢献していければと思っています。

・赤ちゃんの頭のゆがみについて
[画像6: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-322084ecd31ee7f5f9e9-9.jpg ]

 赤ちゃんの頭のゆがみは、向き癖など外部からの圧力が主な原因ですが、稀に病的変形があり、ヘルメット治療の対象となるのは、外部からの圧力による位置的頭蓋変形になります。赤ちゃんの頭囲が急成長する生後3ヶ月~生後8ヶ月頃までの間に、治療用のヘルメットを装着することで頭蓋変形を治療することが可能になっています。
 赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専用の3Dスキャナーだけでなく、「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」でも行うことが可能です。
 当社が開発した「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」では、写真を撮るだけで赤ちゃんの頭のかたちを簡単に計測することができます。累計25万ダウンロード(※注)を超えアプリの精度も向上しており、医師の論文発表等にもアプリデータが使用されています。アプリは医師監修の基に作られており、病院の診察の際にも役立てることもできますので、ぜひダウンロードしお役立てください。
※国内初「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが累計25万ダウンロードを突破!乳児の頭蓋変形の測定のみならず頭蓋変形に関する研究開発への応用も進む:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000046445.html
※注:2024年6月 当社調べ

【iOS版】
[画像7: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-7fc37a9ed038937a736d-5.png ]


【Android版】
[画像8: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-5b8660e1c93e8a2febfd-6.png ]

・製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)/ Qurum (クルム)
[画像9: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-64e739114975aa607884-7.png ]

 長年、頭蓋形状矯正ヘルメットの製造を行なってきた株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の先生方とともに、開発検討委員会を組成し、共同開発。最先端の3Dプリンタによる日本製ヘルメットで、高い通気性でムレにくく、ヘルメットだけでなくクッション自体も水洗いが出来ます。メカニズムからデザインまで、赤ちゃんに必要なことをカタチにしました。
 プロダクトそのものの高い品質に加え、当社ヘルメットの取り扱いをご希望される医師には、ヘルメット適正治療研修会への参加と治療実績のある先行医療機関(大学病院)への見学を必須としています。当社ヘルメット導入後も、医師にはヘルメット適正治療研修会への継続参加をお願いしております。
 親御様が、頭蓋健診とヘルメット治療を安心して受けられるよう、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とする先生方と決定し導入した当社独自の基準です。
「最高の安心」のためにできること。ヘルメット治療の導入と導入後のプロセスもわたしたちの品質のひとつです。
https://japanmedicalcompany.co.jp/qurum/

・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて
[画像10: https://prtimes.jp/i/46445/77/resize/d46445-77-e4bd488f33ce4b30c72a-8.png ]

 ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。赤ちゃんの“頭のゆがみ“を矯正するヘルメット「QurumFit(クルムフィット)」「Qurum (クルム)」の開発、製造、販売を行っております。
 ヘルメットを用いた累計症例数は15,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡大を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設立:2018年5月
■代表取締役CEO:大野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーのプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445

・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp

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