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冷温水パネルの熱伝導と輻射熱を用いた、ふれる超局所冷暖房「Comfy TOUCH(TM)」を開発

PR TIMES / 2024年12月16日 11時45分

従来型空調の約10%の消費電力で半屋外空間での快適性を提供、新たな空間活用を提案



 株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)はピーエス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:平山禎久)と共同で、冷温水パネルの熱伝導と輻射熱を利用し、従来型空調(※1)に比べ約10%程度の電力消費で、半屋外空間における滞在を快適に、かつ新たな空間活用を提案する冷暖房システム「Comfy TOUCH(コンフィタッチ)」(特許出願中)を開発しました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118168/81/118168-81-0db2bf585640a10e1c3d254c4c9b7cda-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
導入イメージ(夏季冷房時)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118168/81/118168-81-fff347dd9f6b59132a32bbe85d5f214e-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
導入イメージ(冬季暖房時)


開発の背景
 商業施設のテラスやガレリアのような半屋外空間は、自然光や風が入り、快適に広い空間で過ごせるスペースとして、コロナ禍以降、その利用価値が見直されています。一方で、夏や冬に快適な温熱環境を保つには、冷暖房設備の稼働に多くのエネルギーを要するほか、1台の機器で冷暖房を兼用できないことも課題になっていました。

「Comfy TOUCH」の構造、特長
1.人に直接ふれる冷暖房
 「Comfy TOUCH」は、ベンチなどの家具や床に取り付けた冷温水パネルに、30℃程度に温度調節された水(=冷温水)を流すことにより、熱伝導と輻射熱で冷涼感やぬくもりを得られるシステムです。

 冷温水パネルは鋼製ですが、それ以外の部分で、木材などの異素材を使用したり、デザインの工夫で見た目の印象を変えたりすることが可能です。また、冷温水パネルと家具や床と一体化したモジュールにて製作することで、半屋外空間でも長時間、寝転んだり、もたれて過ごせる空間が構築できます。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118168/81/118168-81-173cf7edabdec25558d53cdff46e3408-900x668.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
システム図(家具への適用例)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118168/81/118168-81-9569e777ad5de771f5ddede52a269c41-900x668.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
システム図(冷温水パネル単体)


2.優れた省エネルギー性能
 「Comfy TOUCH」は、本体に空間利用者が接触したり、近接することで、冷涼感やぬくもりを体感するため、半屋外空間の従来型空調に比べて極めて局所性が高く、エネルギー効率の良いシステムです。この局所性の高さが、ランニングコストの抑制にも有効です。

 また、パネルに流れる冷温水が30℃前後の中温度帯のため、井戸水や地下水といった自然エネルギーの活用がしやすく、より省エネルギー性能の高い運用も可能です。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118168/81/118168-81-411d92203c0414c0665a10dc5be1355d-1785x674.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
同条件の空間にComfy TOUCH適用のベンチ2基と従来型空調1基のランニングコスト比較(Comfy TOUCH適用ベンチの使用熱源は、空冷ヒートポンプ室外機)


今後の展望
 一般的に、商業施設では滞在時間と売上高は比例関係にあるとされています。冷涼感やぬくもりを得られる「Comfy TOUCH」を半屋外空間に導入することで、施設内のさまざまな場所でも長時間滞在を可能にし、個性的な空間提案も可能にするなど、施設全体のポテンシャルを一層引き出すことが期待されます。

 大林組は、省エネルギーに配慮した手法で快適な環境を提供し、ウェルビーイングな社会に貢献していきます。


※1 従来型空調
   冷房:屋外型ヒートポンプエアコン、暖房:遠赤外線電気ヒーター

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