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世界を森にする試み「ノコプロジェクト」活動報告会をKaiHouseにて開催

PR TIMES / 2015年5月22日 15時4分

5年に渡り、インドの学校で開催してきた芸術祭“ウォールアートフェスティバル”の新たな取り組み インド・ワルリ族と一緒に考え、活動する国際交流の新プログラム

5月21日(木)、東京都千代田区の貝印本社にあるギャラリースペース、Kai Houseにて、「ノコプロジェクト報告会」が開催されました。



[画像1: http://prtimes.jp/i/6236/88/resize/d6236-88-553177-3.jpg ]



主催のNPO法人ウォールアートプロジェクトは、震災直後の2011年に福島、2013年に栃木県さくら市の廃校を舞台に芸術祭を開催しました。また、設立当初より5年に渡りインドの農村部の学校を舞台に計7回の芸術祭を開催してきた同団体は、これまでのインド政府や現地の人々とのつながりを生かし、2015年3月に、芸術祭を開催したワルリ族の住む村で伝統的な木と土と牛糞の「家を建てる」ノコプロジェクトを実施しました。

「ノコ」とは、現地ワルリ族の言葉で「十分です」という意味で、日本からこのプロジェクトに参加した学生、社会人ら23人のボランティアたちは、身体を動かし家を建てることで、木や土や牛との生活の尊さを知り、持続可能な新しい未来のあり方を考える機会となったと報告しました。

「ノコプロジェクト」は、現地に行くだけではなく、支援という形で誰もが参加できるソーシャルアートとしての試みでもあるということです。

ノコプロジェクトで家づくりに参加した長野県安曇野でパーマカルチャーと自然農の宿を営む「シャロムヒュッテ」の臼井健二氏は、長年取り組んで来た、土で作るアースオーブンやモバイルコンポストトイレを現地で指揮制作し、現地の人々に「うちでも作りたい」というたくさんの賞賛の声を受け取ったと報告しました。

また、「右肩上がりの発展でない未来を模索するために、まず、現地の伝統的な方法にのっとって家を一軒建てたことは大変意義深かった」と夏目知道氏(空間デザイナー・愛知県立芸術大学)。

報告会では、学校での芸術祭開催からノコプロジェクトへたどり着いた経緯を映像やトークで解説。モニターやプロジェクターでドキュメンタリー映像を鑑賞。トークセッションでは、会場からも活発な意見が出て、「家」から見えてくる持続可能な未来を模索する会となりました。

<会中のゲストコメント>
[画像2: http://prtimes.jp/i/6236/88/resize/d6236-88-567158-1.jpg ]



■スニータ・ナラング(インド大使館 一等書記官)
「日本とインドを繋ぐ、新たなこのプロジェクトに感謝いたします。」


[画像3: http://prtimes.jp/i/6236/88/resize/d6236-88-520778-0.jpg ]

■夏目知道(空間デザイナー・愛知県立芸術大学準教授)
「このプロジェクトの魅力は、自分が手を動かし、一緒に作る事。自分が作る事に加わることで、気を使ったり、メンテナンスしたり、大切に使うことができる。」


■酒匂克之(空間デザイナー)
「私は、震災を機に、今の暮らしに疑問を持ち始めた。ノコプロジェクトは、ゴールが見えて行うプロジェクトではないというのが良い。明日終わるかもしれない毎日の中で、あえてゴールを作らない事が、その時その時を精一杯過ごす事を改めて考えさせてくれる。」
[画像4: http://prtimes.jp/i/6236/88/resize/d6236-88-103352-4.jpg ]



■臼井健二氏
「今の時代、インプット、アウトプットの一方通行で終わってしまうことが多い。すべてを循環させ、暮らしを紡いでいく事をデザインしていく事が、このノコプロジェクトが考える、ノコデザインである。」


[画像5: http://prtimes.jp/i/6236/88/resize/d6236-88-148622-2.jpg ]



<開催概要>
◇名称: ノコプロジェクト 活動報告会
◇日時: 5月21日(木) 18:00~20:00(開場17:30~)
◇場所:  貝印本社(千代田区岩本町3-9-5 2階 KaiHouse)
◇主催:  NPO 法人ウォールアートプロジェクト
◇共催:  貝印株式会社
◇ゲスト :
  スニータ・ナラング(インド大使館 一等書記官)
  夏目知道(空間デザイナー・愛知県立芸術大学準教授)
  酒匂克之(空間デザイナー)
  臼井健三(シャロムコミュニティ)
◇パフォーマー:南加絵(舞踏家)

※参考

<ウォールアートフェスティバルとは?>
インドの学校校舎の壁をキャンバスに、日本とインドのアーティストが10~20日間滞在し、現地の子ども達と交流を通じてアートを作り上げる芸術祭です。インドでは、識字率が50%以下と言う地域もある程、教育の機会が保障されていないのが実状です。そこで、インドの農村部の学校を舞台に、子供たちとその親にアートの力を通じて学校への興味向上をはかり、学ぶことへの意識を高めてもらうことを目的とし、2010年から毎年開催しています。

<ノコプロジェクトとは?>
ノコ=先住民族ワルリ族の言葉で、「もう十分です、ストップ」の意味。不便なように見えて、とても気持ちがいい生活をしている人たちに出会いました―それがこのプロジェクトの出発点です。ワルリ族が持つ「ノコ」、という言葉には、彼らのシンプルな生活を支える精神性が表れていました。自分の生活に、本当はどのくらいの水が必要なんだろう。電気は?そこで1 週間でも暮らすと、暮らしの根元が見えてきます。私たちの未来を考えるプロジェクト。2015年2月「ワルリ族の人々と一緒に家を建てる」ことからこのプロジェクトが始まりました。

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