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和製ハーブ「クロモジ」エキス配合飴の摂取により風邪症状が低減

PR TIMES / 2019年11月11日 16時55分

養命酒製造株式会社(本店:東京都渋谷区 代表取締役社長 塩澤太朗)と愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター(愛媛県東温市 センター長 伊賀瀬道也)の共同研究グループは、2017/2018シーズンに実施した「クロモジエキス配合飴」のインフルエンザ予防効果に関するヒト試験において、同様に調査した風邪症状について、解析を行いました。その結果、クロモジエキス配合飴摂取群が、プラセボ飴摂取群に比べ、風邪症状の有症期間(※)が短いことが明らかとなり、インフルエンザの予防効果に加え、風邪症状の軽減効果もある可能性が示されました。
また、この研究結果について執筆された論文が、『Glycative Stress Research』のWebジャーナル(2019年9月30日発行)に掲載されました。
※発熱、喉および鼻の自覚症状がいずれか1つ以上あった期間



[画像1: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-310973-5.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-261034-8.png ]

【ヒト試験の概要】
愛媛大学医学部附属病院に勤務する看護師ら男女134名を対象に、二重盲検試験を実施。1日3回、12週間を試験期間とし、クロモジエキスを67mg配合した飴を摂取したグループと、プラセボ飴を摂取したグループで、インフルエンザ罹患の有無、風邪症状(発熱、喉症状、鼻症状の有無および有症日数)の調査結果を比較した。

【結果の概要】
クロモジ配合飴摂取群の風邪症状の有症期間は、プラセボ飴摂取群に比べ有意に少なく、症状別では喉症状および鼻症状が少なかった。また、風邪症状に似た花粉症症状の影響を受ける前の75日までの集計では有症期間の差はより顕著であった。


愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター
センター長 伊賀瀬道也(いがせみちや)氏

[画像3: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-356074-0.jpg ]


これまでの基礎研究により、クロモジエキスには1.ウイルスの不活化作用と、2.感染後の増殖を抑える作用があることが報告されており、その作用はウイルスの特性に依らない「非特異的」であることが分かっています。
今回の解析により、インフルエンザのみならず風邪症状についても有症期間が短くなっていたことが新たに判明しました。これは、風邪に感染してしまった後でも、クロモジエキス配合飴を摂取することでウイルスの増殖が抑えられ、予後が良好となったのではないかと考えられます。風邪はインフルエンザ同様、のどなどの上気道で感染するウイルス性の感染症です。本試験では、クロモジエキスを飴に配合して摂取してもらいましたが、飴をなめている数分間、クロモジのエキス成分がのどを通り過ぎながら作用することが、本結果に寄与したと考えられます。
風邪は毎年多くの人が罹患しますが、ワクチンや抗ウイルス薬など、直接的に予防できる手段がありません。普段の手洗い・マスクなど基本的な予防対策に加え、手軽に始められるのど飴習慣をプラスしてみてはいかがでしょうか。


■クロモジについて

[画像4: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-440782-2.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-331910-3.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-787534-1.jpg ]

クロモジは、日本の山地に自生するクスノキ科の落葉低木です。リラックス作用が期待されるリナロールを主成分とするよい香りがあり、古くから楊枝や香木、生薬(烏樟:うしょう)として使われてきました。今後もクロモジエキスの健康素材としての可能性を研究して参ります。


養命酒製造株式会社
代表者名:代表取締役社長 塩澤太朗  
東京都渋谷区南平台町16-25  
https://www.yomeishu.co.jp/
    
愛媛大学医学部附属病院
代表者名:病院長 三浦裕正  
愛媛県東温市志津川  
https://www.hsp.ehime-u.ac.jp/


以下、参考(今回の結果を導くにあたって、先に行われた試験について)

■クロモジエキス配合飴のインフルエンザ予防に関するヒト試験(愛媛大学医学部・養命酒製造)

愛媛大学医学部附属病院に勤務する看護師ら男女135名(1名脱落)を対象に、二重盲検試験を実施しました。クロモジエキスを67mg配合した飴を摂取したグループとプラセボ飴を摂取したグループを比較。クロモジエキス配合飴摂取群(毎日3回、12週間)は、プラセボ飴摂取群より、インフルエンザ感染者数が有意に少ない結果となりました。
なお、インフルエンザウイルスのA型、B型の違いでは、プラセボ飴摂取群では感染者9名中A型6名、B型3名であったのに対し、クロモジエキス配合飴摂取群の感染者はA型0名、B型2名であり、A型に対する効果が顕著でした。
[画像7: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-981573-6.jpg ]

看護師ら男女134名を2グループに分け、それぞれクロモジエキスを配合した飴と、クロモジエキスを配合していないプラセボ飴を1日3回、12週間毎日摂取してもらったところ、インフルエンザ感染者数は、前者が2名、後者が9名で、クロモジエキスを摂取した群の方が有意に少なかった。

※本研究内容について執筆した論文は『薬理と治療』(2018年46巻8号、2018年8月30日発刊)に掲載され、
2018年8月31日に養命酒製造・愛媛大学よりプレスリリースしています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000023613.html


■クロモジエキス配合飴の抗ウイルス作用に関する基礎試験(養命酒製造)

[画像8: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-283609-7.png ]


愛媛大学のヒト試験で使用したクロモジエキス配合飴について、A型インフルエンザウイルスに対するin vitro試験を実施したところ、クロモジエキス配合飴にインフルエンザウイルスの増殖を抑える十分な効果があることを確認しました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/23613/79/resize/d23613-79-839335-4.png ]

培養細胞にインフルエンザウイルスを1時間添加して感染させ、その後ウイルスを除去。その後、ヒト試験に使用した飴を緩衝液で溶解し、各濃度に調製して細胞に添加した。
72時間後に生細胞を染色し観測したところ、30㎍/mLの濃度でほぼ100%の細胞が生き残っていた(右図)。ヒト試験に用いた飴をなめた時の唾液中のエキス濃度は平均して1mg/mLであると推定されるため、本試験ではインフルエンザウイルスの増殖を抑えるのに十分な量のクロモジエキスが飴に配合されていることが確認できる。

※本研究内容は2019年9月に行われた、日本防菌防黴学会 第46回年次大会にて発表されました。

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