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現役保育士の叫び!保育士不足を解決するために本当に必要なことは?

PR TIMES / 2017年5月31日 12時37分

保育士・幼稚園教諭を対象に「保育士不足解決に関する取り組みについてのアンケート調査」実施



「明日の保育をもっと楽しく!」保育の役立つ情報サイト【ほいくらいふ】(https://hoiku-me.com)を展開する株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、保育士や幼稚園共有を対象に、「保育士不足解決に関する取り組みについてのアンケート調査」(https://hoiku-me.com/other/nurture-news/41052/)を実施しました。

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●調査テーマ:保育士不足解決に関する取り組みについて

●調査対象  :保育士・幼稚園教諭 206名

●調査期間  :2017年5月22日~5月26日

●調査方法  :インターネット調査

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【背景】

待機児童問題の大きな原因と言われているのが、「保育士不足問題」。

平成29年度末までに、国全体として「46.3万人」の保育士を確保することを目標として、平成25年度の保育所勤務保育士数37.8万人及び平成29年度末までの自然増分2万人を差し引く等により算出した、新たに必要となる「6.9万人」の保育士を増やす必要があります。

保育園で働く保育士の現状として、賃金と労働のバランス、責任の重さなどがあり、その保育士の現状と、国の認識には大きなギャップがあります。

保育士を増やすためには、より財源を確保し、保育士給与の抜本的改革や職場の環境改善などが必要だと思われます。

今回、保育士不足解消のために本当に必要なものは何か、現役の保育士さんの意見をアンケートで集めました。


【調査結果(一部)】

現役保育士を中心に行ったアンケート結果から、保育士不足解決に関する取り組みについてのデータを紹介します。

■保育士の希望は処遇改善。国の取り組みもまだまだギャップあり

[画像1: https://prtimes.jp/i/13773/93/resize/d13773-93-503963-0.jpg ]



「国の取り組みとして、保育士不足解消に最も効果があると思うのはどれですか?」という質問に対し、最も回答数が多かったのが「勤続年数・経験年数に応じた処遇改善」で57%、次いで「どれも効果はないと思う」が28%となりました。

試験回数増加や試験の一部免除、再就職支援の強化などは10%以下という結果です。


[画像2: https://prtimes.jp/i/13773/93/resize/d13773-93-942401-1.jpg ]



次に、「以下の対策として保育士不足に最も効果があると思うのはどれですか?」という質問に対しての回答で最も多かったのが、こちらも「保育士の待遇改善」で全体の75%を占め、次いで「働く職場の環境改善」が18%、という結果になりました。

「どれも効果がない」と答えた方は1%で、処遇改善や環境改善に期待していても、国の取り組みとのギャップがあるということが伺えます。


■2%の改善では保育士は増えない。潜在保育士は潜在保育士のまま

[画像3: https://prtimes.jp/i/13773/93/resize/d13773-93-498079-2.jpg ]


国の取り組み、また最も効果がある方法として回答数が多かった処遇改善に関して、「今年度より、保育士の処遇改善として月額2%(約6,000円)が給与に上乗せされますが、この改善で保育士不足の解消になると思いますか?」という質問の回答は、月額2%の上乗せで保育士不足の解消になると「思う」と答えた方が4%、「思わない」と答えた方が96%と大きな差が出ました。


■保育士を増やすためには、給与はもちろん、業務改善や仕事への理解が必要

どのような方法であれば保育士不足が解消されるのかアイデアを尋ねました。

非常に多くの回答が寄せられ、保育士の皆さんの関心の高さ、なんとかしてほしいという想いが感じられます。

その中の一部の意見をご紹介します。


【給与改善】

「給料をあげること。12万では厳しい。保育士を確保する為に色々と政府がしているが、意味がない。給料が上がれば保育士は増えると思う」

「認可保育園とか正職員を増やせるようにし、給料をもっと上げられるように、仕事量と賃金がやはり見合わない」

「給与及び身分保障を公務員と同等にしたらよい。大変な仕事なのに、なにも保障されていないのはおかしい」

「保育士の仕事を理解するために現場に足を運んでほしい!!解消法はただ1つ!!労働、待遇の改善のみ!!」


【業務改善】

「職場の環境改善、持ち帰りの仕事を減らす、業務をなるべく減らしていかないと、仕事量が多過ぎる」

「仕事の内容の軽減化やデジタル化などの改善」

「保育士の配置を増やす。0歳は3対1、1歳は6対1、となっているがグレーゾーンの子や支援の必要な保護者、クレーマーなどクラスで抱える問題が増えてきているので保育士1人1人抱える問題が多くなっている」

「保育所の開園時間の変更。7時から18時など。保育士の負担と子供の負担、保護者の負担を考えると20時まで預けたりするには負担がありすぎる」


【多様な働き方】

「保育科の学生をアルバイトとして雇う、看護助手のように保育助手を雇う」

「子育て後の人がパートで入ってくれる。書類などは資格がないとしない、など確実にすれば人は集まると思う。そもそもパートで入った人に書類を書かせるのはどうかと…それなら違う仕事で同じ金額貰える所を探す」

「休日、休憩を取れるようにして、勤務時間をワークシェアするなどしてでも働きやすくする」

「自由に時間を選んで働ける制度や保育士の業務のアウトソーシング(衣装 壁面 ピアノなど)で潜在保育士の活躍の場を作ったら良い」


【保育士試験・資格】

「保育士試験の勉強は子育てにも通じるところがあるので、高等学校で「教養」として教えるのはどうか? 保育士に興味を持つ学生も増えると思う」

「保育士の資格取得を目指す専業主婦の為の、受験対策勉強会を各地で開いてほしい!(資格取得に必要とするものに対しての金銭的補助が必要!!︎)」

「試験問題見直し、3年以内の取得見直し、5教科合格で准保育士とか‥全教科合格で園長資格 主任資格など種類を設ける」


【その他】

「まず国が国家資格保有者としての地位を認め看護師と同様に専門性の高い仕事と認識すること」

「保育士を増やすのでなく、子ども手当を厚くする、就学前の子供がいる両親のどちらかは5時以降の勤務をしてはいけないなど、保育園に来る子どもを減らすべき」

「待遇や業務量などの職場環境改善はもちろん、設定を自由化し見合った保育料を徴収する必要がある」

「会社に保育園を設ける」


保育士の本当の課題として、やはり最も多かった給与関係。仕事量に見合った待遇や環境にしない限り、長く仕事を続けることや復帰することは難しいようです。

そして、保育士の仕事の専門性や責任・業務量をもっと社会が認識し、保育士という職業の地位向上される必要があります。


【株式会社ウェルクスについて】
株式会社ウェルクス(https://welks.co.jp/、本社:東京都墨田区、代表取締役:三谷 卓也)は、人材不足が問題といわれている保育士や介護職の人材紹介業を中心に事業展開しています。近年では認知症に関するメディア事業のほか、放課後等デイサービスの運営を展開しており、福祉領域の課題解決を行っています。

【ほいくらいふとは】
ほいくらいふ(https://hoiku-me.com)とは、保育士と幼稚園教諭、また保育士・幼稚園教諭の資格取得を目指す方に対する総合情報サービスです。主に製作や壁面紹介などの記事投稿、日々の業務をより良くするための遊び・歌やピアノ・絵本の紹介記事、また保育に関するニュース記事など、「明日の保育が楽しくなる」ことをテーマに情報を発信しています。


【本リリースに関するお問い合せ】
本リリースに関するお問い合わせや取材をご希望の方は下記までご連絡ください。
本リリースで紹介しきれなかった自由回答形式の全データもご用意しております。

株式会社ウェルクス ほいくらいふ担当
担当:石田

電話番号:03-5638-7413 FAX番号:03-5638-6866
MAIL:hiroyuki-ishida@welks.co.jp

*記事をご掲載いただく際は、以下クレジットの表記をお願いいたします*
クレジット名:株式会社ウェルクス「ほいくらいふ」

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