食品ロス削減を目指した新サービス「Harmoniaロスフリー」を提供開始
PR TIMES / 2023年2月15日 10時15分
価格戦略の立案・実行支援とシステム開発・導入支援を一気通貫して行うハルモニア株式会社(東京都千代田区、CEO:松村 大貴、以下ハルモニア)は、東芝テック株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:錦織 弘信、以下東芝テック)と共に開発を行った、スーパーマーケット等の食品ロス削減を目指した新サービス「Harmoniaロスフリー」の提供を開始します。
なお、本サービスは2022年12月に行われた経済産業省主催のSUPER-DXコンテストにおいて「優秀事業」に選出されており、本日開催のスーパーマーケット・トレードショー2023にて表彰式が行われる予定です。
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■背景、解決を目指す課題
食品ロスは、世界的にも大きな注目を集めている社会課題です。日本における食品ロスは年間522万トン。そのうち、スーパーマーケット等の食品小売業におけるロスは全体のおよそ11%、60万トンとなっています。これは環境的な課題であるのと同時に、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、GMS(総合スーパー)等の利益を圧迫する、ビジネス的な課題となっています。
食品小売業におけるロスとは、売れ残って廃棄となる商品の総額(廃棄ロス)+期限が近づいた際に行われる値引きの総額(値引きロス)の合計として捉えられます。例えば、スーパーマーケットの惣菜部門では、売上に対して10%前後の合計ロス(廃棄ロス+値引きロス)が出てしまうことも珍しくありません。
日本では、その日の需要に対して惣菜などの製造量が多すぎたとき、夕刻頃に値引きシールを貼って購入を促す業務が行われることが典型的です。この値引率が低ければ値引きロスは抑えられる一方で、廃棄ロスが増えてしまう可能性が高まります。反対に、値引率が高ければ廃棄ロスは抑えられますが、値引きロスが過剰になってしまうことに繋がります。
こうした難しい判断が求められる業務を、毎日、多くの商品・店舗で実行していくことは、人手不足に悩む食品小売企業にとって大きな課題となっています。
■Harmoniaロスフリーについて
ハルモニアは「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」ことをミッションに掲げ、価格戦略のプロとして2021年より小売業界の価格戦略支援に注力しています。
Harmoniaロスフリーは、POSシステムに保存されている販売・廃棄データ分析をもとに、値引率の最適化によってロス削減を図るPriceTechサービスです。2021年8月に資本提携を発表した、POSシステム領域でのリーディングカンパニーである東芝テックと共に、食品ロス等の業界課題解決を目指し、開発を進めてまいりました。
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◯主な機能
適切な値引率、回数の自動算出
店舗スタッフへの値引き指示
値引きロス、廃棄ロス、粗利率など経営上のKPI可視化
製造数最適化への示唆提供
小売企業ごとに異なる商品構成や価格戦略、オペレーション事情などに合わせて、値引率の決定ロジックや、値引き指示の回数・タイミングなどを柔軟に調整できることが特徴です。これまでに、複数のスーパーマーケット企業との実証実験を重ね、ロス率・粗利率の20%程度の改善効果も得られています。
2022年12月には経済産業省が主催するSUPER-DXコンテストにおいて、エントリー39社のうちトップ3である「優秀事業」に選出されています。
■サービスの位置付け
今回のサービスは、ハルモニアが研究開発を重ねてきたPriceTechソリューションの共通基盤「Harmonia」を活用した、特定業界向けSaaSの位置付けです。旧サービス名称であるMagicPriceの時代から、ホテル業界向け、高速バス業界向けと、開発・提供を続けてまいりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/19984/94/resize/d19984-94-465678feebefdf741ee9-0.jpg ]
ハルモニアは価格戦略策定からソリューション開発までを一気通貫で支援できることを強みとし、今後ともパートナー企業との協業と、それを通じた各業界課題の解決を目指してまいります。
■会社概要
会社名 :ハルモニア株式会社
設立 :2015年4月21日(2021年8月24日より株式会社空から社名変更)
代表者 :CEO 松村 大貴
所在地 :東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル11階
ミッション:「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」
事業内容 :価格戦略に関するコンサルティングおよびソフトウェアの開発・提供
公式サイト :https://www.harmoniainc.jp/
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