月に20時間以上かかる個人情報のマスキング作業がたったの数分に!note株式会社がインサイトテクノロジーのデータマスキングソフトウェア「Insight Masking」を導入
PR TIMES / 2025年1月16日 15時45分
個人情報保護と生成AIを活用した問い合わせ対応の両立で、より手厚い顧客サポートを実現
株式会社インサイトテクノロジー(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:森田 俊哉、以下:インサイトテクノロジー)は、個人情報を保護しながら生成AIを活用できる体制づくりを目的として、自社開発のデータマスキングソフトウェア「Insight Masking」がnote株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役CEO:加藤 貞顕)に導入されたことをお知らせします。
本事例については、インサイトテクノロジーのコーポレートサイトに公開しています。
本事例を見る
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/87136/81/87136-81-be9bbf1c104d49e49b2aca0f403c46d8-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Insight Masking導入の背景
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げ、メディアプラットフォーム「note」を運営するnote株式会社(以下:note)では、AIなどの新しい技術を積極的に活用しています。その一環として、問い合わせ業務の自動化と効率化を目指し、生成AIの活用を検討していました。
しかし、noteの問い合わせフォームはユーザーが自由に文章を入力できるテキストエリアで構成されており、入力内容にはアカウント名、氏名、住所、クレジットカード番号など、多様な個人情報が含まれる場合があります。noteの社内ガイドラインでは個人を特定できる情報などを生成AIに読み込ませることが禁じられており、個人情報保護とデータ活用の両立が課題となっていました。
そこで、個人を特定する情報を適切にマスキングして生成AIにデータを読み込ませることができないか検討、内製によるPythonを用いたマスキングなどを試した結果、AIとルールベースにより自動かつ高精度なマスキングができる「Insight Masking」が採用されました。
※ルールベース:AIでは検知しきれない業界特有の単語などを、正規表現などを用いて検知対象として追加できる機能のこと
Insight Masking導入の効果
「Insight Masking」は、大規模言語モデルを活用して、個人情報を速く・正確に匿名化することができるデータマスキングソフトウェアです。
noteでは、「Insight Masking」導入により次のような効果がありました。
- 個人情報を含むデータを、情報漏洩などのセキュリティリスクを低減しながら、生成AIなどで安全に活用できるようになった。
- 人力で実行すると月に20時間以上が必要だったマスキング作業の工数が、わずか数分にまで削減できた。
- AIとルールベースの併用により、フリーフォーマットのテキストからでも高精度に個人情報を検出し、マスキングすることができた。
また、今回導入されたのは「Insight Masking」SaaS版ですが、専門スキルを持ったエンジニアがいなくてもすぐに使い始めることができたと評価いただいています。
note株式会社のコメント
Insight Maskingに搭載されたAIが、問い合わせ内容に含まれる個人情報をほぼマスクしてくれます。AIで検出しきれない部分をルールベースで補うことで、高精度なマスキングを実現できるようになりました。
個人情報を適切に保護したうえでAIで問い合わせを分類できるため、よりきめ細やかな状況分析が可能となりました。このデータを活用し、さらなるサービスの改善に取り組んでいます。
今後他の領域でもInsight Maskingが利用できないか検討中です。
note株式会社 CS リーダー 村岡 俊介氏
Insight Maskingについて
「Insight Masking」 はデータの保護と利活用を目的としたマスキングツールです。データに含まれる個人情報等の機密情報を自動抽出し、豊富なマスキングアルゴリズムで高速に個人情報の匿名化や、機密情報の秘匿化を行います。
また、大規模言語モデルの進化によって生まれた高度なフリーテキストマスキング技術を搭載しており、メール本文、チャットのテキスト、CRM などの対応履歴・メモ欄といったテキストデータ内の個人情報(氏名や住所、電話番号、会社名 etc.)や機微情報を高速で匿名化・秘匿化し、保護することが可能です。
高性能AIとルールベースの自動検出機能を組み合わせることで、データ漏洩の防止、開発・分析作業の効率化を実現できます。
製品ページ: https://www.insight-tec.com/products/masking/
「Insight Masking」はAWS Marketplaceからも簡単に導入できます。AWS Marketplace上の製品ページは下記リンクよりご確認ください。
Insight Masking (BYOL) - AWS Marketplace
https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-6apf37y3z7jda
インサイトテクノロジーについて
インサイトテクノロジーは、1995年の創業時から一貫してデータベース技術を追究し、企業自らが良質なインサイトを得るためのデータ活用基盤「インサイト・インフラ」関連の製品をプロフェッショナルサービスとともに提供しています。
現在では、企業におけるデータの価値を最大化できるよう、データ利活用の統制を図り、データ活用推進を支える攻めと守りの両面のメリットをもたらすデータガバナンスソリューションを提供しています。
また、インサイトテクノロジーが主催するデータ技術者向けカンファレンス「db tech showcase」には、世界中からデータ技術のエキスパートが講師として登壇し、毎年1,000名規模のエンジニアが参加しています。
・株式会社インサイトテクノロジー URL:https://www.insight-tec.com/
・db tech showcase URL:https://www.db-tech-showcase.com/
※記載されている企業名、商品名、サービス名は、株式会社インサイトテクノロジーならびに各社の商標または登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インサイトテクノロジー
マーケティング本部
担当: 双木、中川
TEL: 03-5475-1450
E-mail:insight-mktg@insight-tec.co.jp
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