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TXP Medical、24.6億円調達し生成AIと電子カルテデータを主軸としたRWD事業の国内トッププレーヤーへ

PR TIMES / 2024年10月23日 13時45分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/99/31630-99-a60c45dd17175cc2f536b152804d202e-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


TXP Medical株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:園生 智弘、以下TXP Medical)は、総額約24.6億円にてシリーズCラウンドをクローズいたしました。MPower Partners、NTTコミュニケーションズ株式会社、メディカル・データ・ビジョン株式会社を引受先とした第三者割当増資ならびに、複数金融機関からの融資によるものです。なお、創業からの累計資金調達額は約40億円となります。

また、経営体制及びガバナンス強化、さらには生成AIを用いた事業創出を推進するため、社外監査役としてAIガバナンス/アジャイルガバナンスの専門家である羽深宏樹氏が就任いたしました。
■資金調達の背景と目的
TXP Medicalは「医療データで命を救う。」をミッションとして、急性期医療のプラットフォーム構築から、医療データの利活用まで幅広くサービス提供をするスタートアップです。急性期病院や自治体向けの医療データプラットフォーム「NEXT Stageシリーズ」、アカデミア向けの臨床研究支援、製薬企業向けのリアルワールドデータ利活用等のサービスを提供しています。 内閣府SIP(第3期)補正予算「統合型ヘルスケアシステムの構築における生成AIの活用」、厚生労働省「中小企業イノベーション創出推進事業『AIホスピタル実装化のための医療現場のニーズに即した医療 AI 技術の開発・実証』」、など多数のプロジェクトに参画しており、日本の医学研究開発をリードする存在となっています。現在、病院内データシステムである「NEXT Stage ER/ICU 」は全国の大病院79箇所(大学病院・救命救急センターでのシェア約40%)で稼働、救急隊向けのNSER mobileは有償導入7地域を含む全国42 地域、1,000万人以上の人口カバレッジでの運用実績を有しています。この大規模なネットワークの構築は、急性期医療において、業務効率化と、データの収集による質向上の両立を目指し、確立したTXP Medicalのビジョンに全国の急性期病院や自治体が賛同した結果と言えます。

病院・自治体での事業拡大は、特有の法令やルールが多く新規参入が非常に難しいといわれています。弊社の短期間での病院でのシェア拡大は、代表である医師・園生の実行力、アイデア、知見のみならず、医療従事者や元医療関係者から成る優れた社員の集団の力であり、この無形の価値が、今回の資金調達の大きな要因となっています。

製薬企業向け医療データ事業は、構造化された電カルテキスト・検査値を含むRWD利活用事業を本年度初より本格始動しました。これまで本邦で得ることの難しかった価値の高いデータを軸に、既に前年比400%以上の成長ペースを達成しました。また救急外来という場をタッチポイントとしたNEXT Stage シリーズを用いた希少疾患の疾患啓発や前向き臨床研究など多様なサービスを提供中です(下記、製薬企業・医療機器メーカー向け医療データ利活用サービス)。

TXP MedicalのRWDはあらゆる疾患領域に跨ることから更なる加速を見込みます。本資金調達を通してRWDコンサルチーム強化、秘密計算・多施設統合型データベース構築、生成AIを活用したカルテテキストの分析機能開発を含む更なる事業飛躍を予定しています。

また、生成AIを利用したサービスを病院・自治体事業にも展開してまいります。直近では、医療用文書作成、救急外来でのAI音声入力などの業務支援サービスを複数リリース予定です。これらのサービスを急性期病院と地域自治体との強固なネットワークを通じて展開し、医師の働き方改革におけるデファクトスタンダードとなるサービスを創出していきます。

■調達資金の使途
今回調達した資金の主な使途は下記のとおりです。

1.既存事業の拡大
・医療データプラットフォーム「NEXT Stage ER/ICU」の拡大
・医療データ事業の拡大(がん領域や希少疾患領域でのビジネス展開の加速、患者向けサービスの開発など)

2.新規事業への投資
・生成AIを用いた大病院向け、救急隊向けサービスの開発及び展開

3.採用拡大及び組織強化
・グローバルな企業を目指した経営体制の強化
・既存サービスである医療データ事業とがん医療データの持続的な成長のための人員増強
・IPOに向けた飛躍的な売上向上のためのマーケティング施策の実施

■社外監査役について
略歴
羽深 宏樹 HABUKA Hiroki 弁護士(日本・NY州) 京都大学特任教授
複雑化・不確実化する社会において、状況変化に応じて柔軟にルールや組織をアップデートしていく「アジャイル・ガバナンス」を専門とする。森・濱田松本法律事務所、金融庁、フランスの法律事務所での勤務を経て、経済産業省にて、デジタルプラットフォーム規制、AI・データガバナンスを含む、デジタル時代のガバナンスシステムに関する立案・検討等をリードした。同省が公表した「GOVERNANCE INNOVATION」「アジャイル・ガバナンスの概要と現状」の執筆をはじめ、国内外での執筆・講演多数。2020年、世界経済フォーラムGlobal Future Council on Agile Governanceによって、「公共部門を変革する世界で最も影響力のある50人」に選出。現在、京都大学法学研究科特任教授。東京大学法科大学院およびスタンフォード大学ロースクール修了

社外監査役 羽深宏樹氏 コメント
この度TXP Medicalの社外監査役に就任いたしました、羽深です。私は現在、大学の研究者としてAIやデータに関する法制度の研究及び提言を行う一方、企業におけるAIやデータのガバナンスに関するコンサルティングを行っております。

プライバシーや安全性といった基本的な価値を守りつつ、データのもたらす価値を最大化するためには、与えられたルールに単に従うだけではなく、ステークホルダーとの直接の対話に基づいた適切なルール作り・組織作りを企業自らが積極的に行っていくことが不可欠です。 当社のミッションである「医療データで命を救う。」を実現するためには、法令を遵守することはもちろんのこと、その上でいかに患者やコミュニティなどのステークホルダーのご理解を得られるようなデータの利活用や安全管理、利益の還元などを行っていくかが重要な鍵となります。 社外監査役の立場から、そのような価値創造的なコンプライアンス及びガバナンスの実現に向けて力を尽くしてまいります。
【TXP Medical株式会社が提供する主なサービス一覧】
▽病院向けデータプラットフォーム
- NEXT Stage ER(NSER) - 大病院救急外来における多職種を巻き込んだDX・スタッフ間の情報共有・患者情報記録の効率化・臨床研究データ蓄積を実現する、救命センタークラスの大病院の救急外来業務に特化した患者情報記録・管理システム

- NEXT Stage ICU -バイタルサインや採血データを電子カルテから自動取得、重症度スコアをワンボタンで集計、JIPADなど学術レジストリに連携が可能な、急性期大病院のICU業務・研究支援ツール NEXT Stageシリーズでは、病院間のデータ形式が統一されており多施設研究のプラットフォームに最適

- NEXT Stage CONNECT -急性期患者の転院搬送(上り・下り搬送)をスムーズに行う、生成AIを用いた紹介状自動作成機能を有したプラットフォーム

- NEXT Stage Oncology -がん診療・研究支援データベース

- セルフ問診システム


▽臨床研究支援サービス
- NEXT Stage EDC -OCR(Optical Character Reader : 光学的文字認識 )や生成AIを用いた自動登録機能をはじめとする複数の入力支援機能を実装した、臨床研究におけるデータ登録をオンライン上で行うシステム

▽自治体向けプラットフォーム
- NSER mobile -AI技術を駆使した救急隊員向けの入力支援技術により、緊急性を要する傷病者情報のスムーズなデジタル化を実現。傷病者の病歴情報やバイタルサインの病院との即時共有、救急応需情報の可視化、救急患者の予後情報収集、救急隊の書類業務支援までカバーする、救急搬送の統合プラットフォーム

▽患者支援プラットフォーム
- ありがとうサポート -治療中の体調や、医療機関における問診などを電子化して管理する患者サポートサービス

▽製薬企業・医療機器メーカー向け医療データ利活用サービス
- RWD解析 - 30施設以上の急性期大病院(平均病床数 700-800床)に設置されたDWHの詳細な電子カルテデータを活用したあらゆる疾患領域のリアルワールドエビデンスの創出に貢献

- 前向き研究支援 - 40件以上の学術研究レジストリ/EDC構築実績をもつTXP Medicalによる、DWHとNEXT Stageシリーズを活用した前向きデータ収集支援サービス

- マーケティング支援 - 電子カルテのデータを活用し、市場調査やPatient Journeyの作成などデータドリブンなマーケティング支援を実施

- 希少疾患NSERアラート - 救急外来システムのNSERをタッチポイントとして疾患情報提供を実施し、救急外来を多く通過する希少疾患の疾患啓発へ貢献

- 治験DX - 急性期治験DCT (Decentralized Clinical Trial) やNSERを活用した急性期治験患者リクルーティング支援を実施

- 社員/ エグゼクティブ向けトレーニング - TXP Medical提携施設におけるエグゼクティブ向け見学プログラム、TXP Medical社内RWDエキスパート主催勉強会 (RWD 101 など実績多数)

- 論文作成支援 - PubMed掲載原著論文数72本/4年の実績を持つリサーチチームによりプロトコル作成から論文化まで支援

- 医師/救急隊向けアンケート - 急性期医療の強力なネットワークを生かし、疾患・薬剤市場調査、実態把握のためのアンケートを実施

■現在の募集職種一覧
https://txpmedical.jp/recruit
■NEXT Stage: SERIES C

TXP Medicalが描く次世代ヘルスケアの展望ウェビナー

第1回:11月22日(金)12:00~13:00 TXP×MDV 医療データセミナー
リアルワールドデータ(RWD)の新たな可能性~電子カルテとDPC、両データで見る新しい医療インサイト~
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/99/31630-99-6a23640c4b9ec93017e7f7d4f9008964-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


第2回:12月3日(火)14:00~15:00 生成AI・働き方改革セミナー
医療を変える 生成AI:カルテ音声入力と退院サマリー自動作成がなぜ、医師の働き方を改革するのか
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/99/31630-99-b360e883f1fa2f58b740272839fad3e6-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


第3回:12月開催予定 TXP×NTTコミュニケーションズ 医療データセミナー
医療データの価値を引き出す析秘(R)-臨床と研究での活用が切り開く事業拡大
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/99/31630-99-e7f64fd4129a2fa0b2dc9981cd0ddd54-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■投資家コメント
MPower Partners
パートナー 深澤 優壽氏
TXP Medicalが提供するプロダクトは、全国の大学病院、救命救急センター、自治体向けなどに多数導入されており、急性期医療分野におけるDXを推進することによって、より速く的確に質が高い医療サービスを患者様に提供することに貢献しています。また患者様のみならず病院や自治体におけるオペレーションや経営効率を向上させていくことにも大きく貢献しています。これまでに培った大学病院との強いネットワークをベースとした製薬企業・医療機器メーカー向け医療データ事業についても、これまで活用が困難であったより深いデータをきめ細やかに分析することによって今後の医療の発展に大きく貢献していくものと期待しています。こういった社会的な意義やインパクトが大きなTXP Medicalの事業の将来性と、経営陣・チーム・株主の方々のビジョンへの強い思いや高い専門性にも強い共感と尊敬をもって出資させていただきました。MPowerとしても事業をより大きく発展させつつ社会的なインパクト及びESG観点も含め、全力でご支援をさせていただき、会社の成長に貢献していきたいと思います。

NTTコミュニケーションズ株式会社
執行役員 ビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部長 福田 亜希子氏
当社は、社会・産業の持続可能な成長と革新を追求するため、戦略的な投資を継続的に行っています。 今回の投資は、当社の長期的なビジョンと一致しており、「社会産業プラットフォーム」の構築と新しいサービスの開発を通じて、お客様により高い価値を提供することをめざしています。
特に、医療分野におけるデータ利活用の発展には大きな期待を寄せています。当社は秘密計算技術を活用し、データを秘匿化したまま分析・計算が可能なサービスや医療・ヘルスケアデータに特化したデータ流通基盤の提供を行っています。これらのサービスにより、複数施設のデータを横断的に分析し医療の質の向上に貢献するとともに医療分野における社会課題の解決を後押しいたします。

メディカル・データ・ビジョン株式会社
代表取締役社長 岩崎 博之氏
TXP Medicalの「医療データで命を救う」というミッションは、国内最大規模の診療データベース(DB)で、EBM(科学的根拠に基づいた医療)を推進する当社の事業と、多くの部分で重なります。
当社の扱うデータは全国の基幹病院などのDPCデータで、実患者数にすると5000万人に達しようとしており、このDBを利活用すれば幅広い研究が可能であることが特長の一つです。一方、同社の保有するデータは主に大学病院の電子カルテデータであることから、その“深さ”を売りにしています。同社と当社は業務提携契約を結んだ上で製薬会社やアカデミアなどに両社のデータ利活用の提案をスタートさせており、すでに実績が出始めています。 同社が今回、資金調達で財務面を強化することは、これまで同社が一貫して取り組んできた医学研究開発を大きく後押しすると信じています。当社としても歩調を合わせながら、両社の企業理念で共通している「医療データで世の中をよくしていく」ことを通じて、生活者メリットの創出に貢献していきたいと思っています。

■TXP Medical株式会社コメント
代表取締役医師 園生智弘
この度、シリーズCの資金調達を完了させ、医療データや通信技術において日本をリードする複数の企業と資本業務提携を発表させていただきました。TXP Medical は、創業より8年一貫して、社会的意義の大きな急性期医療領域に軸足をおき、日本の医療の変革をIT技術を用いて牽引してきました。Clinically Good、Socially goodを愚直に貫く弊社の想いに賛同頂き今回の資金調達にご協力下さった株主様、銀行様、そして、常日頃より弊社を応援、ご支援いただいているユーザー、関係者全ての皆様に感謝申し上げます。

昨今の生成AIをはじめとする技術革新は、医療現場における業務効率の飛躍的な向上と、医療データの利用性を高める観点の両面において大きな可能性を秘めています。生成AI技術の現場利用に関しては、これまで培った医療現場とのネットワークを通じて、圧倒的な価値を医療現場に対して提供し、日本をリードするプレーヤーになるべく邁進して参ります。TXP Medical は「医療データで命を救う」のミッションのもと、グローバルと戦える医療の事業創出及び医療データの新時代を切り拓く挑戦を続けて参ります。

【会社紹介】
会社名:TXP Medical株式会社
代表取締役:園生智弘
設立: 2017年8月28日
従業員数:84名(2024年10月現在)
所在地:〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町41−1 H¹O 神田706
HP:https://txpmedical.jp/

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