【追加データあり】新型コロナウイルス感染拡大、全国700店舗の3月第1週の来店者数、前年の56.3%まで落ち込む
PR TIMES / 2020年3月12日 10時35分
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、小売店舗への来店者数が前年より大きく減ったことが、弊社サービスの利用店舗の分析で明らかになりました
[画像1: https://prtimes.jp/i/10628/95/resize/d10628-95-784958-1.png ]
調査は、弊社の小売店舗解析サービス「ABEJA Insight for Retail」を導入しているアパレル、雑貨など全国約700店舗を対象に実施しました。
店舗内に設置されたカメラやセンサーから来店者の情報を把握、新型コロナウイルスの流行拡大を受け、来客数がどの程度変化したのか、国内初の感染者が確認された1月16日~3月8日の「来店者数」「店前通行者数」「店舗売上額」の推移を検証しました。具体的には主な関連事象を区切りとして、各期間の3つの指標の平均値を算出、前年同時期と比べました=上記グラフ参照。
【指標の定義】
来店者数=お店に入ってきた人の数
店前通行者数=店の入口の前を通った人の数(※一部店舗のみ)
店舗売上額=店舗ごとのレジ売上額(※一部店舗のみ)
国内初の感染者が確認された1月16日以降、来店者数は前年の80%から70%台へと減り続けていましたが、政府による時差出勤・テレワークの推奨やスポーツやイベントの中止・延期などが要請された2月25日以降に入るとさらにがくんと減り、前年の53.9%まで落ち込みました。
その後、全国の公立学校の休校が始まった3月2日以降の来店客数の推移は横ばいになりましたが、「店舗売上額」(一部店舗)は前年の55.1%まで落ち込んでいます。
【追加情報:週次データによる比較】月曜日~日曜日の区切りによる平均値で前年と比較しました=下記グラフ参照。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10628/95/resize/d10628-95-316187-3.png ]
「店舗売上額」の減少の要因について、ABEJA Insight for Retailのカスタマーサクセス担当は次のようにみています。
「店舗の売上減少に大きな影響を与えた要因については、来店者数の減少だけでなく、営業時間の短縮や、臨時休業対応、そして消費者がECサイトでの購買に移っているためと推測しています」
「店前通行者数よりも来店者数の減り幅が大きいことも注目すべき点です。ふらりと入店してくる『ウインドーショッピング層』が減り、代わりに最初からこれを買う、と決めている『目的購買層』や、その店の商品の購買意欲が高い『ブランドファン層』の割合が増えているものと考えられます」
「ただ、中には来店者数が減っていない店舗やエリア、業態もありました。その要因については、引き続き調査していく所存です」
ABEJA Insight for Retail 事業責任者 伊藤久之(いとう・ひさゆき)は次のようにコメントしています。
「ABEJA Insight for Retailを導入している顧客企業では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う来店者数の減少を早くから1日単位で把握できたことで、より迅速で適切な店舗オペレーション、経営判断に活用されています」
「全店舗で一律にオペレーションを回すのではなく、店舗ごとの来店者数の増減に応じたオペレーションの変更が実現できた例もあります。こうした顧客のデータ活用の判断に際しては、弊社もサポートしております」
データの詳細については、今後の動向次第で改めてリリースを検討させていただきます。
■ ABEJA Insight for Retailとは
[画像3: https://prtimes.jp/i/10628/95/resize/d10628-95-645430-2.png ]
ABEJA Insight for Retailは、小売店舗向け解析サービスです。現在は、小売流通企業を中心に約120社700店舗以上(2019年9月時点)に利用されています。ミック経済研究所による調査結果をまとめた「AI(ディープラーニング)活用の画像認識ソリューション市場の現状と展望【2019年度版】」(2019年9月17日発刊)の「AIマーケティング市場」及び「小売卸AI市場」ではシェア1位となりました。
※IoT推進コンソーシアム・経済産業省・総務省が2018年3月30日に公表した「カメラ画像利活用ガイドブックver2.0」に則り本サービスを提供しています。
サービス紹介サイト :https://abejainc.com/insight/retail/ja/service/
導入企業事例 :https://abejainc.com/insight/retail/ja/case/
[画像4: https://prtimes.jp/i/10628/95/resize/d10628-95-676112-0.png ]
■ABEJA Insight Retailが小売流通業界で求められている理由
少子高齢化による国内市場の縮小で、小売流通業界では店舗の売り上げを効率よく伸ばすとともに、出退店の適切な判断が、これまで以上に求められるようになりました。
これらを実現するためには、経験や勘に基づいた対応だけでなく、顧客が商品を買うまでにどう行動しているかをデータに浮き上がらせ、店舗の状態を客観的にとらえる必要があります。
ABEJA Insight for Retailで、来店率や買上率などを把握し、好不調の要因を的確に分析することで、適切な改善策につなげ、店舗の収益改善を支援します。
ABEJA Insight for Retailでは、多くの小売流通企業が、取り組みの成否をデータから把握し、次の収益につながる確実な一手を打ち出すプロダクト開発に取り組んでまいります。
■ ABEJAについて
AIを始めとする最先端技術を活用し、産業構造の変革を追求している企業です。「ゆたかな世界を、実装する」を理念に、小売流通、製造、物流、インフラなど、あらゆる業界で一気通貫したAIの導入、活用を支援しています。2018年12月には、米Google社より日本で初めて出資を受け、成長を加速しております。
会社名 :株式会社ABEJA
代表者 :代表取締役社長CEO 岡田 陽介
事業内容 :ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業
URL :https://abejainc.com
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