ローデ・シュワルツ、最高40 GHzのアナログ信号生成に対応の新しいR&S SMB100Bマイクロ波信号発生器を発売
PR TIMES / 2024年5月13日 11時45分
ローデ・シュワルツの新しいR&S SMB100Bマイクロ波信号発生器は、8 kHzからそれぞれ12.75 GHz・20 GHz・31.8 GHz・40 GHzまでをカバーする4つの周波数オプションが利用でき、アナログ・マイクロ波信号の生成において優れた出力パワーとスペクトラム純度を実現します。そのうえ、近接位相雑音が非常に低く、実質的に広帯域ノイズを生じません。
[画像: https://prtimes.jp/i/104512/85/resize/d104512-85-c2cfab58273271ecf598-0.jpg ]
ローデ・シュワルツの新しいR&S SMB100Bアナログ・マイクロ波信号発生器は最高40 GHzのアナログ信号生成に対し、ミッドレンジ・クラスとして市場最高水準の優れた性能を発揮します。この汎用なR&S SMB100Bは、簡単な操作性と包括的な機能性により、8 kHz~40 GHzの高純度なアナログ信号や高い出力を必要とするさまざまなアプリケーションに最適です。レーダー受信機や半導体部品、アップコンバータ/ダウンコンバータ、アンプなどのテストが代表的な用途に挙げられます。高い出力と低い位相雑音を両立しており、ブロッキング・テストにおいて干渉源を模擬するのにも理想的です。
R&S SMB100Bマイクロ波信号発生器は、すべての搬送波周波数に対して非常に低いSSB(single sideband)位相雑音、非高調波の効果的な抑制、低い広帯域ノイズをともに兼ね備えた高純度な信号生成を特長としています。もっと優れた近接位相雑音と周波数安定性を実現し、温度による性能の変動も抑えたいというユーザーに向けては、標準のOXCO基準発振器に加えて、全周波数帯域でより高い性能を発揮するモデルもご用意しています。従来の10 MHzの基準周波数のほか、オプションとして1 MHz~100 MHz、または1 GHzの基準周波数信号も選択可能です。さらに、実測値として20 GHzで25 dBm、40 GHzで19.5 dBmの高出力オプションがあり、キーコードで有効化できるため、ユーザーにはご購入後でもインストールいただけます。R&SSMB100Bマイクロ波信号発生器はカバー可能なマイクロ波周波数レンジに比して、軽量(10.7 kg)かつコンパクトであり、19インチ・ラックに収めてもその高さはわずか2ラック分に過ぎません。
R&S SMB100B自体の直接的な出力のレベル確度は非常に優れていますが、必要な信号の周波数が上がるごとに、機器に正しく入力できるレベルを得るには難しい課題が増えていきます。そこでR&S SMB100Bは、追加のテスト・フィクスチャやケーブル、アンプを用いたセットアップで発生するパス損失や信号の変動を補正するため、2つの特別な機能を備えています。これらの機能によって、リファレンス・プレーンとなる被試験デバイス(DUT)の入力において所定のパワーレベルが得られるようになります。その1つであるユーザー補正機能(UCOR)では、セットアップの周波数特性が既知で安定している場合に補正を行えます。しかしながら、特にセットアップにアンプなどの能動デバイスが追加されている場合には未確定な要素が残ります。外部の追加アンプを使ったセットアップでは、その周波数特性がレベルや温度によって変化する可能性があるからです。こうしたすべての変動は、適切な R&S NRP パワー・センサで DUT への入力レベル、つまり必要なリファレンス・プレーンでの入力レベルを連続的に測定し、その測定レベルを信号発生器にフィードバックしながら出力パワーを調整するというクローズドループ・パワー制御を行えば補正が可能です。こうしたユースケースの詳細については、アプリケーションノート1GP141でご確認いただけます。
R&S SMB100Bは、細部にいたるまでユーザーフレンドリな製品となっています。たとえば、ユーザー独自のカスタムなメニューを作成でき、頻繁に使用するパラメータをいつでも使用できるようになります。また、SCPIマクロ・レコーダーを使用しながら測定をマニュアルでセットアップして実行し、測定を自動化するコードを生成しておけば、コード・ジェネレーターを使ってMATLAB(R)などの言語にコマンドをエクスポートできます。さらにR&S Legacy Proを使えば、R&S SMB100B(その他のローデ・シュワルツのテスト機器も含めて)は、R&S SMB100Aや他社の測定器なども直接エミュレートすることが可能です。
ローデ・シュワルツは、最高40 GHzに対応した新しいR&S SMB100Bマイクロ波信号発生器を発売するとともに、定評ある最高6 GHzのRFモデルもご用意してこのR&S SMB100Bアナログ信号発生器シリーズを拡充しました。詳しくはhttps://www.rohde-schwarz.com/product/smb100bをご覧ください。
www.rohde-schwarz.com
お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg@rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。
R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ローデ・シュワルツとIPG Automotive社が完全HILによる車載レーダー用テスト・ソリューションを公開
PR TIMES / 2024年6月7日 12時40分
-
IMS2024に5Gミリ波フェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール:PAAM『FutureAccess(TM)』高出力版Type-Cを出展
PR TIMES / 2024年6月6日 15時40分
-
ローデ・シュワルツが測位精度を高める画期的なBluetooth(R)チャネル・サウンディング信号の測定を初公開
PR TIMES / 2024年6月6日 11時45分
-
大規模量子コンピューターに向けた量子ビット制御超伝導回路の原理実証に成功
共同通信PRワイヤー / 2024年6月3日 18時0分
-
ローデ・シュワルツが世界で最もコンパクトなオシロスコープMXO 5Cシリーズを発売―帯域幅は最大2 GHzに対応
PR TIMES / 2024年5月28日 10時45分
ランキング
-
1収集資料、AIがノート作成=日本など世界で提供―米グーグル
時事通信 / 2024年6月6日 20時2分
-
2証券監視委、三菱UFJ銀など処分勧告へ 無断で情報共有=報道
ロイター / 2024年6月7日 8時19分
-
3自動で芯出すシャーペン中高生人気の理由 ヒットのヒント【経済トレンド】
共同通信 / 2024年6月7日 7時2分
-
41年で1割退学「崩壊する都内底辺校」の教育現場 タバコ・喧嘩・妊娠で退学が日常茶飯事だった
東洋経済オンライン / 2024年6月6日 7時50分
-
5生成AIブームで株価急騰のエヌビディア、「企業価値」470兆円に…世界1位のマイクロソフト抜く可能性も
読売新聞 / 2024年6月6日 21時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください