アプライド マテリアルズ エネルギー効率に優れたコンピューティングのサミットで先進パッケージング新コラボレーションモデルを発表
PR TIMES / 2024年11月22日 12時45分
- アプライド マテリアルズ EPIC Advanced Packagingによりグローバルイノベーションプラットフォームを拡充
- 半導体R&Dのトップ企業が集結し、高性能、低電力AIチップパッケージング技術を高度化
アプライド マテリアルズ(Applied Materials, Inc., Nasdaq:AMAT、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEOゲイリー・E・ディッカーソン)は11月18日(シンガポール時間)、自社のグローバルなイノベーションプラットフォームEPIC*を拡充し、先進チップパッケージング技術の商用化加速に特化した新たなコラボレーションモデルとする計画を発表しました。取り組みの手始めとして、アプライド マテリアルズは半導体業界のR&Dをリードする20数組織をシンガポールに集め、半導体装置メーカー、材料サプライヤー、デバイスメーカー、研究機関の連携を図る会合を開きました。次世代のエネルギー効率に優れたコンピューティング実現に向けた新技術開発を促進することが目標です。アプライド マテリアルズは開催地のシンガポールで10年以上にわたり、お客さまやパートナー企業と先進パッケージングのR&Dに関する協業を進めてきました。
コネクテッドデバイスの急激な増加やAIの台頭を受けて、半導体業界には計り知れない成長機会が生まれていますが、同時に業界はいくつかの課題にも直面しています。その筆頭が、AIの成長を支えるのに必要とされる膨大な計算能力と、これに伴うエネルギー消費の爆発的な増加です。その対策として、いま半導体メーカーやシステムデザイナーの注目を集めているのが、先進パッケージングやヘテロジニアスインテグレーション(異種チップの集積)を通じたシステム全体のエネルギー効率向上です。
アプライド マテリアルズのセミコンダクタ プロダクトグループ プレジデント、プラブー・ラジャ(Prabu Raja)は次のように述べています。「先進パッケージングはAI時代に持続可能な進歩をもたらす半導体ロードマップのかなめといえます。本日のサミットにはイノベーションを牽引する組織のリーダーが結集し、先進チップパッケージングでワット当たり性能を高めるコラボレーションのあり方を検討しています。アプライド マテリアルズは、自社のグローバルなイノベーションプラットフォームと新たなEPIC Advanced Packaging戦略に裏打ちされたユニークな立場から半導体メーカーをサポートし、新テクノロジーのコンセプト発案から商用化に至るプロセスを加速します」。
今日の最先端AIチップには、マイクロバンプ、シリコン貫通ビア(TSV)、シリコンインターポーザほか、各種の先進パッケージング技術が用いられています。AIから真のポテンシャルを引き出すため、業界では新たなパッケージング構成要素の開発を進めながら、次世代システムの配線密度と帯域幅を大幅に増やすことを目指しています。それには複数のテクノロジーを同時に開発する必要があるほか、製品リリースのサイクルも短くなっているため、システムデザイナーにとっては、ソリューションパスとパッケージングアーキテクチャの複雑な絡みを解きほぐす、という新たな課題が生まれています。こうして複雑さが増すことで、半導体メーカーのロードマップにかかるリスク、時間、コストも増大します。
この複雑なエコシステムでは、バリューチェーン各所との以前からの関係も含め、全体的にコラボレーションを強化する必要があることは明らかです。アプライド マテリアルズのEPIC Advanced Packaging戦略は、共創を推進し、基礎的なパッケージング技術の開発、商用化手法を変えることで、こうしたニーズへの対応を目指します。イノベーションセンターのグローバルネットワークを活用し、大手半導体メーカーやシステムデザイナーに次世代テクノロジーや装置への早期アクセスを提供するとともに、サプライヤーや大学パートナーとのコラボレーションを深めて研究所から工場へのパイプラインを強化し、半導体分野で有望な人材の育成を進める考えです。
EPIC Advanced Packagingは、アプライド マテリアルズのグローバルなEPICプラットフォームを拡充するものです。アプライド マテリアルズは2023年5月にEPIC Centerの創設を発表し、現在シリコンバレーでその建設が進められています。同センターでは、個々のチップ上にトランジスタや配線を形成する装置とプロセス技術に重点を置きます。EPIC Advanced Packagingでは、アプライド マテリアルズが世界各地に持つイノベーションセンターでのR&Dの成果を活用し、1つのコンピューティングシステム内に複数のチップを結合する先進パッケージング機能の進歩を促します。
サミット出席者
企業
Absolics、アドバンテスト、味の素ファインテクノ、AMD、Amkor、Besi、Broadcom、Chipletz、EV Group、Intel、キオクシア、Micron、NXP、レゾナック、Samsung、SK hynix、Synopsys、TSMC、ウシオ電機、Western Digital
研究機関、大学
シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)傘下のマイクロエレクトロニクス研究所(IME)、シンガポール経済開発庁(EDB)、シンガポール国立大学(NUS)、シンガポール工科大学(SIT)
* EPIC = Equipment and Process Innovation and Commercialization
将来予想に関する記述について
本プレスリリースには、当社グローバルEPICプラットフォーム拡充に関する将来の計画と期待、これが半導体業界にもたらし得る恩恵、新テクノロジーの開発と商用化、半導体エコシステム全体にわたる取り組みなど、将来の見通しに関する記述や、過去の事実には該当しないその他の記述が含まれています。こうした記述やその前提をなす仮定はリスクや不確定要素に左右され、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。こうした記述が明示ないし黙示する帰結と実際の結果との間に大きな違いをもたらし得る要因としては、当社が証券取引委員会(SEC)に提出する書類(最新のForm 10-Qおよび8-K報告書を含む)に記載しているその他のリスクや不確定要素などがあります。将来の見通しに関する記述はすべて本プレスリリース発表時点における経営陣の推定、予測、仮定に基づくものです。アプライド マテリアルズは将来の見通しに関する記述を更新する義務を負っておりません。
アプライド マテリアルズ(Nasdaq: AMAT)は、マテリアルズ エンジニアリングのソリューションを提供するリーダーとして、世界中のほぼ全ての半導体チップや先進ディスプレイの製造に寄与します。原子レベルのマテリアル制御を産業規模で実現する専門知識により、お客さまが可能性を現実に変えるのを支援します。アプライド マテリアルズはイノベーションを通じてよりよい未来を可能にします。
詳しい情報はホームページwww.appliedmaterials.com でもご覧いただけます。
*************************************************************************
このリリースは、米国においてアプライド マテリアルズが行った英文プレスリリースをアプライド マテリアルズ ジャパン株式会社が翻訳の上、発表するものです。
アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:中尾 均)は1979年10月に設立。大阪支店、川崎オフィスのほか全国各地にサービスセンターを置き、日本の顧客へのサポート体制を整えています。
このリリースに関するお問い合わせは下記へメールにてご連絡をお願いいたします。
アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社 広報宛メール Applied_Materials_Japan@amat.com
ホームページ: www.appliedmaterials.com/ja
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
Ansys Government Initiatives、国家安全保障を支援するMicroelectronics Commonsに選出
Digital PR Platform / 2024年12月24日 10時52分
-
メルク、静岡事業所に半導体パターニング材料開発の先端材料開発センターを新設
PR TIMES / 2024年12月20日 11時15分
-
IBM、光技術のブレークスルーにより生成AIに光速度を導入
PR TIMES / 2024年12月11日 12時40分
-
Intel Foundryが「半導体製造のブレイクスルー」をIEDM 2024で披露 AI半導体の進化に貢献
ITmedia PC USER / 2024年12月8日 5時5分
-
米、対中半導体規制を強化 装置メーカーなど140社に輸出制限
ロイター / 2024年12月3日 8時55分
ランキング
-
112月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
2女川原発、営業運転を再開=福島第1と同型で初―東北電力
時事通信 / 2024年12月26日 18時46分
-
3昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
-
4なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
-
5ローソン、東京など一部店舗で販売する“氷”を自主回収へ ガラス片混入の恐れ
日テレNEWS NNN / 2024年12月26日 20時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください