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高齢者に「ダーツ」、軽度認知症予防に役立つ可能性

PR TIMES / 2024年5月21日 11時45分

MCI(軽度認知障害)におけるダーツ有効性についての研究にダーツライブが協力



セガサミーグループの株式会社ダーツライブ(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:阿部 東)は、県立広島大学・広島大学・株式会社 ONE ENTERPRISE(ワンエンタープライズ)が2019年より行っていた軽度認知障害(MCI)の予防・改善における「ダーツ」を用いた研究に協力、このたび研究成果を報告する論文が発表されたことをお知らせいたします。

ダーツが与えるMCI(軽度認知障害)判定結果への影響を検証
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43246/100/43246-100-6037ff256971022bb488e5dde5499e8a-1536x1152.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

高齢者がダーツを1回1時間~1.5時間、週に1回以上プレイすることが、MCI(軽度認知障害)のリスクの低下に役立つ可能性があることが、本研究で分かりました。

研究では、65歳以上のMCI高齢者と非MCI高齢者を対象に継続的なダーツゲームを実施。MCI高齢者と非MCI高齢者の各群において、実施前後で認知機能‧精神機能‧身体機能の比較をしました。MCI(軽度認知障害)の有無によってダーツゲームが認知機能‧精神機能‧身体機能にどのような影響を与えるかを測定しました。

これまで、MCI高齢者または非MCI高齢者それぞれに対する有酸素運動や認知課題試験による機能改善については多くの取り組みが行われる一方で、MCI高齢者‧非MCI高齢者の双方に同一運動および認知課題を取り入れた検証は少なく、特にダーツゲームは狙う動きと計算するといった二重課題でありその面においても有意義な研究となっています。

その結果、非MCI高齢者にはダーツをプレイする際の身体機能における重心移動が、認知
機能の維持‧改善と関連する可能性が示されました。

一方、MCI高齢者においては、認知機能‧精神機能‧身体機能に関連性が認められず、年齢にのみ関連がみられました。

ダーツゲームの「的を狙ってダーツを投げる」一連の動作には、ダーツと自分の距離感を一定に保ちながら的を狙う空間認知機能、矢を投げるために前方へ重心移動を行いながら腕を振り出すという身体機能が求められます。このことから、ダーツゲームはMCIになる前の段階で導入すると効果があることが推測され、高齢者の軽度認知症予防‧リスク軽減にダーツゲームが有効である可能性が見出されました。


●研究の成果・論文は、Webサイト「frontiers」に2024年2月に公開されました。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fresc.2024.1327494/full


●関連
https://sportsdarts.jp/report/6861/
https://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/media/media011023.html

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