ホロラボ、電通グループと「地理空間連動NFT」による実証実験でARアプリを開発
PR TIMES / 2024年7月25日 13時0分
― NFTに紐づけられた空間体験を共有、第三者により追体験されるたびに自動的に作者へ報酬が分配されるARアプリを開発 ―
株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区,CEO中村 薫、以下「ホロラボ」)は、3D Gaussian Splatting技術を用いて作成されたデータと楽曲で構成される空間体験を現実世界に配置し、第三者に追体験させることを可能にするARアプリ「Spatial Curator」を開発し、株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表執行役 社長 グローバルCEO:五十嵐 博、以下「電通グループ」)のR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」、以下「DII」)が共同研究先各社※1と共同で技術開発を進めてきた地理空間と紐づいたコンテンツ体験を実現するNFT技術方式「地理空間連動NFT※2」と紐づけられ、第三者による追体験がなされる度に当該NFTを配置したクリエイターに対し自動的に報酬分配が行われるスマートコントラクト※3経済圏の実現可能性を検証する実証実験を開始します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/23638/103/23638-103-26322b9ba7ec47d8bc4692adc32e1e9f-2702x1858.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
空間体験を作成・追体験できるARアプリ「Spatial Curator」
具体的には、特定の場所に3D Gaussian Splatting技術を用いてデジタル化された3Dコンテンツを配置し空間体験を提供、他のユーザーがAR アプリを通じてそのコンテンツを体験するたびに、製作したクリエイターに対して自動的かつリアルタイムに報酬が分配されるというものです。
3D Gaussian Splatting による空間シーンのAR追体験
3D Gaussian Splattingとは動画や写真から3Dシーンを作成し、表現するための技術の1つであり、3Dメッシュや点群などの従来のスキャンから生成されるモデルと比較すると対象物のみならず周囲の空間も含めて高品質に表現できる手法として注目を集めています。本アプリでは、体験を共有するための表現の手法として3D Gaussian Splattingを採用し、ARとして地理空間に配置することで、作成者が体験した当時の空気感の再現を目指しています。また時間帯や天気などの状況が屋外での空間体験に大きく影響を与えることを考慮し、天気APIから当時の天候を自動取得して表示することで、実際の天候と比較しながら追体験ができるようにしています。
実証実験について
電通グループが実行委員として主催している、小中学生を対象に開催される落合陽一サマースクール(開催予定期間:2024年7月25日(木)~7月27日(土))※4において実証実験を行います。サマースクール期間中に参加者が制作した作品を参加者のウォレットと紐づけられたNFTとして実空間に配置し、ARアプリを通して第三者によってコンテンツが追体験される度に、スマートコントラクト技術により同NFTを実空間に配置した生徒に対して報酬として限定動画を視聴する権利などの権利執行を可能とするNFTが自動的に配布されます。本サマースクールの実証を通じて、同プロセスに対する若年世代の受容性に加えて,新たなUGCコンテンツ追体験市場としての可能性について検証予定です。
※1:朝日放送テレビ株式会社、アステリア株式会社,Infinite Objects、株式会社NSM,EMIELD株式会社、株式会社ODKソリューションズ株式会社,シビラ株式会社、ソニー株式会社、TOPPANホールディングス株式会社,パナソニックホールディングス株式会社,株式会社ファンドレックス、株式会社フォルテッシモ(五十音順)
※2:地理空間連動NFTおよび実証実験の詳細についての詳細は以下リリースをご覧ください。
■電通グループ、ホロラボ社と共同で、「地理空間連動NFT」による実証実験を開始
URL:https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/001259.html
※3:契約条件が満たされたときに自動的に実行されるコンピュータ・プロトコルの実装手法であり,第三者を介さずに信用が担保されたトランザクションを処理できるため契約のスムーズな検証と執行に適しています。また,コア機能がスマートコントラクトで実装されたウォレットを総称してWeb3ウォレットと呼び,ブロックチェーンの外でアカウントを管理する形式(EOA)とは異なり、複数の鍵による権限管理、鍵の紛失などに対応できるソーシャルリカバリー、暗号資産未保有ユーザーへのサポートを可能にするメタトランザクション(トランザクションやその手数料支払いの代理実行)など、スマートコントラクトだからこそ実現可能な機能を多数有しています。
※4:落合陽一氏が主宰する公開討論やプレゼンテーションなどで構成される会議体Table Unstableの派生プロジェクトとして生まれた小中学生向けの課外学習プログラムです(開催予定期間:2024年7月25日(木)~7月27日(土))。https://tableunstable.org/
ホロラボについて
ホロラボはAR/VRなどのXR技術や空間コンピューディングと、BIM/フォトグラメトリや3D都市モデルなど3D空間データや技術とそれらが生み出す新しい体験をテーマにしたテクノロジー集団です。目の前のWowな体験からまちづくりDXにおける都市のデジタルツインに至る、広がりゆく領域の最先端を常に学び、広く世の中の皆さんに発信、共に楽しみます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/23638/103/23638-103-28e2471b5667ac8631edbf99b3d92972-2551x2551.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
正式名:株式会社ホロラボ
英語名:HoloLab Inc.
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田8-3-6
資本金: 93,940,000円
代表者:中村薫 (代表取締役CEO)
設立日:2017年1月18日
ウェブ:https://hololab.co.jp/
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