1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

ドイツのデザインハウスSemsoTec Groupに出資、資本業務提携で自動車事業における欧州ビジネス拡大へ

PR TIMES / 2024年11月13日 12時45分



 デクセリアルズ株式会社(本社:栃木県下野市、代表取締役社長:新家 由久、以下、当社)は、このたび、ドイツの自動車のデザインハウスSemsoTec Holding GmbH(本社:ドイツ ガーヒング・バイ・ミュンヘン、Founder and Managing Director:Jochen Semmelbauer)を中核企業とするSemsoTec Group(以下、セムソテック社)とのより強固なパートナーシップと事業連携を見据えて、出資および資本業務提携に関する契約を締結したことをお知らせします。
 当社は、2024年10月1日現在、SemsoTec Holding GmbH傘下の子会社2社に対して合計8百万ユーロ(約13億円)の出資を完了し、当該2社は当社の持分法適用会社となっています。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64805/77/64805-77-6b1bed7937a12bdc35069d085c21f094-2041x299.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 2012年※1に事業を開始した当社は、スマートフォンなどのエレクトロニクス機器、電装化が進む自動車に欠かせない電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛け、国内8(子会社拠点含む)、海外12の製造・販売拠点で事業を展開しています。セムソテック社は、自動車、スマートホーム、ハイエンドコンシューマー機器など様々な分野の複雑なHMI※2(ヒューマン・マシン・インターフェース)ユニットに対応する、ディスプレイおよびタッチ操作に特化したエンジニアリング、開発、インテグレーションを提供する企業グループであり、欧州を中心に広範な顧客基盤を有しています。

 両社は、2017年からコミュニケーションを開始し、2020年10月の協業開始以来※3、当社の光学弾性樹脂(SVR)を中心に主に車載ディスプレイの設計に組み入れる検討をすすめ、両社で完成車メーカーや車載ディスプレイを手掛けるお客さまに、材料および技術ソリューション提案をおこなってきました。また、2023年10月には、セムソテック社が立ち上げた「光学ソリューションセンター」※4内に、車載ディスプレイの新しいトレンドである大型・曲面・異形化ディスプレイ向け塗布・貼合装置を導入しました。その施設において、当社材料とこれらの装置を用いた試作・評価・検討を、複数のお客さまと一緒に進めるなど、当社はセムソテック社を通じ、自動車のデザイントレンドの発信地であるドイツでのプレゼンスを着実に高めてきました。

 今回の資本業務提携は、両社のパートナーシップおよび事業連携を深化させ、事業成長の加速を図ることを目的としています。当社は、2024年5月に発表した「中期経営計画」※5の基本方針の一つである「成長領域での事業拡大」において、2028年度の自動車事業の売上高目標を現在から2倍超の300億円と設定し、海外市場での販売網の拡大を重要課題の一つとして取り組みます。セムソテック社は、さらなる事業拡大に向けて、当社のサポートを受けマーケティング機能および生産体制の強化などを図ります。
 両社の強固な関係を通じて、欧州自動車業界におけるプレゼンス向上とともに、セムソテック社の有する、欧州を中心とする強固で幅広い顧客基盤を活用し、OEMへのデザイン・イン活動※6、Tier1のお客さまへの材料・ソリューション提案を共同で実施します。さらには、アジアの主要な二次サプライヤーであるディスプレイメーカーへのスペック・イン活動※7を共同で行うことで、欧州のみならず、アジア市場においても新たなビジネス機会を創出することを目指します。

 欧州における産業と自動車ビジネスに深い知見とネットワークをもつセムソテック社と、より強固でスムーズな連携を実現し、社会課題の解決を支えるデジタル・テクノロジーの進化に不可欠な高付加価値製品、技術・ソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現への貢献と、持続的成長、そして、企業価値向上を目指します。

※1:2012年にソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社よりデクセリアルズ株式会社に社名変更し、事業を開始。
※2:ヒューマン・マシン・インターフェース。人間と機械が情報をやり取りする手段、そのための装置やソフトウェアなどの総称。
※3:ドイツ・SemsoTec Groupとデクセリアルズが協業~車載ディスプレイの技術サポート体制を構築~
※4:SemsoTec Groupと共同でドイツ・カームに車載ディスプレイのための光学ソリューションセンターを設置
※5:中期経営計画 2028「進化の実現」とパーパスの策定について
※6:最終顧客との対話で隠れた課題を見つけ出し、最適なソリューションの提案を行う活動。
※7:サプライチェーンの直接顧客を訪問し、お客さまの技術的な課題に対する適切な解決策を共に探求する活動。
                                            以上

1.本資本業務提携の概要について
・提携先会社 :SemsoTec Holding GmbH
・出資先会社 :1.SemsoTec GmbH、2.SemsoTec Engineering Services and Product GmbH
・契約締結日 :2024年10月1日
・出資額 :合計8,000,000ユーロ

2.本資本業務提携の内容
 以下の取り組みを通じて両社のパートナーシップおよび事業連携を深化させ、事業成長の加速を図ることを目的としています。自動車事業、その他の事業でのさらなる成長を通じて、欧州ビジネスの拡大を目指します。
 ・セムソテック社のもつ自動車向け最先端ディスプレイ設計技術・インテグレーション能力と、当社 
  のもつ材料およびプロセス技術の融合による信頼性と品質が実証されたソリューションの創出
 ・両社のビジネス成長に資するコラボレーションの実現
 ・セムソテック社の有する、欧州を中心とする強固な顧客基盤を活用し、OEMへのデザイン・イン活
  動、Tier1メーカーへの材料・ソリューション提案を共同で実施
 ・アジアの主要な二次サプライヤーであるディスプレイメーカーへのスペック・イン活動を行うこと
  で、欧州のみならず、アジア市場においても新たなビジネス機会を創出

3.代表メッセージ
デクセリアルズ株式会社
執行役員 オートモーティブソリューション事業部長 大嶋研太郎
デクセリアルズとセムソテック社は、2017年からコミュニケーションをスタートし、2020年からは自動車向け事業に関する協業を開始しております。自動車の電動化や自動運転の高度化といった大きな技術トレンドのなかで、当社とセムソテック社では、欧州のお客さまを中心に、当社の材料および技術ソリューションの提案を積極的に行ってきました。このたびの資本業務提携により、互いの特徴を生かして自動車向け事業の拡大を目指していくことはもとより、人財のサポートや新規事業の拡大支援など、互いの成長の可能性を狭めず、両社の持続的成長に繋げていきます。当社は、独自の技術に裏打ちされた高品質な機能性材料を手掛け、材料の革新並びにソリューション提供を通じて、社会課題の解決を目指しています。これからも、車載ディスプレイおよびセンシング向けソリューションをグローバルに提供し続け、自動車の進化に貢献してまいります。



[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64805/77/64805-77-29ddf6c1d0b0e3a754f57fcc09022f7a-1621x1934.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


SemsoTec Group
Founder and Managing Director Jochen Semmelbauer
SemsoTec Groupは、最新のHMIシステムの分野において、技術レベルの高い独立系コンサルティングで知られています。自動車分野だけではなく、スマートホームアプリケーション、医療や船舶用モニター、EV充電分野において、幅広い材料、プロセス、技術に関して長年携わってきました。私たちは常に効率的で高品質なソリューションに焦点を当てており、それぞれの最終アプリケーションに理想的にカスタマイズできるよう、部品選定から量産まで幅広く対応しています。また、最新かつ検証済みの技術が現地でも利用できることを、品質における最も重要な基準のひとつと考えています。2023年には、ドイツのカームにある生産拠点において、デクセリアルズとの協力により新しい光学ソリューションセンターが設立されました。ここでは、曲面、特殊形状、FOGボンディングなどのタッチディスプレイ要件に対応する特殊なソリューションが、長年にわたって成功をおさめてきたボンディング材料と技術を使って実現できるようになりました。同時に、使用する材料を広範囲にテストし、検証する機会も提供しています。小ロット、特別なサンプル、そしてご希望があれば、量産のための顧客プロセスもここで実施できます。デクセリアルズとSemsoTec Groupの協力は、両社にとって価値のある強固なパートナーシップであり、新たな市場確立だけでなく、顧客ロイヤルティと顧客満足度の向上も期待されます。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64805/77/64805-77-246d4aa04fc76a3874b4c73348473c88-1570x1932.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



4.会社概要について
■デクセリアルズ株式会社
当社は、スマートフォンやノートパソコンをはじめとするエレクトロニクス機器、電装化が進む自動車に欠かせない電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛けています。また、さらなる成長と持続可能な社会の実現に貢献していくための起点として、2024年5月に、「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。」を自社のパーパス(経営理念と企業ビジョン、パーパス | 会社情報 | デクセリアルズ株式会社 (dexerials.jp))として掲げ、5カ年の新しい中期経営計画を策定しました。
会社名:デクセリアルズ株式会社
本 社:栃木県下野市下坪山1724
代表者:代表取締役社長 新家 由久
設 立: 2012年6月20日
公式ウェブサイト:https://www.dexerials.jp/
中期経営計画:https://www.dexerials.jp/ir/management/plan.html

■SemsoTec Group
SemsoTec Groupは、SemsoTec Holding GmbHを中核企業とする、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)やディスプレイソリューションの研究開発、製品開発を行う企業グループとして、自動車のダッシュボードに搭載される車載ディスプレイのデザインと運転席全体のコンセプト作りを強みとしています。視認性向上に深い知見を持ち、ディスプレイ生産におけるプロセス技術の開発やサンプル販売を手掛けています。
【中核企業】
会社名:SemsoTec Holding GmbH
本 社:ドイツ ガーヒング・バイ・ミュンヘン Schleißheimer Straße 91a, D-85748
代表者:Jochen Semmelbauer
設 立:2009年
公式ウェブサイト:https://semsotec.de/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください