【調査リリース】2020夏の旅行への意欲を全国調査 旅行実施時期は8月予定の割合が昨年より増加 コロナ禍で“家族・友人と温泉旅館でゆっくり”がトレンドに
PR TIMES / 2020年7月22日 5時40分
◆緊急事態宣言解除後、旅行サイトへの訪問者数が大幅回復
◆国内旅行予定者の6割以上が越境での旅行を希望
◆夏の旅行予定者の4割以上が定額給付金を旅行に使用予定
インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、国内の20歳以上の男女18,427人を対象に、今夏の旅行予定に関する消費者アンケート調査を実施しました。また一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して消費者の旅行動向を分析しました。
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[表: https://prtimes.jp/data/corp/7396/table/99_1.jpg ]
◆旅行業界のサイト訪問者数ランキング(2020年6月度)
ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」関連のサイトにおいて、2020年6月度のサイト訪問者数ランキングを集計したところ、1位「じゃらんnet」、2位「楽天トラベル」、3位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、4位「日本航空(JAL)」、5位「トリップアドバイザー」となりました。ランキング上位の顔ぶれは前年と大きく変わってはいませんが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた旅行業界は軒並み前年同月比のUU数が下がっています。ランキング上位の常連だった海外旅行に強い「エイチ・アイ・エス」も、海外でのコロナ禍収束の兆しが見えないことから初のランク外に。ただし全体的には、緊急事態宣言が発令されていた5月と比べると復調傾向で、コロナ収束後の旅行に意欲を持つ消費者が戻ってきていることもうかがえます。
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◆観光スポット、お店、グルメ情報などを詳しく紹介するメディアが急上昇
同じく「旅行・交通」カテゴリのサイトにおいて、サイト訪問者数の対前年比の伸び率でみたところ、政府が旅行代金を補助する“Go To Travelキャンペーン”に関する情報を掲載していたサイトが多くランクインしました。また新型コロナウイルスの影響拡大で外出や旅行がしづらい状況の中、地方の特産品やおみやげを紹介したりお取り寄せできるサイトも多くランクイン。5月末には緊急事態宣言が全面解除されたことで、ビジネスパーソンの出張需要や海外旅行希望者が増えたのか、外国の出入国情報が確認できる「日本橋夢屋」なども上位にランクインしました。前年から大幅にサイト訪問者数を伸ばしているサイトとしては、宿泊施設、観光スポット、グルメなどを紹介する大人の女性向け旅行電子雑誌「旅色」でもサイト訪問者数を伸ばすなど、旅行控えしている層やコロナ収束後の旅行に意欲を持つ層を獲得できているようです。
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◆旅行予定は前年比で国内派が約87%、海外派が約20%にダウン
次に、アンケートで、今年の夏に旅行予定があるかどうかをたずねたところ、「国内旅行派」26.6%、「海外旅行派」2.0%、「旅行は検討していない」62.0%となりました。世界的に新型コロナウイルスの影響が拡大し「海外旅行派」は前年比20.4%に大幅ダウンするなか、「国内旅行派」は前年比87.9%でまだ持ちこたえているようです。
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国内旅行者の興味関心マップをみてみると、サイト、アプリともに「じゃらん」「JAL」といった旅行関連サイトをよく閲覧しているほか、サイトでは「日本経済新聞」、アプリではオンライン会議ができる「zoom」がランクイン。仕事好きな人、投資に積極的な人など、仕事もプライベートも両立させているようなアクティブな層が多いようです。
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◆越境しての旅行予定者が、同地方内での旅行者予定者を上回る
続いて、国内旅行予定者に旅行先を聞いてみると、63.2%が越境しての旅行を予定しているという結果に。地方自治体によっては、同県内で旅行すると割引されるキャンペーンなど展開していますが、越境しての旅行希望は根強いようです。
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ただ、越境しての旅行意識を関東在住者に絞って昨年度と比較してみると、「関東から関東」は26.7%から34.1%に増加するなど、新型コロナウイルスの影響からか旅行先を身近で済ませようという層も増えているようです。なお「関東から関東」への旅行希望者の属性をみてみると、男性より女性の方が希望者が増加しており、特に女性20代の増加が顕著でした。
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◆夏の旅行予約時期は、緊急事態宣言解除後に激増
夏の旅行を予約する時期は例年と比べてどうだったのでしょうか。昨年度と比較してみると、12月・1月は昨年度よりともに約3pt高く好調滑り出しを見せていましたが、新型コロナウイルスの影響が拡大した3月~5月には昨対比50%を下回る結果に。しかし、緊急事態宣言が解除された6月には、昨年度を大幅に上回る59.7%の人が夏の旅行予約をしていました。
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◆夏の旅行実施時期は昨年と変わらず8月が最多、7月も下げ幅は緩やか
次に、夏の旅行予定者に旅行実施時期を聞いてみました。本アンケートの聴取時期は6月末で、まだまだ新型コロナウイルスの影響が収束したとは言い切れない状況でしたが、7月の旅行予定者の下げ幅は緩やかで、8月は昨年度を上回る結果に。9月も昨年とほとんど変わらない旅行予定者の割合になるなど、コロナ影響が長期化するなかでも、収束を願いつつ消費者の旅行意欲は依然高いようです。
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◆海外旅行は短期化傾向、国内旅行は例年と宿泊日数ほぼ変わらず
夏の旅行の日数を聞いてみると、新型コロナウイルスの影響が拡大している海外での旅行は日数短期化傾向が顕著にみられました。しかし国内旅行においてはどの泊数も増減があまり見られず、1泊需要がやや増えてはいるものの昨年と変わらない宿泊日数を予定している人が多いようです。なお同伴者別では子連れでの一泊旅行が昨年と比べて約15pt増加しており、休校で短くなった子どもの夏休みも影響しているかもしれません。
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◆今年の夏の旅行は、“家族・友人と温泉旅館でゆっくり”できるかどうかが重要
夏の旅行先選びで重視することを聞いてみると、トップ3には「温泉」「宿泊先でゆっくり過ごすこと」「家族・友人と過ごすこと」がランクイン。4位の「グルメ」、5位の「宿泊先」という結果を合わせてみても、自粛で疲れた心・身体を温泉で癒やしながらホテル・旅館でゆっくり過ごしたいという希望が多いようです。また10位の「交通の便」、11位の「ドライブ・ツーリング」という移動手段に関連する項目からは、他者との接触を避けながら旅行したいという意識も読み取れます。
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◆海外旅行予定が減った影響で旅行予算は大幅ダウン
夏の旅行に費やす予定の金額を聞いたところ、海外旅行予定が減った影響か、全体の予算額は大幅ダウンしました。昨年度と比較しながら内訳を見てみると、10万円以上使うと答えた人が約10pt少なくなり、そもそも使わないと答えた人が約10pt多くなりました。旅行そのものを控える意向が増えている一方で、5万円~10万円使う予定の人の割合は若干高まっており、旅行での消費意欲は一定程度保たれていそうです。
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◆夏の旅行予定者は4割以上が定額給付金を旅行に使用夏の旅行予定者に対し、政府から支給された特別定額給付金を旅行に使うか聞いたところ、43.6%が「使う」、56.4%が「使わない」と答えました。給付金を旅行代金にまわす人も一定数いるという結果になりました。
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新型コロナウイルスの影響で大きく変わった人々の生活スタイルですが、普段と違った刺激や解放感、癒やしなど様々なものを与えてくれる旅行は、いまなお楽しみにしている人が多いようです。しかしWithコロナでの旅行となる今夏は、家族・友人とゆっくり国内の宿泊先で過ごすスタイルが一般的となるかもしれません。
◆新型コロナウイルスの消費者影響調査について
ヴァリューズでは、消費者ニーズの変化やタッチポイントの変化を確認したいマーケティングご担当者様や、コロナ禍においてのビジネス潮流変化と脅威を発見したい経営企画や新規事業企画等のご担当者様に向けて、“コロナ前後で一体何が変化したのか?”を把握でき、「beforeコロナ」×「withコロナ」を紐解く調査データを提供しております。
調査内容はご要望に応じてカスタマイズも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼新型コロナウイルスの消費者影響調査に関するお問合せはこちら
https://www.valuesccg.com/inquiry/
◆株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。30万人規模の一般インターネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用した次世代マーケティング手法「VALUES eMark+」(ヴァリューズ イーマークプラス)サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。
所在地 : 東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂5F
代表者 : 代表取締役社長 辻本 秀幸
事業内容: 経営に関するコンサルティング及び成長支援事業
インターネット行動ログ分析事業 (ビッグデータ解析事業)
IT先端技術を駆使した”売れる仕組み”構築事業
設立 : 2009年9月30日
資本金 : 1億円
URL : https://www.valuesccg.com/
※当初発表時の記事に掲載した文章と図に一部誤りがございましたので訂正・画像の差し替えをおこないました。
■見出し「◆観光スポット、お店、グルメ情報などを詳しく紹介するメディアが急上昇」内の文章に一部誤りがありました。
(誤)特に「旅色」は、今年2月には3万ほどだったユーザー数が、38万以上に激増していました。5月末には緊急事態宣言が全面解除されたことで、ビジネスパーソンの出張需要や海外旅行希望者が増えたのか、外国の出入国情報が確認できる「日本橋夢屋」なども上位にランクインしました。
(正)5月末には緊急事態宣言が全面解除されたことで、ビジネスパーソンの出張需要や海外旅行希望者が増えたのか、外国の出入国情報が確認できる「日本橋夢屋」なども上位にランクインしました。前年から大幅にサイト訪問者数を伸ばしているサイトとしては、宿泊施設、観光スポット、グルメなどを紹介する大人の女性向け旅行電子雑誌「旅色」でもサイト訪問者数を伸ばすなど、旅行控えしている層やコロナ収束後の旅行に意欲を持つ層を獲得できているようです。
■画像「図表2 旅行業界サイト訪問者数 対前年比ランキング(2020年6月)」のランキングに一部誤りがありました。
(誤)1位 旅色、2位 トラベルボイス、3位 SPIRA [スピラ]、4位 タイムズカーシェア、5位 日本橋夢屋、6位 ジェイトリップツアー、7位 カレコ、8位 Lmaga.jp、9位 アーバンライフメトロ、10位 TRAVELZOO | 旅行情報
(正)1位 トラベルボイス、2位 SPIRA [スピラ]、3位 タイムズカーシェア、4位 日本橋夢屋、5位 ジェイトリップツアー、6位 カレコ78位 Lmaga.jp、8位 アーバンライフメトロ、9位 TRAVELZOO | 旅行情報、10位 J-TRIP Smart Magazine
ご迷惑をおかけした皆様にお詫び申し上げます。(2020/7/23 11:00)
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