AOSデータ社、AIフォレンジック(R)️サービスの提供を開始
PR TIMES / 2021年4月19日 9時45分
~人工知能時代の到来に備えてAIデバイスの証拠調査~
クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋 以下AOSデータ社)は、人工知能時代の到来に備えてAIデバイスの証拠調査を行う「AIフォレンジック(R)️」サービスの提供を開始いたします。
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▼AIフォレンジック(R)️サービス
https://www.fss.jp/ai/
■背景
AIビジネスの国内市場は2030年度には2兆円とも予想されていますが、内閣府は未来への基盤作り、産業・社会の基盤作り、倫理の各分野(教育 改革、研究開発、社会実装、データ、デジタル・ガバメント、中小・新興企業支援、社会原則)における 具体的な目標と取組を特定したAI基本政策を発表しています。自動運転車、ドローン、AIスピーカー、AIチャットボット、スマートウオッチ、スマートバンド、IoT、UAM※などのAIデバイスも私たちの身近で急速に普及しています。一方で、AIデバイスが引き起こす事故や事件などの発生が懸念されおり、何か問題が起こった場合にどのように調査をすればいいのかという問題があります。現在は、何か事件が起こった場合にスマートフォンやドライブレコーダーなどに記録されているデジタルデータが証拠として調べられるケースが多く、最近は、これらのスマートデバイスのAI機能が強化され、ハッキングの対象にもなり、犯罪を行う手伝いをしてしまうことも懸念されています。いくつかの事例を紹介します。例えば、ドローンを使って意図的に何か物体を落下させた。チャットボットで人を騙そうとした。自動運転車が危険な運転をしたために事故が起こったなどといったケースです。AOSデータ社は、2002年よりフォレンジックサービスの提供を開始、PC、携帯電話、スマホ、ドライブレコーダーなどのフォレンジック調査を捜査機関や企業、弁護士の依頼を受けて実施し、国内のフォレンジック調査を牽引して参りました。今後は、AIフォレンジック(R)️に注力し、AIデバイスに格納されているデジタルデータの復元・抽出・解析作業を行います。
※UAM:Urban Air Mobility(都市型航空交通システム)
[画像2: https://prtimes.jp/i/40956/85/resize/d40956-85-428265-0.jpg ]
■AIフォレンジック調査とは
AIシステムは、ブラックボックスと見なされることが多いため、フォレンジック調査を行う際には、注意が必要となります。AIシステムは、学習機能を備えている可能性があり、システムが変更されたり、削除されるケースもあります。つまり、悪意を持った人間が意図的にシステムを書き換えたり、一部分を変更しているケースもあるということです。AOSデータ社は、デジタルデータの証拠調査で警察機関、民間企業、弁護士などの依頼で数多くのデジタルデータの証拠調査を行ってきた実績があります。AIフォレンジック(R)️調査は、AIシステムの中に格納されているデジタルデータを解析し、分析、調査を行います。例えば、システムの書き換えの有無、消されてしまったデータの復元、外部からのハッキングなどの痕跡調査を行い、事件・事故が起こった前後がどのような状況であったかを解析し、証拠として抽出するサービスです。
■AIフォレンジック(R)️の調査事例
・ドローンフォレジック(R)️調査
事件の概要:何者かに操作されたドローンが飛行禁止区域を飛行し、自動車にぶつかり破損した。
調査内容:ドローンのログを解析し、設定プログラムの内容、操作ログ、撮影されている写真データの解析などを行なった。
▼ドローンフォレンジックの詳細はこちら
https://www.fss.jp/drone/
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・自動車フォレジック(R)️調査
事件の概要:自動運転で走行中の車両が通常の自動車と接触事故を起こした。
調査内容:搭載されているEDR(Event Data Recorder)やドライブレコーダーの情報を解析し、事故が発生した時の、速度、ブレーキの状況、位置などの解析を行なった。
▼自動車フォレンジックの詳細はこちら
https://www.fss.jp/auto/
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・チャットボット調査
事件の概要:SMSのチャットボットにより、クレジットカードが無効になっているので、再登録のやり取りをしたところ、クレジットカードの情報が盗まれた。
調査内容:SMSチャットボットの内容を解析し、裁判などの証拠で使えるデータとして、提供した。
▼モバイルフォレンジックの詳細はこちら
https://www.fss.jp/mobileforensics/
[画像5: https://prtimes.jp/i/40956/85/resize/d40956-85-201168-3.jpg ]
・AIスピーカー調査
事件の概要:殺人事件が起きた現場にAIスピーカーが設置されており、捜査当局がAIスピーカーを回収した。
調査内容:AIスピーカーのログを解析し、事件の前にどういう音声コマンドが入力されていかを抽出して、証拠データとして活用される。
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■AI利活用ガイドライン
総務省は、AIネットワーク化の健全な進展を通じて、AIの便益の増進とリスクの抑制を図り、AIに対する信頼を醸成することにより、AIの利活用や社会実装を促進することを目的とし、AIサービスプロバイダやビジネス利用者等が自主的に参照するものとして、また国際的な認識の共有を図るものとして、AI利活用原則及び同原則を実現するための具体的方策について「AI利活用ガイドライン」として取りまとめています。
1.適正利用の原則:利用者は、人間と AIシステムとの間及び利用者間における適切な役割分担のもと、適正な範囲及び方法で AIシステム又は AIサービスを利用するよう努める。
2.適正学習の原則:利用者及びデータ提供者は、AIシステムの学習等に用いるデータの質に留意する。
3.連携の原則:AIサービスプロバイダ、ビジネス利用者及びデータ提供者は、AIシステム又は AI サービス相互間の連携に留意する。また、利用者は、AIシステムがネットワーク化することによってリスクが惹起・増幅される可能性があることに留意する。
4.安全の原則:利用者は、AIシステム又は AIサービスの利活用により、アクチュエータ等を通じて、利用者及び第三者の生命・身体・財産に危害を及ぼすことがないよう配慮する。
5.セキュリティの原則:利用者及びデータ提供者は、AIシステム又は AIサービスのセキュリティに留意する。
6.プライバシーの原則:利用者及びデータ提供者は、AIシステム又は AIサービスの利活用において、他者又は自己のプライバシーが侵害されないよう配慮する。
7.尊厳・自律の原則:利用者は、AIシステム又は AIサービスの利活用において、人間の尊厳と個人の自律を尊重する。
8.公平性 6 の原則: AIサービスプロバイダ、ビジネス利用者及びデータ提供者は、AIシステム又は AI サービスの判断にバイアスが含まれる可能性があることに留意し、 また、AIシステム又は AIサービスの判断によって個人及び集団が不当に差別されないよう配慮する。
9.透明性の原則 7:AIサービスプロバイダ及びビジネス利用者は、AIシステム又は AIサービスの入出力等の検証可能性及び判断結果の説明可能性に留意する。
10. アカウンタビリティ 8 の原則:利用者は、ステークホルダに対しアカウンタビリティを果たすよう努める。
AOSデータ社は、この利活用の原則に乗っ取って、AIシステムが運用されているかをAIフォレンジック(R)️を通じて、調査いたします。
【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:春山 洋
設 立:2015年4月 資本金: 3億5,250万円
所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
URL: https://www.aosdata.co.jp/
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のデータを無くしてしまったお客様のデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,100万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。AOSデータ社は、データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、12年連続実売本数1位を獲得しています。今後は、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの事件の解決を支援してきたリーガルテック社が行ってきたリーガルデータ事業を統合し、一層、「データアセット マネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献して参ります。
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