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自動車専用船で使用した車両固縛用ベルトのリサイクルを開始

PR TIMES / 2024年4月26日 17時15分

まず約27000本の中古ベルトを回収 固形燃料に再利用



日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)、郵船商事株式会社(以下「郵船商事」)、アズビル山武フレンドリー株式会社(以下「アズビル山武フレンドリー」)、加山興業株式会社(以下「加山興業」)の4社は4月6日、自動車専用船で使用し古くなった車両固縛用ベルト(以下「ラッシングベルト」)のリサイクルを開始しました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/120868/102/resize/d120868-102-6d7d3bca1cae863c2920-1.png ]


日本郵船が運航する自動車専用船で使用期限が過ぎたラッシングベルトを回収し、アズビル山武フレンドリーが金属部品とベルトに分別、加山興業がプラスチック製のベルトを原料としたRPF燃料(注1)を製造します。日本郵船が運航する自動車専用船隊全体では年間約20万本のラッシングベルトが廃棄されており、全てをリサイクルした場合、約20トンのRPF燃料に生まれ変わります。リサイクルがスタートした4月6日には名古屋港で、自動車専用船SAGITTARIUS LEADERから約27000本の中古ラッシングベルトを回収しました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/120868/102/resize/d120868-102-c6035ad63067a02e66be-1.png ]

リサイクルスキーム図

[画像3: https://prtimes.jp/i/120868/102/resize/d120868-102-2e5e3434d009d6616440-2.png ]


従来、日本郵船独自の安全基準に基づいた使用年数を過ぎたラッシングベルトは産業廃棄物として処理されるか、中古品として売却されていました。今後は、廃棄されるラッシングベルトからRPF燃料にリサイクルされることで、エネルギー資源として再利用されます。RPF燃料は石炭に比べて約33%のGHG排出量低減効果のある燃料ですが、加山興業では燃料製造時に使用する電力をすべて再生可能エネルギー由来とすることで、更なるGHG排出量削減に貢献しています。

この取り組みでは自然環境への配慮に加えて、多様な人材を受け入れるプロセスを取り入れており、アズビル山武フレンドリーでの分別作業では知的なハンディキャップを抱える従業員が、加山興業でのRPF燃料製造では外国人技能実習生が活躍します。皆が安心して働ける場を作るため、専用の裁断機の開発や日本語教育による円滑なコミュニケーションの推進、作業内容に関する事前研修の拡充などが行われています。

4社は今後も、地球環境への配慮に加え、さまざまなバックグラウンドを持つ人が分け隔てなく活躍できるインクルーシブ社会(注2)の実現に向けた企業活動を進めていきます。

各社概要
<日本郵船株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 曽我 貴也
ウェブサイト:http://www.nyk.com/

<郵船商事株式会社>
本社:東京都品川区
代表者:代表取締役社長 梅原 慎史
ウェブサイト:https://www.nyk-trading.com/

<アズビル山武フレンドリー株式会社>
本社:神奈川県藤沢市
代表者:代表取締役社長 大塚 靖夫
ウェブサイト:https://ayf.azbil.com/

<加山興業株式会社>
本社:愛知県名古屋市
代表者:代表取締役 加山 順一郎
ウェブサイト:https://www.kayama-k.co.jp/


(注1)RPF燃料(Refuse derived paper and plastics densified Fuel )
主に産業系廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙や廃プラスチック類を主原料とした固形燃料。熱量が高く、石炭やコークスなどの化石燃料の代替品として利用される

(注2)インクルーシブ社会
性別・年齢・障がい・国籍・宗教・文化などの多様性を認め合い、共に暮らしていく社会のこと

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