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開発の1/3以上の工数を占めるソフトウェアテスト、そこにかけるコストの最適な水準とは。

PR TIMES / 2024年12月10日 12時45分

オーティファイがソフトウェアテストにかけるコストと売上、開発生産性、業務満足度の観点で相関関係の調査を実施。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-87b2eb89ca9086f5eda43c8f5b2efe82-1200x628.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AIと人の総合力でソフトウェア開発・テストプロセスを包括的に支援するプラットフォーム「Autify」を開発・提供するオーティファイ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:近澤良)は、ソフトウェア開発・ソフトウェアテストの責任者429名を対象に、ソフトウェアテストにかけるコストと、売上や開発生産性、業務満足度との相関関係について調査を実施しましたので、お知らせいたします。
調査背景
過去当社で実施した「ソフトウェアテストにかけるコストに関する実態調査」においても、大企業のソフトウェア開発等の責任者の53.8%がコストの肥大化を課題と感じており、ソフトウェアテストのコストの最適化が、企業にとって重要な取り組みであることが推察されます。一方で、無理なコストカットによりプロダクトの品質が下がり、売り上げや企業価値が毀損されるケースも散見されており、どの程度まで、どのような手法でコストを下げるのか、その最適を判断するのは非常に難しいと言えます。本調査では、そういった状況を踏まえ、売上、開発生産性、業務満足度という3つの観点が、ソフトウェアテストにかけるコストとどの程度相関性があるのかを調査しました。
調査概要
- 調査名称:ソフトウェアテストへの注力と売上に関する比較調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2024年10月7日~同年10月9日
- 有効回答:社内でソフトウェアテストを行っている大企業(従業員数1,000名以上)のソフトウェア開発・ソフトウェアテストの責任者429名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

ソフトウェアテストにかけている金銭的コスト、「開発費用全体の20~30%未満」が最多
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-cff6bc97204384fe310449d858f8f68a-1087x594.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「IT予算の中で、ソフトウェアテストが占める割合はどの程度ですか。」(n=429)と質問したところ、「20%~30%程度」が25.4%、「30%~40%程度」が21.9%、「10%~20%程度」が21.4%という回答となりました。

2024年6月にオーティファイが、ソフトウェア開発を行っている大企業(従業員数3,000名以上)のソフトウェア開発・プロダクト開発・ソフトウェアテストの責任者104名を対象に実施した、「ソフトウェアテストにかけるコストに関する実態調査」でも、「開発費用全体の20~30%未満」が最も多く、次点で「開発費用全体の30~40%未満」となっていたことから、従業員規模が1,000名以上になるとソフトウェアテストにかけるコストのボリュームは大きく変わらないことがわかります。

ソフトウェア開発部門で売上以外に目標としている指標、「プロジェクト納期の遵守率」が最多、次点で「コスト」
「お勤め先のソフトウェア開発部門では、売上以外にどの指標を目標に設定していますか。(複数回答)」(n=429)と質問したところ、「プロジェクト納期の遵守率」が51.0%と最多となり、次点で「コスト最適化」が49.4%となりました。

こちらも以前実施した「ソフトウェアテストにかけるコストに関する実態調査」で「開発期間の長期化」と「コストの肥大化」を課題として挙げられる割合が多かったことから、大企業のソフトウェア開発部門において、それらの課題の解決が組織として重視されていることがわかります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-58228a878e55966c7890dc2e7fc48ea4-1087x594.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


一定規模まではソフトウェアテストにコストをかけるほど売上高成長率も上がるが、30%を超えるとその傾向は鈍化傾向に
「直近の過去2期を比較し(一昨年度と昨年度)、お勤め先のソフトウェア開発部門における売上高成長率を教えてください。」という質問への回答を、ソフトウェアテストにかける予算比率ごとに集計を行ったところ、売上高成長率が40%を超える企業の割合は、ソフトウェアテストへの予算比率に応じて上昇する傾向が見えるものの、ソフトウェアテストへの予算比率が30%を超えると、それ以上の予算を投下してもほぼ横ばいとなることがわかりました。

プロダクトのフェーズに売上成長率やコスト比率は一定依存すると考えられるものの、売上高成長率の観点では、ソフトウェアテストにかけるコストとの相関は30%前後で頭打ちとなるため、それ以上コストがかかっている企業ではコストの削減を一考する価値があると考えられます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-d0c2e72a3e2fdbe49f5eda6805193094-1087x594.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ソフトウェアテストにかけるコストが10%を超えると、自組織の開発生産性や業務満足度の水準は横ばいに
「お勤め先のソフトウェアテストに関する業務の生産性は高いと思いますか。」「お勤め先のソフトウェアテストに関する業務内容に対するあなたの満足度を教えてください。」という質問への回答を、ソフトウェアテストにかける予算比率ごとに集計を行ったところ、「非常にそう思う/満足している」「ややそう思う/満足している」と回答する割合は、10%を超えるとほぼ横ばいとなることがわかりました。

開発生産性、および業務満足度という観点ではソフトウェア開発の10%以上コストをかけているかどうかで傾向が分かれるものの、それ以上では有意差がないことから、まだソフトウェアテストにコストをほとんどかけていない企業においては、よりコストをかけてプロダクトの品質を高める意義があると考えられますが、それ以上の水準においてはコスト削減による開発生産性・業務満足度の低下などのリスクは少ないと考えられます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-933396d529d86ae7f04d900411bcf398-1087x594.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-c0fc401edaf5def8444c1ce8098ba085-1087x594.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



まとめ
ソフトウェア開発・ソフトウェアテストの責任者429名を対象に、ソフトウェアテストにかけるコストと、売上や開発生産性、業務満足度との相関関係について調査したところ、売上については開発全体のコストの30%までは売上とソフトウェアテストにかけるコストの相関性があることがわかりました。

一方で、一定水準を超えるとその相関性は薄くなることから、ソフトウェアテストに開発全体のコストの30%以上をかけている企業ではコスト削減の検討が有効であるとも考えられます。

またその際、開発生産性や業務満足度という観点では、ソフトウェアテストに開発全体のコストの10%以上をかけている状況であれば、コストの大小で生産性・満足度の増減の傾向が見られなかったことから、コスト削減の検討においてそういった観点がリスクとなる可能性は本調査からは低いと想定されます。

オーティファイでは、AIと人の総合力でソフトウェア開発・テストプロセスを包括的に支援し、市場での競争力を高めるサポートを行っています。

AIと人の総合力でソフトウェア開発・テストプロセスを包括的に支援するプラットフォーム「Autify」について
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/78/49466-78-d861bc70d58553f6bcaa8467447def09-1600x548.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


オーティファイ株式会社は「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」をミッションに掲げ、AIと人の総合力でソフトウェア開発サイクルを包括的に支援するQuality Engineeringプラットフォームを提供しています。国内外でエンジニアとしてキャリアを積んだオーティファイCEO近澤の「多様化するユーザーのニーズに即座に対応するために、開発に集中できる環境を作りたい」という想いから生まれました。オーティファイが開発・提供するプラットフォームは、AIを活用したノーコードテスト自動化ツール「Autify NoCode」、生成AIがテストケースを自動生成する「Autify Genesis」、そして、Autifyの品質保証・自動化プロフェッショナルによるテスト自動化導入支援・品質保証サービス「Autify Pro Service」の3つで構成されており、IT予算のおよそ1/3を占めるソフトウェアテストの効率化、さらには開発組織の生産性向上を実現します。
公式ページ:https://autify.jp/
会社概要
会社名:オーティファイ株式会社 (日本支社)
所在地:〒103-00 東京都中央区東日本橋2丁目22-1 クロスシー東日本橋ビル6階
代表者名:近澤 良
創 業: 2016年9月2日
事業内容:AIを用いたソフトウェアテスト自動化ツール「Autify」の開発・販売
ウェブサイト: https://autify.jp
本件に関するお問い合わせ先
広報窓口 Email:press@autify.com

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