1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

VOTE FORとLayerX、インターネット投票を見据え、高い秘匿性と非改ざん性を備えた市民意見収集システムをつくば市で実証へ

PR TIMES / 2021年9月21日 18時15分

株式会社VOTE FOR(東京都港区、代表取締役社長 市ノ澤充、以下「VOTE FOR」)と株式会社LayerX(東京都中央区、代表取締役CEO:福島良典、以下「LayerX」)は、インターネット投票システムへの応用を視野に入れた市民意見収集システム(以下「本システム」)を構築し、つくば市(市長:五十嵐立青)と共同研究を実施いたします。
本システムは、2021年9月から10月にかけて同市が実施する「市科学技術・イノベーション振興指針の策定のための市民意見アンケート調査」(以下「本調査」)において使用されますので、併せてお知らせいたします。




[画像1: https://prtimes.jp/i/36528/83/resize/d36528-83-d0d7297172df38b38db5-2.jpg ]


■背景
つくば市では、スマートシティ化の推進による市民生活の向上、および地域経済の活性化に資することを目的に、インターネット投票システムの公職選挙への導入や、行政手続きのデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいます。
VOTE FORは、2018年から2020年にかけて、つくば市が開催する「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」にインターネット投票システムを提供し、マイナンバーカードや顔認証システム、ブロックチェーン技術の活用などの実証を重ねつつ、つくば市におけるインターネット投票の推進を支援しており、この度の取り組みもその一環となります。

■概要
2021年9月21日から10月11日に実施される本調査において、つくば市民および市内在学・在勤者はパソコンやタブレット、スマートフォンから本システムを用いてアンケートに回答します。
本システムでは、公職選挙への応用をみすえた「投票の秘密」と回答データの「非改ざん性」を実証することを目的に、LayerXから「Anonify(データ利活用とプライバシー保護の両立をはかる秘匿化ソリューション)」の提供を行った上で、本件の企画、仕様設計、要件定義、進行管理などのプランニングとシステム開発の全般をVOTE FORが担います。

1.本実証について
・事業名称 インターネット投票システムの実証的共同研究
・研究期間 2022年3月31日まで
・研究主体 つくば市、株式会社VOTE FOR 、株式会社LayerX

2.本調査について
・調査名称 市科学技術・イノベーション振興指針の策定のための市民意見アンケート調査
・調査期間 2021年9月21日(火)12時から、10月11日(月)12時まで
・調査主体 つくば市
・回答対象 市内在住・在勤・在学の方
・回答方法 以下のURLより回答者登録して、設問にお答えください。
https://tsukuba2020.work/

3.本システムについて
・特長1 スマートフォンやタブレット、パソコンから回答可能
・特長2 回答者と回答内容の紐付けを防止
・特長3 回答データを暗号化したまま正確に集計することができる(※)
※LayerXの開発したデータ利活用とプライバシー保護の両立をはかる秘匿化ソリューション「Anonify」を活用して、集計機能を実装します。Anonifyとして、自治体職員に閉じた実験に留まらない、一般市民の皆様に使って頂くシステムへの適用第1号となります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36528/83/resize/d36528-83-233b3a881cbd6821df5d-0.png ]

4.Anonifyについて


Anonifyでは、CPUのセキュリティ機能であるTrusted Execution Environment(TEE)を用いて、データを秘匿化したまま処理します。データを初めから平文で持たないため、機密性の高い情報の漏洩リスクや、プライバシーに関する懸念を最小化することが可能です。
具体的には、Intel SGX (Software Guard Extensions) というTEEを用いています。Intel SGXでは、コンピュータ内部の隔離保護された領域(Enclave)でデータを秘匿化したまま処理することができます。
Enclave内のデータ(例:回答データ)は、CPUに搭載されたMemory Encryption Engineという機構により、メモリ上で暗号化されています。また、クライアントがAnonifyにデータを送るときには、Intel SGXではなくAnonify独自の機能として、公開鍵暗号を使って暗号化します。
そして、Enclave内でプログラムやデータを復号した上で、アプリケーションのビジネスロジック(例:回答の集計処理)が実行され、結果だけが出力されます。このとき、EnclaveにはOSすらアクセスできないため、システム管理者も元データにアクセスすることは不可能であり、「データの秘匿性」向上をはかる仕組みになっています。


[画像3: https://prtimes.jp/i/36528/83/resize/d36528-83-31d9ce2e910bfba3a6a8-1.png ]


■つくば市のコメント
つくば市では2018年から、株式会社VOTR FOR様にご協力をいただき、つくばSociety 5.0社会実装トライアルの採択案件を決定する最終審査会において、最先端技術であるブロックチェーンや顔認証技術を活用したインターネット投票を導入して参りました。
今年度は、引き続き株式会社VOTE FOR様、新たに株式会社LayerX様にも御協力いただき、インターネット投票の技術の応用性について共同研究を行います。
本共同研究において構築する、高い秘匿性と非改ざん性を備えたシステムを活用し、「つくば市科学技術・イノベーション振興指針」策定のための市民意見アンケート調査を行いますので、ぜひご参加頂ければと思います。

■株式会社VOTE FOR 概要
テクノロジーでフェアな社会を実現することを目指し、公職選挙におけるインターネット投票の研究・推進に取り組んでいます。2018年より自治体と連携し、マイナンバーカードやブロックチェーン、顔認証など新しい技術を活用したインターネット投票システムの実証実験に成功しています。
URL:https://votefor.co.jp/

■株式会社LayerX 概要
「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、経済活動の摩擦を解消し、この国の課題である生産性向上を実現するべく、様々な産業のDXを推進しています。請求書受取業務を効率化するSaaS「LayerX インボイス」「LayerX ワークフロー」提供のほか、関連会社を通じてアセットマネジメント事業を行っています。さらにプライバシーテックのプロダクト「Anonify」立上げに取り組んでいます。
URL:https://layerx.co.jp/

ニュースリリースに関するお問い合わせ
株式会社VOTE FOR
MAIL:info@votefor.co.jp
TEL:03-5549-1740

株式会社LayerX 広報担当 石黒・木村
MAIL:pr@layerx.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください