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福島県浪江町で生産した鈴木酒造店の日本酒が初の正式輸出、香港にて販売開始。 

PR TIMES / 2023年8月29日 10時45分

鈴木酒造店の7アイテムを香港の酒販店・バーにて8月25日に提供開始

一般社団法人東の食の会(東京都港区)は、東日本大震災で全町避難となった福島県浪江町の酒蔵メーカー、株式会社鈴木酒造店(代表取締役:鈴木大介)が浪江蔵で製造した日本酒の初の正式輸出を実現し、香港の日本酒販売店・バー「Sake Central」にて鈴木酒造の日本酒7アイテム(浪江蔵製造6アイテム、山形県長井蔵製造1アイテム)の提供が開始されました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/45950/102/resize/d45950-102-f917d55928d4dc3cc016-1.jpg ]

 今回香港へ輸出、販売が開始されたのは、「磐城壽 さざなみ」(浪江蔵)、「磐城壽 もやい離せ!」(浪江蔵)、「磐城壽 貴醸泡酒」(浪江蔵)、「クラシックスタイル『浪』」(浪江蔵)、「モダンスタイル『江』」(浪江蔵)、「甘酒『吟麹』」(浪江蔵)、「磐城壽 夏酒吟醸」(長井蔵)の7アイテム。
 これまで、東日本大震災を受けて避難した先の山形県長井市で製造したアイテムの輸出は経験がありましたが、2年前に酒蔵を再建した浪江町の酒蔵で製造した商品の海外正式販売は今回が初めてとなります。
 鈴木酒造店の代表、鈴木大介氏は、「故郷、浪江の素材にこだわった酒。海外の方々にも浪江の風土を感じてもらえれば嬉しい」と述べています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/45950/102/resize/d45950-102-ee1a052930d7bb626600-2.jpg ]

 SAKE CENTRALでは、今回仕入れた鈴木酒造店の6種類の日本酒と1種類の甘酒について、8月25日より店舗での販売とバーでの提供を開始。バーでは、マネージャー・ソムリエメンバーが7種類のお酒をそれぞれ試飲した上で作成した、7種類を順番に楽しめる特別メニュー『SPECIAL LUCKY SEVEN7.』も提供しています。
 香港での顧客の反応は好評で、特に、夏らしく海をイメージさせる「浪」、「さざなみ」、「もやい離せ」は、フルーティさと心地よい酸味が多くのお客様から喜ばれています。「Sake Central」のダイレクターの遠藤隆史氏は「ALPS処理水放出の件で一部のお客様は心配を持たれており、売上低下があると思うが、状況を理解した上で応援してくれるお客様も多くいます。そして、何より、我々の香港のスタッフチームは、今回の鈴木酒造様のお酒にとても満足しており、この美味しいお酒をお客様に伝え、広げていきたいと考えています」と述べています。
 
 東の食の会は、今回の取引において、鈴木酒造店とSake Centralを仲介し、輸出の実現に伴走支援を行いましたた。東の食の会は、これまでにも、福島県相馬市、浪江町、いわき市などからバンコクへの鮮魚輸出を実現するなど、優良な生産者に海外での商談会やマッチングなど販路開拓の機会や、現地でのイベント実施などプロモーションの機会の提供を行い、東北の食材の海外輸出のサポートを行ってきています。
 
鈴木酒造店について


 鈴木酒造店の創業は江戸時代末期の天保年間の頃。福島県沿岸の浪江町、国内でも珍しい、海を間近に望むことができる場所にあった酒蔵は、港町としての気候風土の中で酒づくりを続けてきましたが、2011年の東日本大震災によって酒蔵は全建屋が流出。そして原発事故により、浪江の地を離れなければなりませんでした。
 避難先の山形県長井市で、2011年10月に地元の東洋酒造株式会社の全株式を取得、「株式会社鈴木酒造店長井蔵」として酒づくりを再開しました。
 そして、東日本大震災から10年の2021年3月、故郷浪江町に「道の駅なみえ なみえの技・なりわい館」が誕生し、道の駅の中に酒蔵を再建し、浪江の地でも酒づくりを再開しました。
 海の男酒として愛されてきた「磐城壽」など、あらためて浪江の人たちの暮らしぶりを表現した酒を届けています。

・鈴木酒造店 ホームページ
http://iwakikotobuki-namie.com/

Sake Centralについて


SAKE CENTRALは、香港の中心地、中環地区の「PMQ」という商業施設の中に2017年8月にオープンした、日本酒を中心に日本の食文化を紹介・提案するショップで、展示や販売、バー、セミナーなど、総合的な顧客体験を提供する新しい形態の店舗です。香港は、政治的問題やコロナで約4年間の苦しい時期がありましたが、それを乗り越えて今に至り、本年8月18日に6周年を迎えました。

 SAKE CENTRALは、日本のSAKEを世界の都市(CENTRAL)に広げていく取り組みです。
 海外で最大規模の日本酒の品ぞろえと売場面積を持ち、代表のエリオット・フェーバー(カナダ人酒サムライ)を中心として、イタリア人、アメリカ人など多国籍な人員メンバーで構成されています。
 日本酒の海外進出を日本からのプッシュ型ではなく、市場のニーズをつかみ、高い事業ブランドを作り、日本酒の価値、可能性を世界に広げます。いまだ日本酒を飲んでいない方々に日本酒のすばらしさを伝える取り組みを行い、世界に広がる市場を開拓して、日本酒の市場と文化を世界に拡大していきます。

東の食の会について



[画像3: https://prtimes.jp/i/45950/102/resize/d45950-102-61aec1b8b9d496b99f93-2.jpg ]

「東の食に、日本の力を。東の食を、日本の力に。」をモットーに、東日本大震災によって被害を受けた東日本の食産業の長期的支援を目的として2011 年に創設された一般社団法人。
東北の食の販路開拓や、商品プロデュース、人材育成を行い、当初の5年間で約 150 億円の流通総額を創出することに成功。これまで累計製造1,000万缶、30億円以上を売り上げている岩手発のサバの缶詰「サヴァ缶」や、スーパー海藻「アカモク」、福島の伝統的漬け床三五八(さごはち)」をリブランディングした「358 (サゴハチ)」といった商品開発のプロデュースを行い、東北の食から数多くのヒット商品を生み出している。また、東北の挑戦する農家・漁師とともにマーケティング・ブランディングに取り組み、多くのヒーロー農家・漁師を生み出している。
 2021年からは、福島県浪江町にて、コミュニティ実験農場「なみえ星降る農園」を開園、地域の農業者・東北のヒーロー生産者・ファンコミュニティ一体となって、これまであまり日本で栽培されていない作物の栽培・ブランド化に取り組み、「ゴルゴ738(なみえ)」などのブランドを生み出している。

・東の食の会 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/higashinoshoku

・東の食の会 ホームページ
https://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp

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