AI・ディープラーニング技術開発のリッジアイとAIソリューションプロバイダのジーデップ・アドバンス、LLM開発システム「ローカルRAGスターターBOX」を共同開発・受注開始
PR TIMES / 2025年1月20日 15時45分
LLM・RAG開発に最適なNVIDIA GPU環境とサポートを提供し、クローズドな環境での機密性の高いデータを用いた開発が可能に
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26963/86/26963-86-1cc1cdebf9e77310793b76c6306de6d3-652x123.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長:柳原 尚史、以下「リッジアイ」)と、AIとビジュアライゼーションのソリューションカンパニーである株式会社ジーデップ・アドバンス(GDEP Advance,Inc. 本社:東京都中央区、代表取締役CEO:飯野 匡道、以下「ジーデップ・アドバンス」)は共同で、オンプレミス環境でユーザー固有の文書やデータを活用したRAGを実装することで、より手軽・迅速・安全な大規模言語モデル(LLM)開発を可能にするシステム「ローカルRAGスターターBOX」を共同で開発し、2025年1月20日より受注を開始しました。
■ローカルRAGスターターBOXが生まれた背景
国内の生成AI市場は2028年度に1兆7397億円規模になると予測され、2023年度比で12.3倍となりAI市場のおよそ6割が生成AIになると予測されています(富士キメラ総研「2025生成AI/LLMで飛躍するAI市場調査」による)。
生成AIの中でも、大規模言語処理モデルと呼ばれるLLMの注目は高く、様々な業種業態で積極的な活用が進み始めています。また、正確で最新の情報が格納されたデータを読み込ませることで、LLMを特定のニーズ・専門性に対応させたり、ハルシネーション(事実に基づかない情報が生成される事象)を抑制するRAG(Retrieval-Augmented Generation)」と呼ばれる技術の研究開発も発展してきています。
しかし、LLMおよびRAGの開発にあたって、クラウド利用では様々な課題があります。これまでにリッジアイおよびジーデップ・アドバンスには、研究開発時にクラウドサービスを無制限に利用してしまい膨大な金額になってしまった相談や、LLM・RAGの環境構築に関する相談、データをクラウド上にアップロードすることによるセキュリティの相談などを多く受けてきました。特に、RAGの運用にあたって企業や研究機関が保有する機密性の高い学習データをイントラから外に出すことに、安全上の様々な懸念が多いのが現状です。
これらの課題解決のために生まれたソリューションが「ローカルRAGスターターBOX」です。
■ローカルRAGスターターBOXについて
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26963/86/26963-86-a9802801db08159b2868d5a1ade04bf6-571x220.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国内トップクラスのNVIDIA GPU搭載システムの販売実績を有するジーデップ・アドバンスと、LLMアプリケーションの開発や高速化など数々のAI開発実績を誇るリッジアイの2社が共同開発した「ローカルRAGスターターBOX」は、LLM・RAGの研究開発に最適なハードウェアとライブラリを予め用意しており、届いたその日から、クラウド接続が不要なローカル環境上でのLLMの利用や、ユーザー固有の文書やデータを活用したRAGの実装をすぐに始められるシステムです。
ハードウェアのサポートだけでなく、リッジアイのAI開発に関するQ&Aが利用できるバウチャーチケットが付属していますので、AI専門家からのサポートを受けながら、機密性、正確性、リアルタイム性が担保された、より精度の高いLLM・RAGの構築を行うことが可能になります。
GPUには NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャを採用したRTX Adaシリーズを搭載。最大48GBのGDDR6メモリと広帯域なNVLINK(マルチGPU時)を組み合わせることにより高いAI学習性能及び推論性能を実現。
開発環境にはDify OpenWebUIと Ollama Xinferenceを実装し、AIモデルには2024年に発表されたLlama 3.1をはじめとした複数のモデルをプリインストールしています。
■ローカルRAGスターターBOX 製品URL
https://www.gdep.co.jp/local_rag_starterbox/
■ローカルRAGスターターBOXの特徴
- セキュアなローカル環境ユーザーのデータをローカル環境内に留め外部へ持ち出さないため、情報漏えいリスクを最小化。厳格なセキュリティポリシーが求められる業種でも安心して導入が可能です。
- 短期導入・即運用可能LLM/RAG開発に適したハードウェアシステム構成に加え、AIシステム開発環境としてDify OpenWebUIと Ollama Xinference を実装し、AIモデルには2024年に発表されたLlama 3.1をはじめとした複数のモデルを複数プリインストール。最短時間で基本機能が稼働し、迅速に業務への導入が可能です。
- 安心のQ&AチケットLLMアプリケーションの開発や高速化など数々のAI開発実績を誇るリッジアイのバウチャーチケットが付属していますので、初期セットアップ済みのLLM/RAG開発環境の操作方法について不明な点は、Q&Aサポートを受けながらスムーズな導入が可能です。
- 抜群のコストパフォーマンスLLM/RAGの開発環境プリインストールだけではなく導入Q&Aチケットも付帯して、エントリーモデルが1,998,000円(税別・送料別)からという手頃な価格設定としています。ビジネスへのAI活用をスムーズにスタートできます。
- 他に類を見ない拡張性と柔軟性GPUカードの交換や増設など、予算に合わせてマシンパフォーマンスの向上が可能です。また、ハードのみならず、PoC推進のために本格的なコンサルテーションや開発をセット提供できるよう柔軟なオプションと提供形態を用意しています。
■ローカルRAGスターターBOXの価格と仕様
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26963/86/26963-86-b77f40f147b9cbe6bfa701ac5becd5d4-905x607.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ローカルRAGスターターBOXのユースケース
- 社内問い合わせ対応の効率化社内FAQや技術マニュアルを参照させ、「製品Aの仕様は?」「手続きBはどこに記載?」といった質問に即座に的確な回答が可能。問い合わせ窓口やサポート担当者の負担を軽減します。
- 製品開発・設計支援過去の設計書、トラブルシュート事例、技術ドキュメントを参照して、新規プロジェクト時に関連情報を自動的に引き出し、開発効率を向上します。
- 営業・企画部門での提案資料作成補助過去の提案書、顧客要望リスト、成功事例集から必要な情報をスピーディに抽出し、提案資料作成を迅速化。担当者は付加価値の高いアイデア創出にリソースを集中できます。RLHF的な強化学習のオペレーションも可能です。
■ジーデップ・アドバンス 代表 飯野匡道のメッセージ
ジーデップ・アドバンスは長年のビジネスパートナーであるリッジアイと共同で「ローカルRAGスターターBOX」を提供する運びとなりました。
自社で保有している機密性の高い学習データを保護し、セキュアな環境で精度の高いLLMを開発したいという多くのユーザーの声を受け、社会課題、顧客課題の解決を通じて社会の発展に寄与したいという同じ想いを持った両社が、強みを持ち寄って開発したプロダクトです。今後も連携を密にし、大きく成長するAI市場において多様なソリューションをスピード感を持って提供してまいります。
■リッジアイ 代表 柳原尚史のメッセージ
このたび、リッジアイとジーデップ・アドバンスとの共同検討により、AI業界の課題解決に向けた「ローカルRAGスターターBOX」が誕生しました。ジーデップ・アドバンスのNVIDIA GPUハードウェアの知見と、リッジアイのAI開発ノウハウを融合し、信頼性の高い開発環境を実現しました。利用者が安心してAI活用できるプラットフォームを提供し、AIの社会・ビジネス活用を迅速かつ安全に推進するための環境となることを期待しています。今後もパートナーシップを強化し、業界全体の発展に寄与してまいります。
以上
ジーデップ・アドバンスについて
株式会社ジーデップ・アドバンス(東証スタンダード、証券コード:5885)は、「Advance with you」をミッションに、GPGPUをはじめとするアクセラレーターやハイエンドワークステーション、広帯域ネットワークや高速ストレージを用いたクラスターシステム、さらにライブラリやコンパイラ、ジョブスケジューラなどの運用ツールの提供構築から運用支援まで、仕事や研究を前に進めるための手段をオンプレミスやレンタル、クラウドなどあらゆる形態で総合的に提供するAIとビジュアライゼーションのソリューションプロバイダです。NVIDIA社の「NPN(NVIDIA Partner Network)」においてエリートパートナーとして活動しています。 URL:https://www.gdep.co.jp/
リッジアイについて
株式会社Ridge-i(東証グロース、証券コード:5572)は、AI・ディープラーニング技術を活用したソリューションにより、経営・社会課題の解決に挑むテックイノベーションファームです。特に、画像解析ディープラーニング、センサーによる異常検知AI、最適化AIなど様々なデータに対応するAIを組み合わせた「マルチモーダルAI」に強みを持ちます。戦略策定から要件定義フェーズに始まり、現場のコンサルテーションから開発・運用保守まで、投資対効果を実感するまで一気通貫で伴走し、多くの実績をあげています。また社会課題にも積極的に取り組んでおり、SDGs課題と環境変化を衛星画像から発見する「GRASP EARTH」などで第4回から宇宙開発利用大賞を3回連続受賞しました。今後とも技術とビジネスの高みを追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高峰のソリューションを提供します。
会社名:株式会社 Ridge-i
設立:2016 年 7 月
所在地:東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル 438
代表:代表取締役社長 柳原 尚史
資本金:22,551,500円
事業内容:
1. AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発
2. 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供
3. 人工衛星データAI分析サービスの提供
URL: https://ridge-i.com
【製品、サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社ジーデップ・アドバンス ソリューション部
E-mail:sales@gdep.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
株式会社Ridge-i社と共同開発「ローカルRAGスターターBOX」の受注を開始
PR TIMES / 2025年1月20日 15時45分
-
リッジアイ、経済産業省・内閣府・JAXA・JETROがUAE宇宙庁と共催した「日UAE宇宙官民ワークショップ」に宇宙関連企業として参加
PR TIMES / 2025年1月14日 11時45分
-
NVIDIA が RTX AI PC 向け AI 基盤モデルを発表
PR TIMES / 2025年1月7日 15時45分
-
AI・ディープラーニング技術開発のリッジアイ、林野庁の公募「地球観測衛星データを活用した山地災害判読事業」に採択
PR TIMES / 2024年12月26日 11時15分
-
菱洋エレクトロ、GDEPソリューションズのローカルLLMソリューション「LLM/RAG スターターセット」の取り扱い開始
PR TIMES / 2024年12月24日 12時45分
ランキング
-
1フジ「CM停止ドミノで大赤字」が普通にあり得る訳 倒産は非現実的だが、営業利益率を考えると
東洋経済オンライン / 2025年1月22日 14時15分
-
2誰もがぶつかる「40歳の壁」攻略した人が強い真実 「得る」から「減らす」へ、潮目が変わる人生の分岐点
東洋経済オンライン / 2025年1月22日 7時40分
-
3下請けとの価格交渉、タマホームがまた最低評価…経済産業省が「後ろ向き」3社公表
読売新聞 / 2025年1月21日 20時12分
-
4労使、賃上げ定着で一致=中小への波及焦点―25年春闘、事実上スタート
時事通信 / 2025年1月22日 15時59分
-
5ガソリン、185円に上昇=補助金縮小、ドライバーに打撃―経産省
時事通信 / 2025年1月22日 17時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください