ローデ・シュワルツが測位精度を高める画期的なBluetooth(R)チャネル・サウンディング信号の測定を初公開
PR TIMES / 2024年6月6日 11時45分
ローデ・シュワルツは、チャネル・サウンディング(Channel Sounding)機能のサポートが計画されている新しいBluetooth(R)信号に対し、その初めてとなるリアルタイム測定を公開します。このデモンストレーションは、ドイツ・ニュルンベルクで開催の展示会Embedded World Exhibition & ConferenceにおいてR&S
CMW500広帯域無線機テスタで実施する予定です。Bluetooth(R)チャネル・サウンディング機能により、民生および商用アプリケーションでこれまでにない測位精度を実現可能になることから、業界はチップやデバイスの開発に対応できる信号測定能力を待ち望んでいます。
[画像: https://prtimes.jp/i/104512/88/resize/d104512-88-5eea3731b8214c5601b9-0.jpg ]
民生用や商用機器には、測位機能を持つ技術としてBluetooth(R)が最も広く採用されています。これにチャネル・サウンディング機能がまもなく導入され、Bluetooth(R)を使ったリアルタイム位置情報サービスの精度は50 cmを下回るほど大幅に向上します。こうした位置精度の向上に加えて、チャネル・サウンディング機能により現行のBluetooth(R)位置情報サービスに比べてさらに消費電力を抑えることができ、セキュリティも向上するものと期待されています。精度の向上から、特に工場や倉庫でのアセット・トラッキングといった屋内アプリケーションのほか、建物や車両へのセキュア・アクセスも大きく進展するでしょう。
しかし、そうしたより優れた位置情報機能をサポートするには、新しい物理層を取り入れたBluetooth(R)デバイスへとハードウェアを変更する必要があります。チャネル・サウンディング機能のサポートを含めて、必要となるチップやデバイスの開発を始めたいというエンジニアは、新しい機能を実現できるように高い信頼と確度のもとでの信号測定を切実に求めています。これに応えて、ローデ・シュワルツはRF物理層測定をサポートするR&S CMWプラットフォーム用オプションをすでにご用意しています。
Bluetooth(R)コア仕様(Core Specification)の次のバージョンに向けた現在のドラフトでは、位相ベース測距(phase-based ranging:PBR)トーン交換とラウンド・トリップ・タイム(RTT)のサポートが定義されています。ローデ・シュワルツは、Bluetooth(R)チップセットやデバイスの開発に取り組むハードウェア・エンジニアやソフトウェア・エンジニアの皆様にPBR測定テクニックをいち早くご覧いただけるよう、embedded world Conference において「Redefining Bluetooth Low Energy Testing to Cover Latest Bluetooth Innovations〔最新Bluetoothの技術革新に対応できるようにBluetooth Low Energyテストのあり方も見直そう〕」と題したセッションを4月10日午後1時45分に開催します。また、測定の実演紹介は、同じくドイツ・ニュルンベルクで開催のembedded world Exhibitionの会期2024年4月9~11日を通じて、ホール4・小間番号4-218のローデ・シュワルツ展示ブースで行います。
ローデ・シュワルツのBluetooth(R)テスト・ソリューションについての概要は
https://www.rohde-schwarz.com/bluetooth をご覧ください。
また、ローデ・シュワルツのembedded world出展情報は https://www.rohde-schwarz.com/embedded-world でご確認いただけます。
www.rohde-schwarz.com
お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email: press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email: Dominique.Loberg@rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email: press.apac@rohde-schwarz.com)
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。
R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
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〒160-0023
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