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軽量化などに寄与する機能性微粒子(製品名:アドバンセル)の生産能力を増強

PR TIMES / 2024年6月3日 12時45分



[画像1: https://prtimes.jp/i/99121/91/resize/d99121-91-917046ef0730dfab460e-0.jpg ]


                                            2024年6月3日
各 位
                                         積水化学工業株式会社

               機能性微粒子アドバンセルの生産能力を増強

積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太、以下「当社」)の高機能プラスチックスカンパニー(プレジデント:清水郁輔)は、山口県周南市に所在する子会社、徳山積水工業株式会社において、機能性微粒子(製品名:アドバンセル)の生産能力を増強することを決定しました。2025年度第4四半期(2026年1~3月)からの増産開始を予定しており2026年度には現行生産能力の倍増を計画しています。

1.背景
アドバンセルは、熱可塑性ポリマーセル内に低沸点炭化水素を内包した、機能性微粒子です。加熱することによって、シェルが軟化し、それと同時に内部の炭化水素が急激に膨張して、中空状のバルーンを形成するため、樹脂(基材)に混練することで、軽量化・柔軟化など、さまざまな特性を実現させることができます。高機能プラスチックスカンパニーの機能樹脂事業部では、アドバンセル事業をグローバルに展開しており、自動車用シール材、靴底、建材など幅広い用途で使用されています。当社独自の生産技術により、高発泡倍率と安定した品質を実現し、各用途で高い品質要求に応える製品を提供しています。近年、要求品質の高まりに加え、環境対応への強い関心から、主要市場である靴底用途に加え、自動車用途での需要が急激に拡大しています。今後、継続的な需要拡大が産業分野を問わず見込まれることから、約20億円を投じ安定的な供給体制を目指します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/99121/91/resize/d99121-91-3804d1c9e90575406efe-2.png ]

2.本投資の概要

1)投資先:徳山積水工業株式会社
2)投資額:20億円
3)稼働時期:2025年度第4四半期(2026年1~3月)

3.徳山積水工業株式会社の概要

1)設 立:1964年
2)所在地:山口県周南市開成町4560
3)従業員数:約150名
4)製造品目:塩化ビニル樹脂、機能性微粒子、その他合成樹脂

4.アドバンセルおよび今後の機能樹脂事業の展開について

機能樹脂事業は、アドバンセルのほか、ポリビニルアセタール樹脂(製品名:エスレックB/K)、ポリビニルアルコール樹脂(製品名:セルボール)の3製品群を、日(2)、米(2)、欧の世界5拠点で生産しグローバルに事業を展開しています。その用途は幅広く、家電やモバイル端末などのエレクトロニクス、自動車、建築といったさまざまな分野で使用されており、その高い品質により、顧客製品の安全性向上や機能性、生産性の改善に寄与するなど高い評価を受けています。今後も、社会課題解決に貢献する高機能で高付加価値な製品の開発・提供を通じて、サステナブルな社会の実現に向けて取り組んでいきます。








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