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大阪芸術大学アートサイエンス学科、テクノロジーとアートを掛け合わせた祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2023」へ出展

PR TIMES / 2023年10月12日 19時15分

 大阪芸術大学(学校法人塚本学院/所在地:大阪府南河内郡/学長:塚本 邦彦)のアートサイエンス学科は、9月4日(月)から9月11日(月)にかけてオーストリアのリンツで開催された1987年から続くメディア・アートの国際コンペティション「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2023」に出展・参加いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-287b552d5e45b0aaab8e-0.png ]

 大阪芸術大学アートサイエンス学科では、発想力を養い、想像力、論理的思考力、表現力を身につけることを目的とし、実践的な学びの場を提供しています。今回大阪芸術大学が参加したアルスエレクトロニカ・フェスティバルは、テクノロジーやサイエンスによって社会をどのように変革していくかをアートによって示した作品が集結し、様々なディスカッションが行われるフェスティバルです。

アルスエレクトロニカ・フェスティバル参加を経て


大阪芸術大学アートサイエンス学科 安藤英由樹 教授
 アルスエレクトロニカ・フェスティバルへの参加は、アートサイエンス学科にとってとても重要な機会となりました。初めは英語にコンプレックスを感じていた学生も、他の学生ブースでしきりに説明する他校の学生をみて、なんとか作品の魅力を紹介しようと努力する姿が見られ、コミュニケーションの必要性についても再認識いたしました。
 今回、我々が出展した作品については、海外と比べても遜色なく、現代美術的な要素を含んでいたことの評価を得ることができた一方、社会問題を美術として表現できていないということが日本でアートが遅れていると言われる理由の一つであると考えさせられました。今後は、世界の中でのアートやサイエンス、テクノロジーのトレンドに注目し、学生に適切に情報提供を行い、そして、アルスエレクトロニカ・フェスティバルだけでなく、その他の国際コンペティションへの応募も積極的に行い、未来ある学生をサポートしていきます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-6b3bcd5e4316015a18f2-1.png ]


大阪芸術大学アートサイエンス学科学生 展示作品 紹介


作品名:”We are (were) here” (制作者:4年 寺尾悠さん)
人類の終焉後、地球に降り立った手を持たない宇宙人が折り鶴の再現を試みる空想ドキュメンタリ。
[画像3: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-c0ad876ce5551afa2d85-2.png ]


作品名:Planet ice cream (制作者:3年 赤尾宇貴、3年 葛上佳奈さん)
惑星をアイスクリームに見立てて積み上げていく作品。宇宙を子どもにわかりやすく紹介するだけでなく、スペースデブリや資源争いなどのこれから宇宙で起こるだろう問題を散りばめてある。
[画像4: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-554956434045be411136-3.png ]


作品名:Enlarged Receipts (制作者:4年 松本新さん)
捨てられるレシートに焦点を当て,レシートプリンタ用いてすだれ状にし、大型のレシートとして、アスキーアートを用いて自動生成する。
[画像5: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-e54a1b2f70e0303cb428-4.png ]


作品名:Agave to check the touch (制作者:4年 金子直弥さん)
Agave(リュウゼツラン)の鉢が天地反転し暖かい日の当たる床をコミカルに撫でている。作家本人が毛布を撫でることから安心感を得ておりその動きをモーションキャプチャしCGの植物の動きとしている。見守りの温かさを表現。
[画像6: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-6e04fabd9133491b641d-5.png ]


作品名:Unconsciously Positive Mirror(制作者:安藤英由樹教授、修士2年 大野凪さん)
何気なく置かれている鏡に顔を映すと,一瞬自分の顔にCGが合成される。
気持ちをポジティブするように目に炎、笑顔のアバタなどがサブリミナルに提示する実験的作品。
[画像7: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-6e183351b92d15c1fed2-6.png ]


アルスエレクトロニカ・フェスティバル2023 参加した学生の感想


・海外が初めてだった自分にとって,世界中から集まったアーティスト達の作品を鑑賞し、異なる文化や発想を体験し、新たな視点を得られた。展示されていた作品は、表現の多様性を感じ、将来自分の作品をそこに展示できるようなスキルを磨きたいと感じた。また、海外の方々とコミュニケーションをとる経験はとても貴重なものだった。今回のアルスエレクトロニカへの参加を通じて得た経験を今後の作品制作にも活かしていきたい。(1年)

・海外の人に作品を見せるのが初めての経験,キャプションの分量についても再検討する結果になった。何か分からなくても強く興味を持ち,じっと読み解こうとする鑑賞者が多く,これは日本ではあまり見られないと感じた。作品を見てから作家に対して質問してくる割合も日本より多いと感じた。(4年)

・今回アルスエレクトロニカに参加し、更に自分が成長できたと思える体験をした。会場には世界各国から様々な人が来ていたこともあり、レイシズムのかけらも感じず様々な意見交換が出来た。各国のアーティストの作品を見ても、表現のプロセスに国柄が出ていたり、言語を使わずとも意思疎通を図れる様な構成の作品に触れることができ、自身の視野がまたひとつ大きくなった。ドイツ語メインのヨーロッパ圏という事もあり、言語の壁に苦戦する学生も居たが、ボディ・ランゲージと翻訳アプリを駆使して徐々に乗り越えていき、終盤にかけては生徒全体が場に慣れていったと感じた。(1年)

・アルスエレクトロニカは自分と向き合う機会になりました。大学に入学してから自分はこれから何をしていきたいのか、何に興味があるのか、ずっと考えてきたけど答えは出ていなかった。数え切れないほどのビジュアルアート、現代アートを見て、フェミニズムアート、コンテンポラリーダンスのパフォーマンスアートが自分の中で印象に残った。自分のしたいことと向き合うとてもいい機会だった。参加できて本当に良かった。今後は自分のアウトプットをもっと増やしていきたい。1年でもっと成長して、来年はアーティストとして参加できたらいいなと思う。(2年)

アルスエレクトロニカ・フェスティバル2023とは


 アルスエレクトロニカとは、最先端のテクノロジー・サイエンスとアートを掛け合わせ、より良い社会のための教育、議論、実験、実装を行う文化機関です。そんなアルスエレクトロニカが開催するアルスエレクトロニカ・フェスティバルは、テクノロジーやサイエンスによって社会をどのように変革していくかをアートによって示した作品が集結し、様々なディスカッションが行われるフェスティバルです。

アートサイエンス学科について


 アートサイエンス学科では、「アートエンターテインメント」と「先端デザイン」のふたつの領域をボーダーレスに横断しながら知識や技術を身につけることができます。アートやクリエイティブの世界で第一線で活躍する教員たちを揃え、理系、文系、美術系など幅広い視点から学びをサポートし、新しい “何か”を生み出す力を身につけることができます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/44215/96/resize/d44215-96-2507df737bcf81f4a675-7.jpg ]


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