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「社会起業塾イニシアティブ」20年目の塾生8名を採択

PR TIMES / 2021年9月16日 14時45分

~19年間の成果を取りまとめたインパクトレポートも公開予定~

NPO法人エティックでは、2002年より様々な社会課題解決に取り組む若手起業家の創業支援に携わってきました。日本電気株式会社(以下NEC)、花王株式会社(以下花王)をオフィシャル・パートナーに、株式会社電通をプログラム・パートナーに迎え、NPOや企業などセクターを超えた協働による社会課題解決を目指しています。
この度、2021年度の採択メンバーが8団体が決定したとともに、これまでの支援の知見をまとめた「社会起業塾インパクトレポート~19年間の知見と成果を振り返る~」も公開を予定しています(9月17日)。20年目を迎える今年、社会起業塾がこれまで社会に生み出してきたインパクトを振り返ることで、よりパワーアップした支援と社会課題が自律的に解決されるエコシステムの創出を目指します。



[画像: https://prtimes.jp/i/12113/96/resize/d12113-96-caf173b1d76203863f87-0.jpg ]



2021年度の採択メンバー

今年度は、海外を含む合計42団体からの応募がありました。昨年から引き続きオンラインでプログラムを開催するため、日本全国のみならず、海外で活躍する起業家からの応募も多くみられました。また、気候変動といった国際的に注目されている社会課題や、虐待など取り組むプレーヤーが少ない領域で活躍する起業家からの応募も目立ちました。
 
書類選考を通過した16団体のうち、今年度は以下の8団体が本科プログラムに参加します。採択メンバーは今後、約6ヶ月にわたるメンタリングや伴走支援を通じて、社会を変える事業や計画づくり、経営者としての マインドを身につけます。
 
【NEC社会起業塾】
■伊角 彩・土井 理美/ BANSO-CO
メンタルヘルス不調の予防を目指した専門家伴走型
オンライン支援
https://www.banso-co.co.jp/
 
■山中 享 / LOOVIC株式会社
迷う・探すをなくすスマートガイドサービス『LOOVIC』
https://www.loovic.com/
 
【花王社会起業塾】
■葦苅 晟矢 / 株式会社エコロギー
コオロギを活用した資源循環型の食料生産システムの確立
https://ecologgie.com
 
■那須 かおり / 一般社団法人4Hearts
『スローコミュニケーションプロジェクト』 まちにスローな心を
https://4hearts.net/
 
■松丸 実奈 / 特定非営利活動法人にこり
全ての子どもたちが、いっぱい笑って遊べる毎日を。
https://nicori.org/
 
【特別メンバー】
■小川 佳那惠 / NPO法人かぷかぷ山のようちえん
自然体験を通した産後メンタルヘルスケア~地域子育ての入口~
https://www.capucapu-nature-school.com/
  
■武田 真由子/ アマモス・アマゾン株式会社
アマゾンの森から、人も地球も元気にする循環を生み出す。
https://www.facebook.com/AmamosAmazon
https://www.curumin-jp.org/
 
■中村 舞斗 / 虐待どっとネット
被虐待経験のあるAYA世代の支援環境の構築
https://gyakutai.net
(※採択枠別に、50音順)
 

社会起業塾が生み出してきた成果とは

今年度で20年目を迎える社会起業塾イニシアティブでは、この度「社会起業塾インパクトレポート~19年間の知見と成果を振り返る~」を発行します。本レポートでは、社会起業家という言葉が日本で広まり始めた2000年代初頭の背景から始まり、社会起業塾がこれまで参加者や企業関係者にどのような価値を提供し、社会にどんなインパクトをもたらしたかまとめています。
●レポートのダウンロードはこちら: https://kigyojuku.etic.or.jp/
(※9月17日公開予定)
 
■卒塾生がもたらす社会インパクト
社会起業塾では、これまでに132人の起業家を輩出してきました。彼らは、福祉や医療、教育や子育て、まちづくりやダイバーシティ推進など、多岐にわたる分野で社会課題に取り組んでいます。今回のレポートでは、卒塾生がもたらす社会的インパクトを、卒塾生に対するアンケートならびに公開情報のデータ収集をもとに分析しました。
  
その結果、卒塾生の多くが、自団体の成長・拡大にとどまらず、政策提言やノウハウ展開といった波及効果を実現していることがわかりました。具体的には、卒塾生アンケートの回答者のうち、87%が他のNPO・社会的起業や民間企業との連携・協働を実践していると回答。自団体の事業モデルやノウハウを、他地域や他団体へ移転した経験のある団体は55%に上りました。最終的には、政策レベルでの影響を及ぼした事実があると回答した卒塾生の数は、自治体レベルで55%、国レベルは23%に上ることもわかりました。
  
社会起業塾の卒塾生たちが、確実に社会に何らかのインパクトを生み出すことに成功していることの背景には、彼らが創業期に起業家としての「自分軸」の確立できたことと、社会課題に対する洞察力を身につけたことによって支えられているといえるでしょう。本レポートでは、卒塾生の実例も交えながら、彼らがもたらす社会的インパクトについて解説しています。
  
■社会起業家にとっての価値
本レポートでは、社会起業塾という場そのものが、起業家自身にとってどんな経験だったのか、創業支援プログラムとしての評価にも触れています。卒塾生アンケートでは、社会起業塾の特徴でもあるメンタリングやコーディネーターによる伴走、社会課題の問題構造や当事者が持つ課題に対する理解の促進について、いずれも高く評価されました。
 
卒塾生からは、
●「メンターからの質問やアドバイスを受けることによって、どこを見るのか、何を意識しているのかという経営者としての視点を学ぶことができた」
 
●「(コーディネーターの伴走により)非常に励まされ、勇気づけられ。何より、『出る杭は打つ』という社会の中で、新しいことを始めることに対してウェルカムの姿勢で、親身になって考えてくださったことに感謝している」
 
●「社会課題は十分に捉えていると思っていたけれど、他の課題も複雑に絡み合っている中で、課題の構造と周辺の取り組みを知ることで自分たちらしさを再発見することができた」
 
といった声が聞かれ、社会起業塾が起業家にとって卒塾後も自走するのに必要な視座やスキルを身につけるのに貢献したとともに、起業家自身の挑戦を応援するエンパワメントの場であったことが伺えます。実際に、卒塾生アンケートの9割以上の回答者が、起業塾が団体・事業と個人の双方に良い影響があったと評価しました。
レポートでは、社会起業家支援のプログラムとして、その成果のみならず改善点や、今後の展望についても触れています。
  
■パートナー企業にとっての価値
社会起業塾は、2000年代初頭に、企業の社会貢献担当の関係者たちが世界的な社会起業家育成の潮流に着目したことから始まりました。それ以来、企業や自治体など、様々な主体がともに協力し、若手起業家の育成を通じて社会課題を解決するマルチステークホルダーのプラットフォームとして成長してきました。
 
近年では、SDGsやESG投資への要請から、社会課題解決をビジネス活動の中枢に置く流れが主流となりつつあります。そうした背景もあり、社会起業塾は近年、パートナー企業内の人材育成や社会課題への感度を高めるための機会として、その存在感を増しています。実際に、昨年度実施された社会起業家とパートナー企業社員との対話イベントでは、オフィシャルパートナーであるNEC・花王の両者から294人の社員参加がありました。
 
開始から20年目を迎え、近年では成長した卒塾生とパートナー企業との事業連携などの実績も生まれており、本レポートではそうした事例についても言及しています。社会課題解決型のビジネスがメインストリーム化していく中で、社会起業家との連携は課題理解や事業開発の足がかりとなることが期待できるとともに、サービス提供における事業パートナーとしても大いに活躍してくれるといえるでしょう。
 
(本レポートの姉妹版として、「花王社会起業塾~10年間の軌跡と成果を振り返る」が公開されています。パートナー企業社員にとって、どのような影響があったかなど、こちらもご参照ください)
●花王社会起業塾ホームページ
https://www.kao.com/jp/corporate/sustainability/society/community/entrepreneurship-school/
 
レポートでは、社会起業塾の本質的価値として、19年間にわたり培ってきたエコシステムが存在していると触れています。社会起業塾は、起業家のみならず、メンターやコーディネーター、パートナー企業の関係者などが相互に交流・影響しあいながら、起業家支援のネットワークとしてその広がりと多様性の増幅を繰り返し成長してきました。このエコシステムの成熟こそが、起業家の成長を支える土壌であり、それが結果として課題解決のための事業成長と社会的インパクトの拡大に寄与しているといえます。
 
社会起業塾は、今後も起業家を中心に据えながら、多様な主体が集結し社会をより良くするためのコミュニティとしてさらなる発展を目指していきます。本レポートが、手に取った方々に社会課題解決に向けた新たな視座を提供するものであることを願うとともに、共感した読者の皆様がエコシステムを豊かにする仲間として新たに参画してくださることを期待しています。
 
■本レポートの構成
●第1章 社会起業塾イニシアティブとは何か?
●第2章 社会起業塾の意図とプログラムのユニークネス
●第3章 社会起業塾はどんな社会起業家を生み出してきたか?
●第4章 卒塾生の声から考えるプログラムの価値
●第5章 企業と社会起業家とのパートナーシップ
●第6章 伴走者視点での評価 -コーディネーターから見た社会起業塾-
●総括 社会起業塾が生み出した価値とこれから
 
レポートのダウンロードはこちら: https://kigyojuku.etic.or.jp/
(※9月17日公開予定)
  

社会起業塾イニシアティブパートナー

■オフィシャル・パートナー/日本電気株式会社、花王株式会社
■プログラム・パートナー /株式会社電通
■協力/IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
  

NPO法人ETIC.とは

社会の未来をつくる人を育み、挑戦する人を支える仕組みづくり・生態系づくりを提案するNPO法人。1993年の創業以来、学生が事業の成功に貢献することを目指して取り組む長期実践型インターンシップや、社会起業家を志す若者の事業プランコンペティション、ソーシャルビジネスを立ち上げる若者を支援するNEC社会起業塾などの起業支援プログラムへの参加を通して、1600人以上が起業。 地域に根付いた若者の挑戦の機会を創り出す事業を応援するチャレンジコミュニティ創成プロジェクトやローカルベンチャー協議会の運営を実施、現在では全国70地域で人材育成プログラムなどがスタート。 東日本大震災以降「震災復興リーダー支援プロジェクト」を実施。SDGsやESGへの関心が高まる中、近年では大企業からのCSRコンサルや、社会課題を起点とした新規事業創造の研修等も実施。企業・行政・大学・個人などの多様なセクターと連携する。 https://www.etic.or.jp/

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