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危機に瀕する長野県・長沼のりんごの摘果を支援

PR TIMES / 2024年6月14日 13時45分

生産者の高齢化、後継者不足で人手不足が深刻化

西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下「グリーンコープ」)は6月21日(金)、22日(土)と2日間に渡って、組合員を中心に長野県長沼地区の長沼林檎生産組合ぽんど童(以下、「ぽんど童」)を訪れ、りんごの摘果(=果実の間引き。果実がつきすぎた場合に余分なものを幼いうちに摘み取り、均一でよい品質の果実を得るために行います)をサポートします。
りんご作りを守る「ぽんど童」の取り組み
長野は全国2位のりんご生産量を誇っています。ですが、農林水産省の作物統計調査によると、2022年の収穫量は30年前の1992年と比べて52.5%と、ほぼ半減しています。生産者が高齢化によって厳しい農作業を続けられずに辞めること、さらに後継者不足が要因となっています。

そんな厳しい状況を少しでも何とかしたいと、「ぽんど童」では高齢化などでりんご作りを続けられなくなった生産者の畑など約2ヘクタールのりんご畑を皆で管理し、りんご産地を維持しようとしています。メンバー各自のりんご畑と繁忙期を分散させるために、収穫時期が早い品種を栽培しています。

2019年の台風19号では、長野県のりんご産地も大きな被害を受けました。「ぽんど童」では被災によって離農した方の畑を引き継ぐ、あるいは更地にしてしまった土地にりんごの苗木を植えるといった活動にも取り組んでいます。
グリーンコープと「ぽんど童」の関係
「ぽんど童」の活動を継続していくには「作ったりんごが売れ、活動を継続するための安定
した収入を得ること」が欠かせません。

グリーンコープで「ぽんど童」のりんごを取扱うことは被災した地域の支援、さらには安心安全なりんごの確保にも繋がることから、2021年からグリーンコープは「ぽんど童」のりんごの取り扱いをスタートしました。

また、「ぽんど童」の活動を支援するために組合員からのカンパを活用して、乗用草刈り機、肥料散布機、破砕機、ショベルカー、防霜ファンなどの農機具を「ぽんど童」へ寄贈してきました。

クリスマスシーズンになると「子どもたちに美味しいりんごをプレゼントしたい」と「ぽんど童」からりんごが送られてきます。りんごはグリーンコープが運営する「みんなの居場所」(=地域の中に、子どもを中心とした多様な世代の人が安心して集える居場所をつくろうと設置)に集う子どもたちへ届けられています。
摘果支援の経緯
今月初めに「ぽんど童」からグリーンコープに「摘果をサポートしてもらえないか」との相談がありました。今年は実を結ぶ果実の量が多くなっていること。さらにこの夏は猛暑が予想されていることから、今月中に摘果作業を終え、りんごの木の負担を減らす必要があります。

ですが前述の通り、りんご生産者は慢性的な人手不足に陥っていることから、臨機応変な対応が難しくなっています。そこで、グリーンコープの組合員をはじめとしたメンバーが、摘果の手伝いをすることになりました。
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
https://www.greencoop.or.jp/

2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。


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