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放置しないで!窓・ドアの危険サイン ~事故に遭わないための点検ポイント~

PR TIMES / 2023年3月23日 19時15分

 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、住宅設備機器・建材メーカーである株式会社LIXILと連携して、窓・ドア※1の経年劣化による事故を未然に防ぐための点検ポイントを紹介します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-c9af6b2bebf7c9c4d5cd-0.png ]


 重大な事故の背後には、軽微な事故が複数存在し、その背後にはさらに多くのヒヤリハット※2が隠れていると言われており、重大な事故や軽微な事故に遭わないためにはヒヤリハットや事故の予兆を見逃さないことが大切です。

 NITE が収集した製品事故情報※3のうち、2013年から2022年に発生した窓・ドアの経年劣化が疑われる事故により重傷を負ったものが5件ありました。また、軽傷を負った事故が3件、ヒヤリハットが3件ありました。

 また、株式会社LIXILによると、2013年から2022年の10年間に寄せられた問い合わせの中には、窓・ドア製品で事故につながるおそれがあった経年劣化の事象が92件ありました。幸いにも事故には至らなかったものの、そのまま使用を続けていた場合、人的被害を生じてしまう可能性があるものです。

 暖かくなり外出や換気の回数が増えるこの時期に、点検ポイントを参考にして早めにご家庭の窓・ドアを確認し、事故に遭わないよう気をつけましょう。

(※1)本資料では、開き窓、上げ下げ窓、玄関ドア、室内引戸などの製品をまとめて「窓・ドア」としています。
(※2)本資料では、人的被害を伴わない製品のみの破損及び周囲の製品や建物などに被害を及ぼすものも含みます。
(※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含みます。



窓・ドアの点検ポイント

 以下に、主な点検ポイントと想定される事故を紹介します。少しでも異常を感じたら、そのまま放置せずにお買い求めの販売店(工務店、ハウスメーカーなど)や製造事業者等に相談し、必要に応じて点検・修理を行ってください。賃貸物件の場合は、貸主や管理会社にご相談ください。


すべての窓・ドア共通

□ がたつきがないか。
□ スムーズに開閉せず、重たくなっていないか。
□ 開閉時に異音がしないか。
□ 破損や変形がないか、さびている箇所はないか。

↓そのまま使用すると、次のような事故につながるおそれがあります。

⚠窓やドアが外れ、体にぶつかってけがをする。
⚠他の物品を破損する。
⚠ひびや破損した箇所に触れてけがをする。

 取扱説明書に従い、緩んだねじを増し締めするときは、ねじに合った工具を使い、しっかりと締めてください。
 なお、ねじの締め過ぎにより部品に亀裂が生じる、破損する等のおそれがあるため、製品によってはインパクトドライバーや高トルクの電動ドライバーの使用を禁止している場合があります。必ず製品の取扱説明書の注意事項を確認し、指示に従ってください。

[画像2: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-d4678526dc1a6f23678d-1.png ]




スライドして開閉するタイプの製品(引き違い窓、上げ下げ窓、引戸など)

□ 外れ止め部品がずれていたり、外れたりしていないか。
□(上げ下げ窓)斜めに下がるようになっていないか。
□(上げ下げ窓)固定がされず自然と少しずつ下がってこないか。

↓そのまま使用すると、次のような事故につながるおそれがあります。

⚠窓やドア、網戸が外れ、体にぶつかってけがをする。
⚠他の物品を破損する。
⚠上げ下げ窓が落下し、手や指が挟まれる。

 使用中に「外れ止め部品」がずれることもあるため、「外れ止め部品」がずれていたり下がっていたりしないか定期的に点検してください。

[画像3: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-bef047781c4706f522a8-2.png ]


※写真は一例です。外れ止め部品の位置は製品によって異なりますので、正確にはお使いの製品の取扱説明書をご確認ください。
[画像4: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-7922127096ac21caa0f4-3.png ]

(画像提供:株式会社 LIXIL)


前後に押し引きして開閉するタイプの製品(室内折戸、浴室ドア、開き窓など)

□ ハンドルがグラグラしないか、取付けねじが緩んでいないか。
□(ドアクローザー付き製品)閉じるスピードが速くなっていないか。
□(ドアクローザー付き製品)グラグラしないか、オイルが漏れていないか。
[画像5: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-59e1268d2d2806acc4c9-4.png ]


↓そのまま使用すると、次のような事故につながるおそれがあります。

⚠ハンドルが抜け、その勢いで転倒や転落する。
⚠開閉できなくなり閉じ込められる。
⚠ドアや窓が体にぶつかる。指などを挟まれる。
⚠ドアクローザーが落下し、体や他の物品に衝突する。

 ドアのハンドルは長年の使用により取付けねじが緩み、ハンドルがグラグラする場合がありますので、定期的に点検してください。
[画像6: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-c4f717ba831dec000ef3-5.png ]

(画像提供:株式会社 LIXIL)



今回のプレスリリース本文はこちら

 >>NITE公式HP
  https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2022fy/prs23032301.html


今回の注意喚起動画はこちら

 >>NITE公式 YouTube
  https://www.youtube.com/watch?v=FaSzH5Ovhak
 【nite-ps】窓「1.経年劣化で壊れた窓に指を挟まれる」

[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=FaSzH5Ovhak ]




事故品・事故事例を確認
過去にどのような事故が発生しているか確認する。

 NITEはホームページで製品事故に特化したウェブ検索ツール「SAFE-Lite(セーフ・ライト)」のサービスを行っています。製品の利用者が慣れ親しんだ名称で製品名を入力すると、その名称(製品)に関連する事故の情報が表示されます。

[画像7: https://prtimes.jp/i/92488/101/resize/d92488-101-a9b744c1c29d745c0af5-6.png ]




独立行政法人 製品評価技術基盤機構 製品安全センターの概要

 NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に毎年1千件以上の事故情報が寄せられます。

 製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。

[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=_ESRXRT3mZ4 ]


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