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野坂昭如・原作×黒田征太郎・画 戦争童話集・忘れてはイケナイ物語り『小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話』発売

PR TIMES / 2015年7月29日 15時42分

戦後70年の節目となる今年、日本人が忘れてはイケナイ、そして忘れたくない物語として12編の戦争童話を1冊にまとめ、総タイトルとして『小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話』と名付け、刊行いたします。



この童話、書き出しすべて「昭和20年8月15日」から始まる。戦争が終わった日ということになっているが、日本人はいつの間にかあの戦争をなかったことのようにしてしまった。戦後というが、今もなお戦争は続いている。戦争は気がついた時には、すでに始まっているものだ。(2015年夏 あとがき 野坂昭如)

[画像1: http://prtimes.jp/i/9728/99/resize/d9728-99-391253-0.jpg ]



黒田氏が、野坂氏の文庫『戦争童話集』に出会ったのは1994年。ニューヨークの書店でした。何度も読み返すうちに「地球上に本当の『戦後』はまだ一度も訪れていない」という思いが黒田氏の胸を打ち、描かずにはいられない衝動から次から次へと生み出された絵は「戦争童話」に新たな命を吹き込みました。その後、1995~99年の終戦記念日前後にNHK-BSでアニメ化され、毎回大きな反響を呼びました。そして、戦後70年を迎えた2015年、12話を1冊にまとめ、総タイトルを変え、新しく刊行されるに至りました。脳梗塞で倒れ、リハビリ中の野坂氏と黒田氏は、今再び、本書から「戦争によって常に弱いものが命を無残にも奪われ、もてあそばれていく様」、そして、「本当の戦後」を迎えられる日を祈る二人からのメッセージを、多くの子どもたちに、忘れてはイケナイと……伝えたいのです。

[画像2: http://prtimes.jp/i/9728/99/resize/d9728-99-667029-2.jpg ]

[画像3: http://prtimes.jp/i/9728/99/resize/d9728-99-430220-3.jpg ]



◆原作/野坂昭如 【のさか・あきゆき】
1930年生まれ。67年『火垂るの墓』『アメリカひじき』の2作品で第58回直木賞受賞。97年に『同心円』で吉川英治文学賞を、2002年には『文壇』およびそれまでの文業により、泉鏡花文学賞を受賞した。近著に『シャボン玉 日本 迷走の過ち、再び』ほか。03年脳梗塞で倒れリハビリ中。

◆画/黒田征太郎 【くろだ・せいたろう】
1939年大阪生まれ。69年長友啓典とK2設立。94年「野坂昭如/戦争童話集」映像化プロジェクト。2004年PIKADON PROJECTを開始。11年震災後、仮設住宅の壁画作成。著書に『火の話』『水の話』『土の話』『教えてください。野坂さん』など。

◆目次
1:小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話/2:青いオウムと痩せた男の子の話/3:干からびた象と象使いの話/4:凧になったお母さん/5:年老いた雌狼と女の子の話/6:赤とんぼと、あぶら虫/7:ソルジャーズ・ファミリー/8:ぼくの防空壕/9:八月の風船/10:馬と兵士/11:捕虜と女の子/12:焼け跡の、お菓子の木

▼ 出版物概要
1.書籍名:『小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話』
2.発売日:2015年7月24日
3.定価:本体1,600円+税
4.判型:A5判
▼ 世界文化社HP→http://www.sekaibunka.com/

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