米国再生エネルギー開発大手Duke Energy Renewablesと米国風力発電事業の共同開発に参画
PR TIMES / 2012年3月28日 15時40分
住友商事株式会社(取締役社長:加藤 進、本社:東京都中央区)と米国住友商事会社(社長:加納 岳、本社米国ニューヨーク、以下、両社を総称して「当社グループ」)は、米国の最大手電力会社であるDuke Energyの100%子会社で同社の再生エネルギー開発を担うDuke Energy Renewables(注1)と折半出資による風力発電事業会社を設立し、米国カンザス州において、合計約300MWの風力エネルギー発電事業(Cimarron II事業所131.1MW及びIronwood事業所167.9MW)を共同で開発することにつき合意し、契約締結しました。
総事業費約5億ドル超を投じるこの事業は、独Siemens製2.3MW風力タービン合計130基を擁し、2012年9月の完工後には、地域電力会社(Kansas City Power & Light及びWestar Energy)(注2)向けに20年間にわたり電力を供給します。
当社グループは、米国で2009年にテキサス州で稼働中のStanton 風力発電所 (120MW)に出資したのを皮切りに、昨年3月にはオレゴン州で世界最大のCaithness Shepherds Flat風力発電所(845MW)への事業参画を果たし、本年後半の完工に向けて順調に建設を進めております。今回のDuke Energy Renewablesとの合弁事業では出資比率を50:50とし、これまでより更に一歩踏み込んだ関与を行って参ります。具体的には、建設期間中のプロジェクトマネージメントから完工まで、また完工後は発電所の管理と運営まで当社が一貫して主体的に対応することで合意しており、Duke Energy Renewablesと協働しつつ着実な完工と安定的な事業運営を目指していきます。
当社グループは現在、先述の米国案件の他に国内で2か所計36MW、中国で1か所50MW(注3)の風力発電所運営に参画しています。また、南アフリカにおいては、同国政府が初めて実施した再生可能エネルギーによるIPP調達入札に現地パートナーと共同で応札し、昨年12月、100MW風力発電事業の優先契約交渉権を獲得しました。今後は風力における世界2大市場である米国・中国における風力発電事業の深化に加え、南アフリカを含めた新規市場の開拓と欧米での洋上風力を中心とした新規技術分野への展開を目指します。
当社グループは今回のDuke Energy Renewablesとの共同案件の履行を通じ、開発事業者としての更なる経験とノウハウを蓄積し、風力事業でアセットを所有するに留まらず、新規風力発電事業案件に開発段階から積極的に取り組んでいく所存です。
当社グループはこれからも再生可能エネルギービジネスを通じ、地球環境の長期的な保全に貢献していきます。
(注1)約4百万人の顧客を持つ米国の最大手電力会社であるDuke Energy傘下で、
同社の再生エネルギー事業を一手に担う。
(注2)Kansas City Power & Light社:
カンザス州及びミズーリ州で約51万人に電力供給する発電会社。
Westar Energy社:カンザス州で約69万人に電力供給する発電会社。
(注3)中国・内蒙古自治区における大唐中日(赤峰)新能源風力発電所
(注4)2011年末累計設備設置容量 :
世界第1位:中国62,733MW、世界第2位:米国46,919MW、
(参考)日本2,501MW 出典Global Wind Energy Council 2012.2.7
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
再エネ部門の拡大進む、太陽光発電が牽引(南アフリカ共和国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月30日 0時35分
-
分散型エネルギーの接続問題を解決するEX4EnergyがシリーズAとして3.5億円の資金調達を実施
PR TIMES / 2024年8月21日 12時40分
-
メキシコ工業団地協会、今後6年の工業団地開発の計画発表(メキシコ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月15日 0時20分
-
東京ガス、ポルトガルで浮体式洋上風力発電事業に参入(ポルトガル、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月14日 0時25分
-
チュニジアで10万kWの太陽光発電所IPP事業に参画
PR TIMES / 2024年8月6日 11時0分
ランキング
-
1鉄道とクレカ業者「タッチ決済」駆け引きの裏側 東急「運賃50%オフ」作戦、JRはどう出る?
東洋経済オンライン / 2024年9月2日 7時30分
-
2【解説】「コメが足りない」の正体と今後の価格 関係各所からの声で見えてきた「品薄の構図」
日テレNEWS NNN / 2024年9月2日 7時0分
-
3「アマニ油」に注目し社内説得して商品化…TV通販に出演し大ヒット、今度は家族で移住し「気仙沼を売り出す」
読売新聞 / 2024年9月1日 15時6分
-
4不動産ファンド「ホテル取得」の投資戦略が鮮明に インバウンド回復と物価高が潮目を変えた
東洋経済オンライン / 2024年9月2日 8時0分
-
5千葉行きの「アクアライン渋滞」減った! JCTの“車線引き直し作戦”大成功!? 効果明らかに
乗りものニュース / 2024年9月1日 7時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください