堅牢な産業オートメーションと産業用制御向けに最適なNXP i.MX 8Xファミリ搭載SMARC2.1モジュール アドバンテックROM-5620を販売開始
PR TIMES / 2020年5月27日 13時55分
産業用コンピュータの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下アドバンテック)は、NXP i.MX8Xアプリケーションプロセッサベースである、初のArm(R)Cortex(R)-A35、ROM-5620 SMARC 2.1モジュールを発表しました。
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ROM-5620は、超低消費電力設計と拡張動作温度を特長としており、産業オートメーション機器やHMIデバイスに最適です。オートモーティブグレードSoC、また関連する産業グレードコンポーネントを採用することで、長期供給および-40°C~85°Cという広範囲な動作温度を実現しています。ROM-5620は、AIM-LinuxおよびWISE-Paas/DeviceOnを搭載しており、Linux BSP内での産業向けアプリとSDK(ソフトウェア開発キット)アドオンとともに長期メンテナンスを提供し、市場投入までの時間を短縮しています。2x GbEイーサネットコントローラー、2x CAN bus、そしてデュアルチャネルLVDSまたはMIPI-DSI、PCIe 3.0・USB 3.0・4レーンMIPI-CSI2などの広範囲I / Oインターフェース搭載のソフトウェア構成可能なディスプレイソリューションがROM-5620でサポートされています。
効率のよい超低電力設計
ROM-5620は、Cortex-A7プラットフォームと比較して、40%以上の性能向上と10%以下の消費電力を特長としており、ほぼ全ての産業用制御アプリケーションにおいて十分な効率性を誇ります。中規模オートメーション、産業市場セグメント向けの2~4コアのエネルギー効率の高いCortex-A35プロセッサ、リアルタイム処理用の1x Cortex-M4Fコア、およびオーディオや音声コーデックを効率的に実行する1x Tensilica(R) Hi-Fi 4 DSP付き NXP i.MX 8X SoCを搭載しています。グラフィック性能のため、Vivante GC7000 Lite GPUは4K H.265対応デコーダーとデュアル1080P60ディスプレイコントローラーを提供しています。
自動制御機器、デジタル機器用の豊富なI / O拡張オプション
ROM-5620はSMARC 2.0/2.1規格に準拠し、高帯域幅2GB LPDDR4メモリ、16GB eMMCおよびデュアルGbE LANコントローラー採用しています。また、ソフトウェア構成により、1x デュアルチャネルLVDSまたは2x 4レーンMIPI-DSIの柔軟なディスプレイソリューションを提供しています。I / O拡張には、1x USB3.0、2x USB2.0、1x PCIe3.0、1x SDIO、および3x UART、1 x 4レーンMIPI-CSI2、4 x I2C、2 x SPI、2 x CANbus、12 x GPIOインターフェースを備えており、自動制御や堅牢なアプリケーションすべての必須要件を満たしております。
リモートデバイスの制御・管理のための付加価値AIM-Linux + WISE-DeviceOn
アドバンテックは、柔軟で長期的なサポートを通じて、ソフトウェア開発を加速させるのに役立つLinuxアプリケーション向けのAIM(Allied・Industrial・Modular)フレームワークをサポートしています提供しております。AIM-Linuxサービスは、検証済みの組み込みOSプラットフォームと産業向けのアプリおよびSDKを提供し、ユーザーはアプリケーションソフトウェア開発に集中するために必要な組込みソフトウェアツールを簡単に選択できます。ROM-5620は、安全に自動化されたデバイスオンボーディング、リモートデバイスモニタリング、およびソフトウェア無線アップデートのためのWISE-PaaS/DeviceOnも搭載しています。
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ROM-5620 の主な機能
[画像3: https://prtimes.jp/i/23922/82/resize/d23922-82-541252-2.png ]
2~4個のCortex-A35およびCortex-M4Fを搭載したNXP i.MX 8X DualXPlus / QuadXPlus 1.2GHzプロセッサ
64ビットLPDDR4 2GB、16GB eMMCおよび8MB QSPI NORフラッシュ
4Kp30 H.265 / H.264デコーダ、1080p30 H.264エンコーダ機能
4. 4.45W(最大)@ 5Vの超低消費電力
ソフトウェア構成によるデュアルチャネルLVDSまたは2 x 4レーンMIPI-DSI
デュアルGbE LAN / 1x PCIe 3.0 / 1 x USB 3.0および2 x USB2.0 / 3 x UART / 2 x CAN bus/ MIPI-CSI
Yocto2.5 AIM-LinuxおよびAndroid BSPでのマルチOSサポート
動作温度:0~60°C / -40~85°C
■ アドバンテックについて - インテリジェント・プラネットの実現が我々の使命です -
台湾 Advantech Co., Ltd. (TAIDEX:2395)は、1983年の創業以来eプラットフォームのリーディング・プロバイダとして、産業用コンピューティングやオートメーション市場における高品質でハイパフォーマンスな製品の開発・製造および販売に携わっており、現在では世界23カ国95都市に拠点を構えるグローバル企業です。得意とする組込み用ボードコンピュータや産業用PC、リモートI/Oモジュールや産業用マザーボードの販売に加え、お客様のニーズにきめ細かくお応えする産業用コンピュータのBTOサービスや、お客様の要求仕様に合わせて製品の設計から生産までを請け負うDMSビジネスも行なっています。また、近年コーポレートビジョンである「インテリジェント・プラネットの実現」を具現化するスマートシティ&IoTソリューション・ビジネスの開拓に注力する当社は、積極的な製品およびソリューション開発に務めるとともに、インテル社ならびにマイクロソフト社をはじめさまざまなエコパートナー企業とのパートナーシップの強化を図っています。このようなエコパートナー企業との緊密な協力関係、および自らの研究開発投資によって、インテリジェント・システムを様々な産業に普及させ、地球上のあらゆる労働環境と生活環境をより豊かでスマートなものにしていくこと、- インテリジェント・プラネットの実現 - が、我々Advantechの使命です。
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