ディープラーニング技術の活用によるOCRエンジンを開発 非定型の帳票からデータ抽出を可能にしRPAとの接続で企業の圧倒的な生産性向上を実現
PR TIMES / 2018年8月7日 14時1分
総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:横道 浩一、以下「パーソルP&T」)は株式会社Sigfoss(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森 英悟、以下「シグフォス」)と共に、ディープラーニング技術を活用したOCRの文字認識技術を共同で開発し、非定型の帳票から必要な情報を抽出・デジタルデータ化するソリューションの提供を8月7日より開始することを発表いたします。本ソリューションにより、企業の業務効率化を促進し、飛躍的な生産性向上を実現いたします。
※「OCR(オーシーアール Optical Character Recognition光学式文字認識)」とは手書きの文字や印刷された文字を読み取り、データと照らし合わせ文字を判断し、電子テキスト化する技術のこと
■背景
近年、少子高齢化の進展による労働人口の減少といった環境変化を背景に、生産性向上などの「働き方改革」が求められています。多くの企業では業務の効率化を実現するRPAの活用が進んでいますが、紙中心の業務が多い日本企業では、請求書などの非定型書類に記載された文字を人の手でシステムに入力する必要があることが、生産性向上を阻害する要因の1つとなっています。
そこで多くの企業は帳票の文字などアナログデータをデジタルデータに変換するOCRの活用を検討するも、非定型の帳票が大半を占め、そこから文字を認識することが困難、もしくは読み取るための詳細な設定が必要になるなどの理由で導入が困難な状況にありました。
■概要
このような課題を解決するために、パーソルP&Tとシグフォスが、ディープラーニング技術を活用したOCRの文字認識技術を共同で開発し、従来の技術では認識することが難しかった非定型帳票からの情報を認識、デジタルデータ化するソリューションの提供を開始いたします。
-ディープラーニング技術により文脈や出現場所から文字判定が可能に
従来のOCRでは、「書類のこの位置にこの文字がある」と座標を指定して認識、読み取っていたため、詳細設定が必要であり、崩れた手書き文字や、罫線や枠線、異なる背景色等から文字を高い精度で認識することが困難でした。
本ソリューションは、ディープラーニング技術を活用したOCRエンジンが、非定型の帳票から企業名、名前、住所などの文字を認識し、アナログデータからデジタルデータに変換します。
具体的には、あらかじめ読み込ませた帳票から特徴を抽出し、OCRで読み取った情報と文脈や出現場所から文字を認識します。また、処理後、結果を継続的に蓄積・学習することで、文字認識の正確性を向上し続けます。
<処理の流れ>
1. 画像の陰影や歪み補正する画像処理
2. 罫線や枠線など書類構造の解析
3. 書類の中から文字列を検知
4. 文字を認識
5. 自然言語処理により誤って認識した単語を正しい単語に修正
6. データ化された文字を表示
[画像: https://prtimes.jp/i/14515/100/resize/d14515-100-885428-0.jpg ]
-コンサルティングとRPAの導入で更なる効率化を実現
パーソルP&Tがこれまで多くの企業で行ったBPRやRPA導入ノウハウを活かし、本ソリューションは文字のデジタルデータ化だけでなく、その後のデータ移行などを自動化するRPA、導入を支援するコンサルティングと組み合わせることで、更なる業務効率化を実現いたします。
※本ソリューションはRPAだけでなく、規模や業務によっては既存システムとの連携、またはシステムを開発することも可能です。
パーソルP&Tは本ソリューションを通じて、業務における生産性を向上させ、企業の「働き方改革」の実現を支援してまいります。
・本ソリューションについてのお問い合わせはこちら
https://www.persol-pt.co.jp/WS_OCR/contact.html
・RPAのサービスについてはこちら
https://www.persol-pt.co.jp/rpa/
■Sigfossについて <https://www.sigfoss.com/>
Sigfoss(シグフォス)はソフトウェア技術の研究開発、運用を請け負う会社です。自然言語処理と機械学習に強みを持ち、画像解析、ビッグデータ解析、マルチメディア処理などへの応用を得意としています。これまでさまざまな業界で課題解決をお手伝いしてきた経験を生かし、個々の課題に最適なソリューションを設計開発します。
■パーソルプロセス&テクノロジー株式会社について<https://www.persol-pt.co.jp/>
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、パーソルグループの「ITOセグメント」中核会社として、ITにおける開発から運用、テクニカルサポート等を提供するほか、事業課題に応じたビジネスプロセスのアウトソーシングや、コンサルティングを実施しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ(IBS)からパーソルプロセス&テクノロジー株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。
■「PERSOL(パーソル)」について<https://www.persol-group.co.jp/>
パーソルは、2016年7月に誕生した新たなブランドです。ブランド名の由来は、「人は仕事を通じて成長し(PERSON)、社会の課題を解決していく(SOLUTION)」。働く人の成長を支援し、輝く未来を目指したいという想いが込められています。パーソルグループは、人材派遣のパーソルテンプスタッフ、人材紹介や求人広告のパーソルキャリアをはじめとし、ITアウトソーシング、設計開発にいたるまで、国内外90社を超える幅広い企業群で構成されています。グループのビジョンである「人と組織の成長創造インフラへ」を実現するために、労働・雇用の課題の解決に総合的に取り組んでいます。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ウイングアーク1st、主要製品に生成AIを適応 - プロダクト戦略も発表
マイナビニュース / 2024年9月20日 7時29分
-
コージェントラボ、次世代AI OCR「SmartRead」に金融業界向けソリューションパックとして「口座振替依頼書」の自動読み取り機能を追加
PR TIMES / 2024年9月12日 12時45分
-
【業界初】AIの活用により“人”の工数ゼロを実現する 「マーケティングのゼロ化」を提供開始
PR TIMES / 2024年9月11日 14時45分
-
生成AI×AI-OCR「DX Suite」が新機能「Few-shot学習」を実装、修正内容を自社環境内で個別学習し“使えば使うほど”読取精度が向上
PR TIMES / 2024年8月26日 13時45分
-
ハンモック、帳票設計不要で文章の構造解析も行えるAI-OCRサービス「DX OCR」をリリース
PR TIMES / 2024年8月22日 14時45分
ランキング
-
1ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
2ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
3血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください