金沢大学附属病院に「頭のかたち外来」が開設/ジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメットを用いた「赤ちゃんの頭のかたち」矯正治療(ヘルメット治療)が受けられるようになります
PR TIMES / 2024年11月1日 11時45分
金沢大学附属病院(石川県金沢市)が脳神経外科に「赤ちゃんの頭のかたち外来」を開設、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下当社)が開発製造する、赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた頭蓋矯正治療が開始されます
赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療等についての社会的関心が高まる中、北陸地方における高度医療を提供する金沢大学附属病院に「赤ちゃんの頭のかたち外来」が開設され、頭のかたちに関する診察とヘルメット治療を受けられるようになりました。脳神経外科医が初診から治療終了まで責任を持ち、赤ちゃんの頭のかたちの矯正治療を行う外来となります。
金沢大学附属病院の「赤ちゃんの頭のかたち外来」では赤ちゃんの頭蓋変形に対し、位置的変形(主に寝ている時の頭の向き癖が原因で生じるもの)なのか、または病気によって歪みが生じているのか、適正な鑑別診断(頭蓋健診)を受け、状況に応じた治療を受けることが可能となります。病気が歪みの原因の場合は、金沢大学附属病院にて手術等の外科的処置を行います。診療にはヘルメット治療をサポートするために必要な技能を身に着けた当社専門スタッフが参画し、医師とともに、赤ちゃんおよびご家族に寄り添ったオーダーメイドのサービスを提供してまいります。
金沢大学附属病院では、毎診察時に医師が赤ちゃんの頭蓋の成長発達およびヘルメット治療の治療効果を確認するとともに、赤ちゃんの成長に合わせてヘルメットを調整するため、ヘルメットのインナークッションを交換します。医師の指示による、1人1人の赤ちゃんに合わせたインナークッションの調整と交換は、ヘルメット作製時だけではなく、治療の間も常にオーダーメイドであることを実現します。
金沢大学附属病院にて診療を担当する医師は、赤ちゃんの頭のかたちとヘルメット治療に関する医師同士の学び合いの場である当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会(※)」に参加するとともに、ヘルメット治療の先行施設(大学病院)の見学も行っています。
※ジャパン・メディカル・カンパニー社が「第4回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年6月2日に開催
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金沢大学附属病院について
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加賀藩種痘所(1862年開設)を起源とし、長きにわたり地域の医療を支えてきました。現在、特定機能病院や都道府県がん診療連携拠点病院などに指定されており、医療における地域の拠点としての機能を果たしています。また、診療だけでなく、県内における医療人の育成や臨床研究を積極的に推進しています。基本理念を「最高の医療を提供するとともに、人間性ゆたかな優れた医療人の育成に努めます」とし、患者さんが満足できる良質な医療の提供、将来を担う医療従事者(医師、看護師およびメディカルスタッフ)の育成を行っています。
初診を担当する医師について
脳神経外科 笹川 泰生先生
金沢大学脳神経外科 助教
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/93/46445-93-f223c451aa79b10ae2dfb4b17554b9fd-2199x2293.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【略歴】
2000年 金沢医科大学医学部卒業
2004年 金沢医科大学 医学博士
2005年 金沢医科大学脳神経外科 助教
2015年 金沢大学脳神経外科 助教
【認定資格・所属学会】
日本脳神経外科学会 (指導医)
日本小児神経外科学会 (認定医)
日本間脳下垂体腫瘍学会(学術評議員)
日本神経内視鏡学会(技術認定医・評議員)
▼頭のかたち外来開設にあたって笹川先生よりコメント
これまで私は脳や神経に先天的な病気を患った多くのお子さんを治療してきました。その中には頭の骨に病気をもったお子さんも含まれています。これまでの治療経験を活かし、この度、乳児のための頭のかたち外来を開設します。
位置的頭蓋変形は、赤ちゃんが同じ姿勢を長時間保つことにより生じる頭の骨の変形です。社会的にもその認識が高まり、ご両親やかかりつけの小児医から治療を求める声が増えています。当外来では、専用ヘルメットを用いて、お子さま一人一人の頭の形状に合わせたカスタムメイドの治療を提供します。また、小児科とも密接に連携し、それぞれの赤ちゃんに最適な治療計画を考えてまいります。
ヘルメット治療は、適切な時期に開始することが非常に重要です。当外来では、適応判定を厳密に行い、治療が必要な赤ちゃんには迅速かつ適切に対応して参ります。家族の皆様が抱える不安や疑問にも、専門のスタッフが丁寧に答えていくことを心掛けています。
脳神経外科 大石 正博先生
金沢大学脳神経外科 特任助教
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/93/46445-93-4f945255e3ce0777dd12c4c24ba51a44-2344x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【略歴】
2010年 金沢大学医学部卒業
2020年 金沢大学附属病院救急部 特任助教
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 医学博士
2021年 京都大学附属病院脳神経外科 特定病院助教
2022年 米国National Institutes of Health,
National Institute of Neurological Disorders and Stroke,
Surgical Neurology Branch Research Fellow
2024年 金沢大学附属病院脳神経外科 特任助教
【認定資格・所属学会】
日本脳神経外科学会 (指導医)
日本小児神経外科学会 (認定医、学術評議委員)
日本間脳下垂体腫瘍学会(学術評議員)
日本内分泌学会(専門医(脳神経外科))
日本脳卒中学会(専門医)
日本脳血管内治療学会(専門医)
▼頭のかたち外来開設にあたって大石先生よりコメント
日本ではこの10年ほどの間に、頭のかたちに対する関心が急速に高まり、当院にもすでに多くの問い合わせをいただいておりました。当院は石川県の基幹病院として高度な医療、先進的な医療を提供し続けておりましたが、位置的頭蓋変形に対するヘルメット治療は保険診療範囲内の病気ではなく自費での治療になるため、当院では提供できずもどかしさを感じておりました。
しかし、頭のかたちに対する関心が広がると共に、頭蓋骨早期癒合症という病気が位置的頭蓋変形と診断され経過観察となっていたり、位置的頭蓋変形のために『眼鏡を掛けづらい』や『髪を縛りにくい』などの声を聞くようになり、頭のかたち外来を開設するに至りました。以前は赤ちゃんの頭のかたちの変形は自然に治る、と言われ放置されていましたが、中等度・重度の場合には治りにくい、あるいは治らない場合もあることが分かっております。すでに欧米では位置的頭蓋変形に対するヘルメット治療は普及し、保育園に行くとヘルメットを装着する子を見かけることは珍しくありません。
子供の未来、人生をより良いものにするため適切な治療を提案いたします。
- 赤ちゃんの頭のゆがみについて
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赤ちゃんの頭のゆがみは、向き癖など外部からの圧力が主な原因ですが、稀に病的変形があり、ヘルメット治療の対象となるのは、外部からの圧力による位置的頭蓋変形になります。赤ちゃんの頭囲が急成長する生後3ヶ月~生後6か月頃までの間に、治療用のヘルメットを装着することで頭蓋変形を治療することが可能になっています。
赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専用の3Dスキャナーだけでなく、「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」でも行うことが可能です。
当社が開発した「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」では、写真を撮るだけで赤ちゃんの頭のかたちを簡単に計測することができます。累計25万ダウンロード(※注)を超えアプリの精度も向上しており、医師の論文発表等にもアプリデータが使用されています。アプリは医師監修の基に作られており、病院の診察の際にも役立てることもできますので、ぜひダウンロードしお役立てください。
※注:2024年6月 当社調べ
※国内初「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが累計25万ダウンロードを突破!乳児の頭蓋変形の測定のみならず頭蓋変形に関する研究開発への応用も進む
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/93/46445-93-57d33878a965ebe2db8b07f7674824cd-265x265.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
iOS版
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/93/46445-93-330a4a6ea2ad4f99a904848990073f1a-270x270.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Android版
- 製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)/ Qurum (クルム)
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長年、頭蓋形状矯正ヘルメットの製造を行なってきた株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の先生方とともに、開発検討委員会を組成し、共同開発。最先端の3Dプリンタによる日本製ヘルメットで、高い通気性でムレにくく、ヘルメットだけでなくクッション自体も水洗いが出来ます。メカニズムからデザインまで、赤ちゃんに必要なことをカタチにしました。
プロダクトそのものの高い品質に加え、当社ヘルメットの取り扱いをご希望される医師には、ヘルメット適正治療研修会への参加と治療実績のある先行医療機関(大学病院)への見学を必須としています。当社ヘルメット導入後も、医師にはヘルメット適正治療研修会への継続参加をお願いしております。
親御様が、頭蓋健診とヘルメット治療を安心して受けられるよう、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とする先生方と決定し導入した当社独自の基準です。
「最高の安心」のためにできること。ヘルメット治療の導入と導入後のプロセスもわたしたちの品質のひとつです。
詳細を見る
- 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて
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ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。
1897年創業の鉄鋼メーカーの大野興業を前身とし、130年にわたり培われたものづくりの技術と精神を基盤に成長を続けてきました。
1999年に積層造形技術(3Dプリント)を駆使したリバースエンジニアリングを導入し、耳小骨などのヒト骨模型の製法で特許を取得。手術前シミュレーション用3D模型の分野で、数々の術前症例模型や教育練習用模型の開発に至りました。現在では脳神経外科・耳鼻咽喉科領域を中心に、手術前シミュレーションや認定医試験等の場面で当社模型を用いたハンズオントレーニング等にご活用いただいています。
2012年には初の国産頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」を脳神経外科医と共同で開発し、2018年にジャパン・メディカル・カンパニーとして独立いたしました。
現在は頭蓋矯正用ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」「Qurum(クルム)」や乳児の頭蓋変形の程度を簡便に計測できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」、ヘルメット治療を支援する「metto(メット)アプリ」等の開発・製造・販売を行い、医療分野における新たな価値創出を目指しています。
ヘルメットを用いた累計症例数は16,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡大を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設立:2018年5月
■代表取締役CEO:大野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーのプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445
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株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp
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