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環境配慮型コンクリート「CO2-SUICOM(R)」のCO2固定量を国が算定

PR TIMES / 2024年6月7日 13時15分

~日本の温室効果ガス排出・吸収量(2022年度)を国連に報告~

 鹿島(社長:天野裕正)らが開発した、製造時にCO2を吸収・固定するコンクリート「CO2-SUICOM」(シーオーツースイコム)のCO2固定量が、3類型(4種類)の環境配慮型コンクリート※1のひとつとして世界で初めて算定され、国際連合(国連)に報告されました。



 日本政府は、気候変動に関する国際連合枠組条約、パリ協定、ならびに関連する締約国会議の決定に基づき、温室効果ガスの排出・吸収量の目録を毎年作成し、国連に提出しています。また、これらの国内措置を定めた地球温暖化対策の推進に関する法律においても、日本における温室効果ガスの排出量および吸収量を算定し、公表することとされています。
 今般、これらに基づいた2022 年度の算定結果が公表されました。この中で、科学的な知見やデータ等が整ったとして、3類型(4種類)の環境配慮型コンクリートのCO2固定量が新規に算定され、総量約17tが国連に報告されました。このうち「CO2-SUICOM」のCO2固定量として舗装ブロック55.6m3で3.614t(1m3あたりのCO2固定量65kg)、埋設型枠27.8m3で4.17t(1m3あたりのCO2固定量150kg)の合計7.78 tが計上されました。
 今後、これら環境配慮型コンクリートのJクレジット化の検討が予定されています。

 鹿島は今後も、「CO2-SUICOM」の市場展開を推進することでCO2吸収コンクリートの普及を加速させ、2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/116603/86/resize/d116603-86-869dd47ee979c7346f0a-3.jpg ]


[画像2: https://prtimes.jp/i/116603/86/resize/d116603-86-26951fef9b89a5ba0db6-0.jpg ]


「CO2-SUICOM」の概要


 「CO2-SUICOM」は、コンクリートの主原料となるセメントの半分以上を特殊な混和材「γ-C2S」(ガンマシーツーエス)と産業副産物に置き換えることで、セメント製造時に排出されるCO2を削減します。さらに、コンクリート製造段階で強制的にCO2を供給する「炭酸化養生」※2を行うことで、コンクリートが固まる過程でγ-C2Sが大量のCO2を吸収・固定します。

※2 CO2を封入した槽内でコンクリートを養生し、安定した環境でCO2を吸収・固定させる方法

(参考)


出典:「2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量について」(環境省)
https://www.env.go.jp/press/press_03046.html

技術とサービス 「環境配慮型コンクリート『CO2-SUICOM(R)(シーオーツースイコム)』」
https://www.kajima.co.jp/tech/c_eco/co2/index.html#!body_02

動画で見る鹿島の土木技術 「カーボンニュートラル(CN)」
https://www.kajima.co.jp/tech/c_movies/index.html#anc_cn

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