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【映画館でオペラを】ヨナス・カウフマン主演/激しい情熱を品格と美に昇華させたロイヤル・オペラ『アンドレア・シェニエ』9/20(金)公開!音楽監督アントニオ・パッパーノが有終の美を飾る!

PR TIMES / 2024年9月19日 17時40分



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 世界最高の名門歌劇場である英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで体験できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」。今シーズンは、『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24』として、全8作品<バレエ4作品/オペラ4作品>でお届けする超豪華選りすぐりのラインナップ。ライブでの観劇の魅力とは一味違う、映画館の大スクリーンと迫力ある音響で、日本にいながらにして最高峰のオペラとバレエの公演を堪能できる、至極の体験をお届けします。

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24』のラストを飾るのは
激しい情熱を品格と美に昇華させたロイヤル・オペラ『アンドレア・シェニエ』
オペラ評論家、香原斗志氏の解説とともに見どころを一挙ご紹介!

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16700/80/16700-80-89bf89e73eb741a932c0f3deaeee3932-2000x1335.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




 2002年の就任から音楽監督を務めたアントニオ・パッパーノが本拠地ロンドンで音楽監督として最後に指揮をしたのが《アンドレア・シェニエ》。フランス革命をはさんだ激動の時代を舞台に、実在した詩人アンドレア・シェニエを中心に、伯爵令嬢マッダレーナ、彼女の家の従僕ジェラールらの運命が、革命の前後で劇的に変わっていく様を描いている。
 「アントニオ・パッパーノが退任前の最後の上演にこの作品を選んだのは、とても納得がいく。そしてパッパーノの手腕により、激しい情熱は品格と美に昇華させられた。」と香原氏が語るように、運命に翻弄される彼らの愛と嫉妬と死を情熱的に描く物語は、スピーディな展開とともに、変化に富む音楽は雄弁な管弦楽に支えられ、人物の情熱はそのまま旋律となって聴く人の心を揺さぶる。
2015年に初演されたデイヴィッド・マクヴィカー演出舞台の再演となる本作は、読み替えも時代の移行もなく、第1幕はフランス革命前後、第2幕から第4幕はその5年後として描かれる。香原氏は見どころとして「歴史の細部が大切にされ、その結果、洗練された舞台装置や衣裳は簡略化や抽象化されることなく、細部まで徹底して作り込まれてごまかしがない。しかも、どの場面も人物の動きをふくめ映画のように作り込まれている。」と本作の徹底された舞台の作り込みについて熱を込めてコメントしている。
 そして歌手たちの高度な歌唱力にも注目いただきたい。《アンドレア・シェニエ》は残酷な暴力などの描写を多用し、音楽的には声楽技巧を排した直接的な感情表現に重きを置くことを特徴とする「ヴェリズモ・オペラ」に属した作品。一般に「ヴェリズモ・オペラ」は、歌手たちが声を張り上げて感情を表し、激しい情熱はいわゆる「泣き」を入れて表現するというイメージが強いが、本作について香原氏は「このオペラにみなぎる情熱は、剥き出しの感情としてではなく、すぐれた歌手たちの高度なテクニックを前提にした、ニュアンスたっぷりの洗練された歌唱として表現される。それはパッパーノの徹底した指示もあってのことだろう。その結果、声は雄弁で細やかな管弦楽と見事に一体化する。」とこの舞台ならではの表現に賛辞を送っている。名歌手たちの磨き抜かれたパフォーマンス、そして洗練された完璧な音楽によって作り上げられた《アンドレア・シェニエ》。至高のオペラ体験をぜひ劇場でご堪能いただきたい。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16700/80/16700-80-9106eda12b028819416630fca05ee74a-2000x1324.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


香原斗志(オペラ評論家)『アンドレア・シェニエ』解説全文はコチラ
https://tohotowa.co.jp/roh/news/2024/09/17/kaisetsu_andrea_chenier2023/

<ロイヤル・オペラ『アンドレア・シェニエ』作品情報>

【STORY】
フランス革命前夜。コワニー伯爵家の従僕ジェラールは令嬢マッダレーナに密かに思いを寄せていたが、貴族の傲慢さに怒って民衆の革命運動に身を投じる。コワニー家の夜会に招かれていた詩人アンドレア・シェニエは、彼をからかったマッダレーナに「あなたは愛を知らない」と歌いかける。それから5年後。革命時に襲撃してきた民衆に母親を殺されたマッダレーナは、かつて召使だったベルシに助けられパリ市内に身を隠している。彼女はシェニエと再会し助けを求めるが、マッダレーナを探し求めていたジェラールがシェニエを逮捕する。シェニエは裁判にかけられ死刑を求刑されるが…。

《アンドレア・シェニエ》
音楽:ウンベルト・ジョルダーノ
台本:ルイジ・イッリカ
(ソンゾーニョ音楽出版社)

指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
再演演出:トーマス・ガスリー
美術:ロバート・ジョーンズ
衣裳:ジェニー・ティラマーニ
照明:アダム・シルヴァーマン
振付・ムーヴメント:アンドリュー・ジョージ
再演振付:アグルツァーネ・アリエン

ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(Tritticoとの契約による首席客演コンサートマスター:ヴァスコ・ヴァッシレフ)

〈キャスト〉
アンドレア・シェニエ:ヨナス・カウフマン
マッダレーナ・ディ・コワニー:ソンドラ・ラドヴァノフスキー
カルロ・ジェラール:アマルトゥブシン・エンクバート
家令:サイモン・ソープ
年老いた庭師:リチャード・ホリデイ
ベルシ:カティア・ルドゥー
コワニー伯爵夫人:ロザリンド・プロウライト
ピエトロ・フレヴィル:ウィリアム・デイズリー
フィランドロ・フィオリネッリ:リッチ・ギティンス
修道院長:アレッド・ホール
マテュー:ジェイムズ・クレヴァートン
ホラチウス・コクレス:マイケル・ケネス・スチュワート
密偵:アレクサンドル・クラヴェツ
ルーシェ:アシュリー・リッチーズ
マクシミリアン・ロベスピエール:アンドリュー・ホブデイ
マデロン:エレナ・ツィリオ
マデロンの孫:マルケル・スチュワート=アリエン
フーキエ=タンヴィル:エディー・ウェイド
ラヴァル=モンモランシー:アイリーン・ハーディー
デュマ:ジェイミー・ウラード
グラヴィエ・ド・ヴェルジェンヌ:リチャード・ホリデイ
イディア・レグレイ:ジュディス・ゲオルギ
シュミット:ジェレミー・ホワイト


9/20(金)~9/26(木)TOHOシネマズ 日本橋 ほか1週間限定公開!

■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/   

■配給:東宝東和

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=WtJnaoX-Has ]

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