プリファード トラベル グループ気候変動対策計画を発表し、業界リーダーシップへの道筋を築く
PR TIMES / 2024年12月10日 13時40分
計画は2030年までに組織の二酸化炭素排出量を半減、2050年までに排出量ゼロを達成することを目指し、グローバルステークホルダーのネットワークを活かしたソリューションの規模拡大を図ります。
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プリファード ホテルズ&リゾーツ、ビヨンド グリーン、ヒストリック ホテルズ オブ アメリカ、PTGコンサルティングなどを傘下に持つ、プリファード トラベル グループは、気候危機への対応と旅行・観光業界における有意義な変化の推進を目的とした戦略的イニシアティブである気候変動対策計画の正式な立ち上げを発表いたしました。この計画は、持続可能な観光の分野で著名な国際組織であるトラベル・ファウンデーション (Travel Foundation)との提携により作成されたもので、二酸化炭素排出量の削減と、組織のあらゆるレベルにおける気候行動への従業員参加を促すという、当社の取り組みを強調するものです。
プリファード トラベル グループが「観光業における気候変動対策に関するグラスゴー宣言」に署名したことを受け、気候変動対策計画では、2030年までに同社の二酸化炭素排出量を50%削減し、遅くとも2050年までに排出量ゼロを達成することを目指しています。この計画は、5つの主要な経路、すなわち「測定」「脱炭素化」「再生」「協力」「資金」に重点的に取り組み、プリファード トラベル グループの企業戦略に気候変動対策を組み込み、それが事業上、意思決定の主要な要素となり、成功を測る基準となることを目指しています。
「旅行が持つ変革の力を身をもって体験してきた者として、私は常に、旅行が人と文化を結びつける力があると信じてきました。旅行が地球にポジティブな影響をもたらすことを確実にする責任が伴います。」とプリファード トラベル グループのCEO(経営最高責任者)リンジー・ユベロスは述べています。「当社の気候変動対策計画は、より持続可能な未来の構築に向けて具体的な取り組みを行っていることを示しています。これは当社が全力を注いでいる取り組みであり、業界パートナーおよびゲストの皆様にもこの重要な旅に参加いただければと思っています。」
アクションへの道筋
プリファード トラベル グループは、トラベル・ファウンデーションおよび英国に拠点を置くカーボンコンサルティング会社であるecollectiveの専門家と協力し、体系化された反復的かつデータ主導のアプローチにより、気候変動対策計画を策定しました。このプロセスは、徹底的なデータ分析と社内関係者からの意見に基づいており、包括的かつ同社の業務範囲内で実行可能な計画であることを保証しています。トラベル・ファンデーションの旅行・観光業界における専門知識は、この計画を地球規模の気候変動対策の枠組みに整合させるのに役立ち、プリファード トラベル グループの業界におけるベストプラクティスへの取り組みを強化しました。
気候変動対策計画の立案プロセス
この計画は社内業務に焦点を当てながら、より大きな影響を生み出すことを目的としています。また、今後数年にわたり、業界全体で拡張可能な協力関係を促進する機会にも重点を置いています。この計画を策定し実行するために、以下のステップが採用されました。
- ベースライン排出量目録と状況分析 - プリファード トラベル グループは、ecollectiveの主導によりベースライン排出量目録の作成から着手し、スコープ1(企業が所有または管理する排出源からの直接排出)、2(購入電力による間接排出)、3(出張や従業員の通勤など、その他のすべての間接排出)にわたる温室効果ガス(GHG)排出量を定量化しました。これと並行して、トラベル・ファウンデーションは状況分析を実施し、プリファード トラベル グループの社員からフィードバックを収集して、同社の業務および広範なステークホルダー全体における気候変動対策を特定しました。
- グローバルな気候変動枠組みに沿った目標設定 - プリファード トラベル グループは、ベースライン排出量目録の結果と状況分析を活用し、気候変動対策計画の戦略的方向性を概説する2030年までの目標を設定しました。次の3つの指針となる枠組みに基づいて目標が設定されています。
- パリ協定との整合性: 同社の気候目標は、気温上昇を2℃をはるかに下回る水準に抑えるという世界的な取り組みを支援するもので、目標として1.5℃を目指しています。これには、2030年までに排出量を50%削減し、2050年までにネットゼロを実現することが含まれます。
- グラスゴー宣言の5つ経路:目標は、気候変動への包括的かつ多面的なアプローチを実現するため、「測定」「脱炭素化」「再生」「協力」「資金」の5つの取り組み方針に基づいて構築されました。
- 社内業務と影響範囲:各目標は、プリファード トラベル グループが管理する主要な排出源や活動に焦点を当てて設定されています。また、加盟ホテル、サプライヤー、観光業界のパートナーなど、同社が影響を及ぼす幅広い分野を対象に、より大きなプラスの影響を生み出すことを目指しています。
- 各目標を達成するための施策 - プリファード トラベル グループは、各目標を実現するための具体的な施策を特定し、実際に実施できるようにしました。各施策は、気候目標を達成するための進捗を促進する測定可能な結果に結びついています。
- 優先順位付けの枠組み - 施策は、コスト、実施期間、排出削減の可能性、実行のしやすさ、関連団体の関与を基準に優先順位が付けられ、リソースが効果的に割り当てられるようにしました。また、スコアリングシステムを活用し、最も大きな影響を与える行動を選定しました。
今後の計画:施策と戦略的実施
2025年までに、プリファード トラベル グループは、効果的なシステムの確立、方針の改善、社員の参加を通じて、持続可能な影響を生み出すことを目指した気候行動計画の実施に重点的に取り組む予定です。これらの取り組みは、環境への負担を低減し、低炭素社会の実現を促進するための体系的な枠組みを提供します。主な優先事項には、スコープ3の排出量に大きく影響を与える出張およびイベントの排出量追跡・報告システムの強化、ならびに企業全体での排出量削減を達成するための出張およびイベントに関する方針の改善が含まれます。社員の積極的な参加はこの取り組みの中心となり、研修やワークショップ、リソースを通じて気候変動対策の意識を育みます。社内のタスクフォースと運営委員会の指導のもと、社員が自分の役割に持続可能な取り組みを取り入れられるよう、部門を越えて革新的な対策を進める支援を行います。
「この計画が示すように、プリファード トラベル グループはあらゆるレベルで気候変動対策に取り組む準備ができています。」と、プリファード トラベル グループのサステナビリティ担当副社長、ニーナ・ボーイズは述べています。「当社は、積極的な気候目標を追求しながら排出量削減に取り組む体制が整っており、さらに、より大きな影響力を活用して、今後プラスの影響を拡大することができます。」
プリファード トラベル グループは、内部のオペレーションの脱炭素化を優先することで、その取り組みをグローバルなステークホルダーネットワークに広げるための強固な基盤を築いています。このアプローチは、旅行業界の低炭素社会への移行をリードするという同社のコミットメントを強調し、革新、責任、そしてパートナーシップを促進します。排出削減にとどまらず、同社は社員やステークホルダーが気候意識を持った実践を取り入れ、業界全体の変革に貢献できるよう支援しています。
温室効果ガス排出量目録の詳細、2025年の目標と行動の全リストなど、気候変動対策計画の全文はこちらをご覧ください。PreferredTravelGroup.com/ClimateActionPlan
プリファード トラベル グループについて
ユベロス・ファミリーが所有し運営するプリファード トラベ ルグループは、プリファード ホテルズ&リゾーツ、ビヨンド グリーン、ヒストリック ホテルズ オブ アメリカ、ヒストリック ホテルズ ワールドワイド、PTGコンサルティング、ビヨンド グリーン トラベルの親会社で、現在90カ国で1,000以上のホテル、リゾート、レジデンスが加盟、さらにデスティネーションマーケティングや観光局のグローバルなポートフォリオを構築しています。世界35か所に300人以上の経験豊富な旅行スペシャリストがいる同社は、ブランディング、セールス、統合マーケティング、収益管理、包括的なデストリビューションサービスとコンサルティングを通じて、独立系ホテル、ホスピタリティ企業、デスティネーションや観光局をグローバルマーケットに繋いでいます。ブランドプロミスである「Believe in Travel」を軸として、当社、そして加盟ホテル、傘下のホテルブランドおよびコンサルティング部門は「旅」が持つ変革的な力を信じています。旅は人々の生活を豊かにし、地球への尊重の気持ちを高め、他文化や多様な生活様式への理解を深める力があると確信しています。詳細については、www.PreferredTravelGroup.comをご覧ください。
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