1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

LIXIL・熊本赤十字病院・GK設計の3者で、保健医療・防災環境に関する共同研究を開始

PR TIMES / 2020年6月25日 15時40分

~医療防災シーンにおける可動式アメニティブース「withCUBE」を利用検証~

 株式会社LIXILは、熊本赤十字病院、ならびに株式会社GK設計とともに、LIXILが開発した可動式アメニティブース「withCUBE」を活用した、保健医療・防災環境に関する共同研究契約を締結し、6月23日より利用検証を開始しました。



 現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐため、多くの病院では仮設型の隔離スペースや臨時診療室を必要としています。これらの仮設空間は衛生的であることはもちろん、機動性やプライバシーが確保できることが重要となります。また、非常時だけでなく平常時も、用途を変更しながら利用できることが望まれています。

 これまで、熊本赤十字病院は国際救援の基地として、医療災害救援における仮設空間などに関する研究開発活動を行ってきました。また、GK設計は、熊本赤十字病院とともに2010年に医療、防災およびモビリティ分野の社会問題解決に向けた研究を開始しています。一方、LIXILが開発しGK設計がデザインに携わった「withCUBE」は、管理者の求めるフレキシブル性・経済性と使用者の快適性を追求した、誰もが使いやすい“おもいやり・おもてなし”の空間を目指して設計されており、特にその衛生面に強みがあります。その特長が医療・防災現場におけるニーズと合致し、この共同研究を開始する運びとなりました。

 本研究では、平常時と非常時(感染症発生時や災害時)の各シーンを想定した利用検証を進め、医療・防災現場における仮設空間の利便性向上と衛生課題の解決を目指します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/15099/79/resize/d15099-79-956296-0.png ]

(左)利用検証用「withCUBE」外観 (右上)平常時の使用例 (右下)非常時の使用例

 今回、「withCUBE」を通常よりもサイズを大きくし、ストレッチャーの入退室・コンセントの使用などを可能にしました。平常時は、「withCUBE」を会議室や面談室として活用します。非常時には用途を変更し、隔離スペースや処置室としての活用を想定しています。これらの各シーンを想定した「withCUBE」の利用検証を進め、さまざまな関係者からのフィードバックを通じてその有効性を確認し、製品機能の改善や今後の開発に役立てていきます。

 衛生に対する関心が高まる中、本研究を通じて医療・防災現場の仮設空間の在り方を研究することで、命を支える社会基盤サービスを整え、豊かで快適な暮らしを支えていくことを目指します。

<株式会社LIXIL LIXIL Water Technology Japanサービス事業推進部長 田中義親のコメント>
このたび、LIXILがこれまで培ってきたトイレユニット設計の技術が、医療シーンや救援シーンに活かされることを大変光栄に思います。「withCUBE」は、「いつでも・どこでも・必要な数だけ」というコンセプトのもと、清潔性やデザイン性だけでなく、施工性、耐震性、可動性に優れた空間形成を可能にします。この共同研究を通じて、「withCUBE」が医療・防災現場の課題解決の一助となることを願います。

<熊本赤十字病院 副院長兼国際医療救援部長 宮田昭のコメント>
災害は実に様々な顔をして私たちの前に現れます。阪神淡路大震災以降、四半世紀以上にわたって国内外の様々な災害現場や感染症対策で被災者救援に当たってきた私たちにとって、「withCUBE」は多くのシチュエーションで役立つ新たなコンセプトに基づく素材であると考えています。GK設計、LIXILと共に本研究を通じて平時から災害時まで、地震からパンデミックまで活用可能な医療環境の構築を目指したいと考えています。

<株式会社GK設計 取締役副社長 加藤完治のコメント>
「withCUBE」は、機能的・構造的な「独立性」と、どこへ移動しても機能を変化させない「可動性」を備えたデザインとすることで、都市環境だけでなく、医療や災害現場においても役割を担う可能性を持つと考えています。設置場所や用途、設備、運用に規定されることなく、平時・非常時の活動に応じて、臨機応変に変化し柔軟性を発揮する「道具」として、医療災害支援で新たな価値を創ることに期待しています。


<参考資料>
■共同研究概要

研究期間
2020年6月23日~2021年3月31日
研究エリア
熊本赤十字病院 研修・研究センター4階 ホワイエ
研究概要
平常時と非常時の各シーンを想定した利用検証を進め、医療・防災現場の仮設空間の在り方を研究する。
・平常時の利用シーン例:会議室、面談室
・非常時の利用シーン例:隔離スペース、特別処置室、職員用宿泊室
利用検証用「withCUBE」特長
[画像2: https://prtimes.jp/i/15099/79/resize/d15099-79-819572-1.png ]

・どこでも組立、分解、リユースが出来る
利用検証用「withCUBE」は、通常の1.5倍サイズ(長さ2400mm×奥行2400mm×高さ2400mm)のブースで合計19枚のパネルで構成されています。パネル同士は全て共通の楔型金物でジョイントする構造を取っており、 組立に必要な道具は六角レンチ1本のみです。移設が必要になった際にも、簡単に一度分解しリユースすることが可能です。

・明るく快適な内部空間
明るい室内照明と換気可能な窓、コンセントを設置し、様々なシーンで安心して利用できます。また、ストレッチャーごと入退室が可能なように折れ戸の有効開口を広げ、利便性に配慮しています。

・用途に応じたサイン表示
平常時と非常時のそれぞれの用途に応じてサイン表示を変更できます
[画像3: https://prtimes.jp/i/15099/79/resize/d15099-79-603030-2.png ]

可動式アメニティブース「withCUBE」について:https://newsrelease.lixil.co.jp/news/pdf/2020021202.pdf

■LIXILについて
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約75,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
LIXILなどのブランドを展開する、株式会社LIXILグループ(証券コード: 5938)は、2020年3月期に1兆6,944億円の連結売上高を計上しています。
LIXILについて:www.lixil.com/jp、https://www.facebook.com/lixilcorporation/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください