1割強が新型コロナウイルスの影響で中退と回答 薄れる授業への興味関心
PR TIMES / 2021年7月5日 12時45分
2021年4月-6月中退者アンケート
企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイック(所在地:東京都千代田区、代表取締役:佐藤剛志)は、中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ(R)」の受講生に対して行った、2021年度中退者アンケートの結果を発表します(回答者180名、調査日2021年4月1日-2021年6月23日)
アンケートの結果、以下の3点のことが分かりました。
・中退者のうち、1割強が新型コロナウイルスの影響で中退
・中退理由のトップは3年連続で「留年したから」
・「授業内容に興味が持てない」割合が3年連続上昇
■新型コロナウイルスが与える中退への影響
文部科学省が、2020年4月から12月までの中退の状況を調査した結果、中退した学生は2万8647人で、このうち新型コロナウイルスの影響と分かっている人は1,367人(中退者全体の約4.8%)でした。(2021年2月16日公表)。
一方、当社実施のアンケートでは、「新型コロナウイルスの影響を受けた」と答えた中退者の割合は13.2%と、文部科学省が発表した数字(約4.8%)の約3倍の結果となっています。これは、就職支援サービスを提供する当社に登録する中退者には、「経済的な影響でやむを得ず中退したが、早めの就職を考えている」という方が(文部科学省の調査対象層に比べ)多く存在するから、ということが可能性として考えられます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/60461/86/resize/d60461-86-b5f5f0fc6501c885e93c-0.png ]
■新型コロナウイルスが与える中退への影響(自由記述)
・1年間全てオンライン
・アルバイトができなくなり収入がゼロになってしまったこと。
・一時的な給付金はあったが、家族も収入が減少したので不安な日々を送ることとなった。
・アルバイトが無くなって自分を見つめ直すことが増えて逆にラッキーだったかなと思っている。
・アルバイトのシフトに入れなくなることがあり収入が減少している
・オンラインになったため、授業の重要性が低くなった。
・オンライン授業になってしまい、友達と学びたい自分のやり方ができなくなってしまったため
・オンライン授業によるモチベーションの低下
・学んでいるという実感がわかない
・飲食店のバイトをしていたので、シフトを削られることが多くなり収入が減りました。
・課題提出の際にネットトラブルで課題提出ができなかった
・実習よりもレポートが中心になってしまってギャップを感じた
・受けていたインターンがオンラインでのみの開催になってしまった
・授業形式がオンライン形式に移行し、その方法についていけなかった
・授業数が減ったにもかかわらず、授業料が返ってこなかったことによる不信感。
・対面からネットの授業に変わって聞きたいことが聞けなかったこと、質問もできなかったこと
・対面授業がなくなったので新しい友人が作りづらくなりました。また、友人たちと会いたいときに会えないことへのストレスがありました。
・大学での実習が少なくなり講義も数が減少した
・大学に行く機会が少なくなったために課題やレポートに使うための資料集めがうまくいかなかった。
■過去3年間、同時期の中退理由の変遷
2019年・2020年・2021年それぞれの4月-6月の中退理由を比較すると、いずれの年も中退理由トップは「留年したから」という結果となりました。また、「授業内容に興味が持てなかったから」という回答割合は年々増え、2021年調査では、約4人に1人(24.7%)が中退理由として挙げるようになっており、新型コロナウイルス感染拡大によって、オープンキャンパスで大学の雰囲気を知ったり、授業で大学に行く機会が減ったりしたことにより、大学の授業に対する興味関心が薄れてしまっている可能性があります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/60461/86/resize/d60461-86-c63c22a307444891b9ff-1.png ]
この結果について、「セカンドカレッジ(R)」責任者の小久保はこう話します。
「新型コロナウイルス感染拡大から約1年半が経ち、ワクチンの供給も始まり、社会全体としては徐々にafterコロナを見据える動きとなってきました。しかしながら、この約1年半の間に学生生活は大きく変化し、思い描いていたキャンパスライフとギャップのあるオンライン中心の授業、交友関係を広げることもできず、アルバイトもできない等、様々な事情により中退する学生が発生しました。中退者専門の就職支援サービスの責任者として、しっかり前を向けるように一人ひとりに向き合っていきたいと思っています。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/60461/86/resize/d60461-86-c1baad93e11f68cb89f3-2.png ]
小久保 友寛
当社中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ(R)」責任者。食品系の会社の企画職を経て、2014年にジェイックに入社。国家資格キャリアコンサルタント。2017年に中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ(R)」、2019年には30代向け就職支援サービス「30代カレッジ(R)」の立ち上げに尽力。現在は「セカンドカレッジ(R)」の責任者を務めつつ、講師として様々な研修にも登壇。中退者支援の一方、中退予防を目的とし、全国の大学および大学生から相談も受けている。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)
【調査概要】
名称 :中退(予定者)に対するアンケート
対象 :当社サービス「セカンドカレッジ(R)」受講生
回答者数:180名
期間 :2021年4月1日-2021年6月23日
■「コロナ中退119番」窓口の設置で、就職支援を
当社では以前より、大学在学中の学生が中退に関する相談ができる窓口を用意しており、電話相談や対面カウンセリングで、学生の悩みや状況に合わせたアドバイスを行ってきました。そんな中、新型コロナウイルスの影響で中退せざるを得ない、中退を検討する大学生が急増していることから、コロナウイルスの影響による中退者および中退検討者専用の相談窓口「コロナ中退119番」を、昨年5月に設置しました。
今後の進路に迷われている学生の方には、電話やWebで、今後の進路や中退後の就職についての相談・情報収集のサポートをいたしますので、是非お気軽にご相談下さい。
Webから申込みができるURL:https://www.jaic-college.jp/useful/n-119/
■中退者向け就職・採用支援サービス「セカンドカレッジ(R)」概要
「セカンドカレッジ(R)」は、大学・大学院・短大・専門学校の中退者を主な対象とする就職支援サービスで、就活対策の研修から集団面接会までをワンストップで無料提供しています。 無料の研修を通じて、受講者は社会人としての基礎力を身に着けながら就活対策することができます。社会人としての考え方、ビジネスマナー、正しい履歴書の書き方や面接の受け方を学ぶことで、面接や就職後に実践できるようなカリキュラムを無料で提供しています。中退者専門の講座ですので「中退に対しての振り返りと、社会で活躍する覚悟」を醸成し、前向きな姿勢で社会に出ていくサポートをしています。受講者は研修履修後に書類選考なしで企業と会える面接会に参加することができます。
詳細URL:https://www.jaic-college.jp/second/
■会社概要
代表取締役:佐藤 剛志
設立 :1991年3月
資本金 :2億5282万円(2020年1月末現在)
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F(東京本社・受付)
事業所 :横浜支店、東北支店、名古屋支店、大阪支店、
広島支店、九州支店、熊本オフィス、上海ジェイックマイツ
事業内容 :若手総合職就職・採用支援サービス「就職カレッジ(R)」
女性正社員就職・採用支援サービス「女子カレッジ(R)」
新卒学生の就職・採用支援サービス「新卒カレッジ(R)」
中退者の就職・採用支援サービス「セカンドカレッジ(R)」
30代の就職・採用支援サービス「30代カレッジ(R)」
特性マッチングサイト「FutureFinder(R)」
大学支援サービス
各種教育セミナー事業、原田メソッド教育研修事業、7つの習慣(R)教育研修事業
リーダーカレッジ、エースカレッジ、社員教育教材の開発・販売事業
URL :https://www.jaic-g.com/
既卒向け就職支援サービス:https://www.jaic-college.jp/
卒向け就職支援サービス:https://shinsotsu.jaic-college.jp/lp/2022/
企業向け採用支援サービス 集団面接会(しゅうめん):https://college.e-jinzai.co.jp/
企業向け教育研修サービス:https://www.jaic-g.com/service/education/
採用×教育チャンネル 「HRドクター」:https://www.hr-doctor.com/
【お問い合わせ先】
株式会社ジェイック 担当:田中
E-mail: info@jaic-g.com TEL 03-5282-7600 FAX 03-5282-7607
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