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東南アジアにおける水田由来のカーボンクレジット創出に向けた共同実証プロジェクトについて

PR TIMES / 2024年9月12日 10時0分



Green Carbon株式会社(東京都港区、代表取締役:大北 潤、以下Green Carbon(読み:グリーンカーボン)はこの度、 芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:織田 寛明、以下、芙蓉リース)、ID&E ホールディングス株式会社傘下の日本工営株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:金井 晴彦、以下、日本工営)とフィリピンにおける水田由来のカーボンクレジット※1創出に向けた共同実証プロジェクト(以下「本プロジェクト」)を開始しましたのでお知らせします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/100/117956-100-922cb396aebeb1c50b8bb22ccbd9f515-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど自然由来のカーボンクレジット創出を幅広く展開しています。フィリピンでは、フィリピン大学との共同研究や主要企業と連携し、水田、バイオ炭、マングローブ植林、植林活動のプロジェクトを組成しています。

◆本プロジェクトの各社の役割
Green Carbonは、2023年8月にフィリピン大学と連携し、ブラカン州(フィリピン,ルソン島中部,ルソン中央平野南東部一帯を占める州)でのAWD※2導入によるメタンガス削減プロジェクトの実証を開始し、現地農家や連携機関と連携し、ブラカン州全土へ拡大する土台を形成しています。
本プロジェクトでは、フィリピン ブラカン州政府とMoAの締結を進めており、フィリピンの農業政策チームとの連携、現地農家の確保を進め、カーボンクレジット創出のノウハウ提供を実施します。芙蓉リースは、共同事業者として、本プロジェクトに対するファイナンスを実施し、創出されたカーボンクレジットの一部を取得し、日本企業への販売を行います。
日本工営とは、日本および東南アジアにて水田のAWD(間断灌漑)導入によるカーボンクレジット創出を目指し※3業務提携を締結しています。本プロジェクトにおいては、フィリピン現地にて作業データの収集整理や、現地農家のマネジメント及び水田の水管理をはじめとする農法支援を行います。また、ODA(政府開発援助)案件を通じた東南アジアの灌漑施設整備の豊富な経験を活かし、AWDの方法指導も実施します。
Green Carbon、芙蓉リース、日本工営の3社で実施する本プロジェクトは、フィリピンの2国間クレジット制度(JCM)プロジェクト※4として、世界的にも先行した事例になります。今後は、JCMの座組みや実績を増やし、フィリピンだけでなく東南アジア全域にJCM方法論を活用したプロジェクトを拡大してまいります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/100/117956-100-a4439643faa52cd339da411acbca5d78-1194x537.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
〇参照:Google Mapブラカン州 位置図

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/100/117956-100-25a36f26b64dee882dae669c772d2721-1213x480.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
〇ブラカン州現地農家の写真/ブラカン州水田の現地視察写真

※1:カーボンクレジット
主に企業間で温室効果ガスの排出削減量を売買できる仕組みのこと。企業は環境活動によって生まれた温室効果ガスの削減量や吸収量をクレジット(排出権)の形で他の企業と取引することが可能となります。

※2:AWD(間断灌漑)
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。


※3:水稲栽培における中干し期間の延長・間断灌漑を通したメタンガス削減によるカーボンクレジット創出事業でGreen Carbon株式会社と日本工営株式会社が協業を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000117956.html


※4:2国間クレジット制度(JCM)
Joint Crediting Mechanismの略。先進国から途上国等への優れた脱炭素技術等の普及や対策実施を通じて温室効果ガスの削減に取り組み、創出されるクレジットを両国で分け合う制度。民間資金の活用を中心としたものを民間JCMと呼びます。

〇農林水産省主催「アジア開発銀行(ADB)拠出事業による水田メタン削減に関するJCMを活用したフィリピン方法論の完成に係る記者発表会」に登壇し、JCMの取り組みを紹介
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000117956.html


〇フィリピンの事業展開関連のリリース一覧はこちら
https://green-carbon.co.jp/tag/philippine/

◆Green Carbon 株式会社
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607
設立    :2019年12月
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/


◆Green Carbon株式会社事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、カーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。中でもメインで進めている水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出PJでは、日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約50,000haに拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。


◆芙蓉総合リース株式会社事業紹介
芙蓉リースグループは、2022年度からスタートした中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」において、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)の実践を通じた社会課題の解決と経済価値の同時実現により、企業グループとして持続的な成長を目指しています。本プロジェクトへの参画により得られた知見やノウハウを活かし、事業を通じた脱炭素社会の実現に貢献すべく、事業領域の拡大を進めてまいります。


◆日本工営株式会社事業紹介
日本工営は、世界中の人々の安全・安心を支える国内 No.1 の総合建設コンサルタントです。1946 年の創業以来、日本の建設コンサルティングのリーディングカンパニーとして社会基盤の整備を事業として社会課題解決に携わり、160以上の国と地域において国づくり・人づくりの根幹に関わるサステナブルなビジネスを展開しています。
アジア・アフリカを中心とした 37 か国 400 件以上の ODA プロジェクトで、灌漑施設整備や水管理・農 業普及をはじめとした農業コンサルタントサービス(プロジェクトの形成・調査・計画策定・事業実施支援・モニタリング・評価)を展開しており、効率的な水管理システムや営農指導、間断灌漑(AWD)の導入と拡大の実績を有しています。

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