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【大阪工業大学】ナノ技術で血栓のできない人工血管に挑む

PR TIMES / 2024年12月6日 20時40分

本学ホームページ連載「研究力」No.5を配信 生命工学科 外波弘之准教授



 大阪工業大学(学長:井上晋)は本学の時代に先駆ける研究をホームページの「研究室VOICE!」内で紹介する連載「研究力」の5回目を本日配信しました。今回は生命工学科  外波弘之准教授が登場し、ナノサイズの工学的技術を医療に応用するナノメディシンの研究から、血栓のできない人工血管に向けた取り組みを紹介しています。

1. 教  員:外波弘之准教授(となみ・ひろゆき)
2. 所  属:工学部生命工学科
3. テ ー マ:ナノ技術で血栓のできない人工血管に挑む
4. U R L:https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/5_U-tonami.html


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140284/89/140284-89-702a56e0779b79d7effabbc916770fa2-945x240.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
            左外波弘之准教授中エレクトロスピニングで生成した超極細糸

【研究の概要】
 外波准教授は血栓のできない人工血管を作りたいと、直径がナノからマイクロサイズの超極細の糸を使う研究に取り組んでいます。現在はその糸で網目状のマットを作り、形態や加工法の違いによる性能を比較しています。人工血管は動脈硬化の治療などで広く使われています。しかし、表面に血の塊ができることが課題で、塊がはがれて血管が詰まると、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞になるリスクがあります。外波准教授が開発している超極細糸を重ねた人工血管は、治療対象となる血管の内側に留置すると、本来の血管の内側にあり、抗血栓作用を有する内皮細胞が網目をくぐり抜けて人工血管の表面を覆うことで、血が固まらなくなるというものです。

【WEB連載「研究力」】
● 会話形式の平易な文体に図や動画を多用し、先端の研究を分かりやすく説明
● 本学の200研究室から毎月1教員を紹介

【「研究力」バックナンバー】
住みやすさを創造する「建築環境工学」 工学部 建築学科 河野良坪教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/1_A-kono.html

未利用熱を有効活用「熱電発電」の新素材を開発 工学部 応用化学科 村田理尚准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/2_K-murata.html

石油を作る微細藻類に遺伝子解析からアプローチ 工学部 環境工学科 河村耕史准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/3_V-kawamura.html

サステナブルな野外フェスを音環境から考える 工学部 機械工学科 吉田準史教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/4_M-yoshida.html

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