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「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 早くも15万部突破のスマッシュヒット

PR TIMES / 2017年10月17日 15時1分

歴史学ではほとんど扱われてこなかったという司馬文学(『国盗り物語』『花神』『「明治」という国家』『この国のかたち』など)を素材に、日本史の大局を掴み、歴史を人生に役立てる道筋を示した一冊

NHK出版から発売中の『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』(著者:磯田道史、 判型:新書版・192ページ建て、 価格:780円・税別、 2017年5月8日発売)が、 発売5カ月で早くも15万部を突破するベストセラーとなっています。本書で著者は、 『司馬さんの歴史叙述は、 この国の歴史文学のなかでは質の良い、 最もわかりやすいものの一つです。 読者のみなさんも、 ぜひその読解をきっかけに自分の人生に役立つ歴史の思索を試してみてはいかがでしょうか』と語ります。 見通しの悪い現代日本において、 歴史から何を、 いかに学ぶか、 という著者のメッセージがこもった一冊です。



[画像: https://prtimes.jp/i/18219/96/resize/d18219-96-857922-0.jpg ]

 
これまで、 歴史学者は司馬遼太郎が描いてきた日本の歴史を体系的に読み解こうという試みをほとんど行ってきませんでした。 それは、 司馬作品があくまでも文学であって史実ではないと思われてきたからであり、 司馬史観と呼ばれる独特の歴史の見方が働いていると考えられてきたからです。
しかし、著者は 「現代では日本人の歴史観は、 教科書が作るものではなく、 子どもならば歴史漫画、 大人ならば司馬さんの文学が作っているのではないかと」という考えのもと、本書で『国盗り物語』『花神』『「明治」という国家』『この国のかたち』などの作品から、戦国時代から昭和前期までの長い時間軸における司馬遼太郎の歴史観や、そこから彼が本当は何を語ろうとしていたかを読み解いていきます。
その意味で本書は、これから司馬文学を読もうという人にとっては格好の司馬遼太郎入門書として、司馬遼太郎の小説の読者や、本格的に歴史を学びたい人にとっては日本人と日本の歴史を深く考えるきっかけとして読むことができます。
 著者が『司馬さんが描きたかったリーダー像というのは、 国を誤らせない、 集団を誤らせない、 個人を不幸にしない、 ということに尽きると思います。 』と述べているように、折しも 国の将来を占う選挙が行われるこの時期に、 日本人が誤りに陥らないためにも必読に値する一冊です。


■内容(サマリ)
序 章:司馬遼太郎という視点
司馬遼太郎がどういう作家だったかを紹介。 山本周五郎や、 山田風太郎、 藤沢周平らとの比較から、 司馬が動態の作家であったことを指摘した上で、 現代においてそうした歴史の見方が必要とされていることを述べる。
第一章:戦国時代は何を生み出したのか
『国盗り物語』などで信長(思想家)・秀吉(戦略家)・家康(技術者)を、 日本人リーダーの典型として描いていると指摘。 その見立ては吉田松陰、 西郷隆盛、 大村益次郎ら幕末の変革者を見る際も活きると述べる。
第二章:幕末という大転換点
司馬が権力そのものではなく、 その側にいた人物を好んで描いたと確認した上で、 脇役や敗者の側から複眼的に見ることで、 歴史を客観的に捉えられるとする(主に『花神』から)。
第三章:明治の「理想」はいかに実ったか
歴史を連続性の中で見ることの重要さを説く。 司馬は『「明治」という国家』などで江戸の多様性や遺産が新国家建設へと結び付いていく様を書いた。 これについて著者は、 何々時代という歴史区分のみで物事を捉えるのではなく、 司馬の様に前後の時代を意識することで見えてくるものがあるという。
第四章:「鬼胎の時代」の謎に迫る
『この国のかたち』などを踏まえ、 司馬遼太郎が「鬼胎の時代」と呼んだ昭和期を読み解く。 ここでは日本国家が誤りに陥っていく様を構造的に捉えることで、 それを後世に生きる私たちが同じような道をたどらないためのヒントにする方法までを提示する。
終章:二一世紀に生きる私たちへ
各章を通し、 司馬遼太郎が伝えったかったこととは「共感性」と「自己の確立」が大事であるということを「21世紀に生きる君たちへ」を素材に述べる。

■著者プロフィール
磯田道史(いそだ・みちふみ)
1970年、 岡山市生まれ。 2002年、 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。 博士(史学)。 専攻は日本近世社会経済史・歴史社会学・日本古文書学。 現在、 国際日本文化研究センター准教授。 『武士の家計簿』『殿様の通信簿』『日本人の叡智』『龍馬史』『歴史の愉しみ方』『無私の日本人』『天災から日本史を読みなおす』など著書多数。

■書籍情報
書名:「司馬遼太郎」で学ぶ日本史
判型:新書版、 192ページ
定価:780円・税別
発売日:5月8日
著者:磯田道史
ISBN :978-4-14-088517-8
出版社:NHK出版
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000243015910000.html

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