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オンライン診療の未来を読み解くSCUEL「オンライン診療患者数データセット」をリリース

PR TIMES / 2024年6月20日 9時15分

東京都のオンライン診療件数は2.8倍に増加、継続実施施設の76%が増加報告

ミーカンパニー株式会社は、日本初*の詳細なオンライン診療データセット「SCUELオンライン診療患者数データセット」の販売を開始しました。このデータセットは、全国の医療機関で実施された約110万件のオンライン診療件数を網羅し、地域別、診療科別、医療法人別、医療機関開設者・管理者の推定年齢別、開設年ごとの分析を可能にします。
本データセットを活用して分析した結果、東京都のオンライン診療件数は2022年と2023年で比較*すると2.8倍に増加、2022年から継続してオンライン診療を実施している医療機関の内76%でオンライン診療の件数が増加していました。本データセットを活用することで、医療のデジタルトランスフォーメーションを推進し、オンライン診療の普及とその効果を可視化するための貴重なインサイトを提供します。
*令和3年7月1日~令和4年6月30日と、令和4年7月1日~令和5年6月30日の集計値で比較。

*自社調べ|調査年月:2024年6月|日本国内における購入可能なデータベースとして



[画像1: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-eda3e12a921ba730e3e3-6.png ]

ミーカンパニー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:前田 健太郎)は、医療機関のオンライン診療の実績を詳細に記録したデータセット「SCUELオンライン診療データセット」をリリースしました。本データセットは、情報通信機器を用いた診療に係る報告(2022年7月1日から2023年6月30日までの診療実績)に基づく、全国 4,000を超える医療機関から収集された約110万件のオンライン診療データを含んでいます。これにより、オンライン診療の現状を詳細に分析し、地域別や診療科別の傾向を明確にすることができます。

医療機関と同一の市区町村のオンライン診療の割合は72%
本データセットを使って分析したところ、オンライン診療を行う患者が、医療機関と同一の市区町村又は特別区である場合の平均は約72%でした。東京都においては43%となっており、半数以上のオンライン診療が、医療機関とは別の地域の患者に対する診療となっていました。
*オンライン診療の算定期間:令和4年7月1日~令和5年6月30日
[画像2: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-df2e4cc6db37927d2298-0.png ]

オンライン診療データセットのリリース背景
オンライン診療は、医療アクセスの向上や地域医療の格差是正にあたって期待が寄せられています。しかし、普及状況やオンライン診療に取り組む医療機関を把握し、傾向を分析するには利用可能なデータが不足していました。例えば、「情報通信機器を用いた診療に係る基準」の届出をしている医療機関は、公開情報から確認することができるものの、実際にオンライン診療を実施しているかどうかの実態を把握することは困難でした。今回リリースするデータセットや、他のSCUELデータベースと本データの組み合わせにより、このような課題を解決し、以下のようなインサイトを提供します。
地域別のオンライン診療傾向: 都市部と地方のオンライン診療の利用状況を比較分析。

診療科別の利用傾向: 各診療科におけるオンライン診療の実績を明らかにし、今後オンライン診療が拡大する領域を推定。

医療法人別の導入状況: 医療法人ごとのオンライン診療導入状況を把握し、リサーチ対象先の選定に。

オンライン診療の対象となる患者分布:医療機関の近隣地域の患者に対するオンライン診療かそうでないかを把握。

医療機関の開設年ごとの分析: 開設年ごとのオンライン診療の利用状況を把握し、新旧医療機関の導入傾向を明らかに。



新規にオンライン診療を開始した施設と、オンライン診療を停止した施設の診療科別の傾向|東京都
2023年にオンライン診療を開始した施設数と停止した施設数を診療科別に集計したところ、オンライン診療を新たに開始した医療機関(実績報告のある医療機関)がある一方で、オンライン診療を停止した医療機関(実績報告がされていない医療機関)も一定の割合で存在するようでした。2023年にオンライン診療を開始した施設は、「小児科、皮膚科、アレルギー科」が多く、各々100施設近くがオンライン診療を開始していました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-56b07b418ab72c729f6e-1.png ]

*2023年に開始:情報通信機器を用いた診療に係る報告が令和3年7月1日~令和4年6月30日に0件または無しの施設が、令和4年7月1日~令和5年6月30日の報告で1件以上の施設。
*2023年に停止:情報通信機器を用いた診療に係る報告が令和3年7月1日~令和4年6月30日に1件以上の施設が、令和4年7月1日~令和5年6月30日の報告で0件または無しの施設。
*医療機関数:複数の診療科を標榜している場合は複数カウント。

オンライン診療の件数は増加傾向|東京都
2022年から2023年にかけてオンライン診療を継続して実施してきた東京都の医療機関 286件を調査したところ、76%(220件)の施設でオンライン診療件数は増加していました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-8d051e9ea495ff600ab3-2.png ]

オンライン診療データセットを活用した可視化例:地域別のオンライン診療導入傾向

神奈川県におけるオンライン診療状況


[画像5: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-61e85c264aa10ecc838f-3.png ]


愛知県におけるオンライン診療状況


[画像6: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-9e96b760844493ff67a5-4.png ]


大阪府におけるオンライン診療状況


[画像7: https://prtimes.jp/i/11087/96/resize/d11087-96-04c2db803516b21931b5-5.png ]


オンライン診療データセット・資料の入手方法
「SCUELオンライン診療患者数データセット」の詳細については、ホームページよりお問い合わせいただければ、詳細な資料をご案内させていただきます。お客様が保有する施設情報とマッチングすることで、施設の属性情報として提供することも可能です。また、本データセット以外にも、医療機関の開設年月、外来患者数、専門医の情報などを保有しており、これらのデータを組み合わせて集計分析することもできます。詳細なデータ分析サービスやレポートの作成、コンサルティングサービスも提供しておりますので、ぜひご利用ください。

今後の展望
ミーカンパニー株式会社は、今後も医療データの収集と分析を継続し、医療の質の向上と効率化に貢献してまいります。当社は、オンライン診療の普及と進化をデータで支援するため、新たなデータセットや分析ツールの開発に注力しています。地域ごとのオンライン診療の現状を詳しく分析し、医療アクセスの向上や地域医療の格差是正を目指します。データ駆動型の医療改革を推進し、専門家や有識者の活動をサポートすることで、患者の利便性向上や医療費削減にも貢献してまいります。未来の医療をデータで描き、持続可能な医療システムの実現を支援します。

会社概要
ミーカンパニー株式会社は、2010年設立以来、医療機関・薬局・介護・障害福祉に関するデータベース「SCUEL(R)(スクエル)データベース」を構築してきました。「データでこれからの日本の医療・介護を支えること」を事業理念とし、高鮮度で精緻なデータベースの提供を通じて、地域包括ケアシステムの実現や、患者と医療、家族と介護をつなぐことを推進しています。さらに、難病に関するデータベースや医師データベースの開発にも注力し、医療の現場でのデータ活用を支援することで、総合的な医療情報プラットフォームの提供を目指しています。

ミーカンパニー株式会社
電話:03-6457-8579
URL:https://scueldata.me/
メール:sales@mecompany.me

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