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アルテラ、次世代の不揮発性 FPGA向け 早期アクセス・ソフトウェアを提供開始

PR TIMES / 2014年5月28日 10時39分

●MAX 10ファミリ: 産業機器、車載機器通信機器の量産アプリケーション向けに、新世代の不揮発性FPGAのインテグレーションを実現

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間5月27日(日本時間5月28日)、同社の Generation 10 FPGA & SoC製品群の最新製品となる MAX(R) 10 (マックス テン)FPGAに向けた、Quartus II 開発ソフトウェアのベータ版および早期アクセス・ドキュメント一式の提供開始を発表しました。

TSMCの55nmエンベデッド・フラッシュ・プロセス技術で製造されるMAX 10 FPGAは、小型、低コスト、インスタント・オンのプログラマブル・ロジック・デバイスで先進的なプロセッシング性能を提供することで、不揮発性FPGAのインテグレーションに変革をもたらします。開発ソフトウェアのサポートと製品ドキュメント一式が提供されることで、お客様はMAX 10 FPGAの設計を直ちに開始することができます。

アルテラは最初のMAX 10 FPGAのテープアウトを完了しています。現在はTSMCと協力して、2014年第3四半期に不揮発性FPGAファミリの提供を開始できるよう取り組んでいます。MAX 10 FPGAの詳細情報は、デバイスと開発キットの提供開始時に公開予定です。早期アクセス・ドキュメント一式は本日より、アルテラのMAX 10 FPGA早期アクセス・プログラムに参加することで、提供を受けることができます。

アルテラ プロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクタのパトリック・ドーシー(Patrick Dorsey)は、「昨年発表した通り、当社のエンベデッド・フラッシュ技術を用いたFPGA開発への取り組みは、Generation 10製品群にとって重要な要素です。MAX 10 FPGAの早期導入により、顧客はエンベデッド・フラッシュ技術によって実現される不揮発性と、FPGAプロセッシングの強力な組み合わせを利用できるようになります」と述べています。

MAX 10 FPGA 早期アクセス・プログラムへの参加資格を得たお客様は、Quartus II 開発ソフトウェアによりデザインのコンパイルとタイミング解析を実行して、直ちに設計を開始することができます。早期アクセス・ソフトウェアを利用することで、低いシステム・コストと低消費電力で先進的なデータ処理能力を提供することが求められる量産アプリケーションの迅速な市場投入が可能となります。

TSMC North America 顧客担当ディレクタのチェン・チュン・チャオ(Chen-Chung Chao)氏は、「当社は、55nmプロセスのエンベデッド・フラッシュ技術を提供した最初のファウンドリで、アルテラのような長期パートナと協力してこの技術をMAX 10 FPGAで製品化できることを大変嬉しく思っています。当社の55nmエンベデッド・フラッシュ・プロセスは、高水準の不揮発性のインテグレーションが求められる広範な市場のアプリケーションに対応できるよう開発されました」と述べています。

MAX 10 FPGAは、システム全体のコストを削減し、ボードの複雑性を最小限に抑えるよう設計されています。この低コストなデバイス・ファミリは、デジタル信号処理、アナログ機能、Nios(R) II エンベデッド・プロセッサ、外部メモリ・インタフェースなどの複数の先進機能に、不揮発性のインスタント・オン機能を統合しています。サイズが小さく省スペースなMAX 10 FPGAによるシングル・チップ・インテグレーションは、Enpirion消費電力管理ソリューションと併用することで、ボード設計者にとってさらに魅力的なものとなります。これらの機能により、MAX 10 FPGAは以下のような多様な市場に最適な製品となります。

・車載機器:車載アプリケーションでは、品質、信頼性、統合が最重要となります。55nmエンベデッド・フラッシュ技術を用いたMAX 10 FPGAは、自動車業界で求められる厳しい安全および品質水準を満たすよう設計されています。MAX 10 FPGAは、外部のコンフィギュレーション・デバイスを使用する必要がなく、先進運転支援システム(ADAS)に搭載される後方確認用カメラなど、インスタント・オンが求められるアプリケーションの起動時間を短縮することができます。また、MAX 10 FPGAの広範な並列処理性能とエンベデッド・フラッシュの組み合わせは、迅速な制御ループと高いスイッチング周波数により、モーターのコストと外部コンポーネントを減らし、システム・コストを大幅に削減できる、電気自動車やモーター制御、バッテリー管理、電力変換などの車内アプリケーションに最適です。

・産業機器:産業機器制御アプリケーションでは、MAX 10 FPGAは環境条件を正確に感知し、それに対してリアルタイムの制御プロセッシングを用いて対応することができます。小型のシングル・チップ FPGAは、モーター制御、I/OモジュールからIoTセンサー・プロセッシング、マシンツーマシン(M2M)通信まで、多様なアプリケーションのシステム効率を大幅に向上させます。

・通信:MAX 10 FPGAは、複数のボード・コンポーネントの起動やパワー・シーケンスの管理、I/O拡張をサポートし、通信システムに最適です。

出荷時期
Quartus II 開発ソフトウェア・ベータ版と早期アクセス・ドキュメント一式を入手することで、MAX 10 FPGA の設計を直ちに開始することができます。ソフトウェア・ライセンスとダウンロードについては、www.altera.co.jp/max10fpgaをご覧いただくか、アルテラの正規販売代理店までお問い合わせください。MAX 10 FPGAの詳細情報は、デバイスと開発キットが一般向けに提供される2014年第3四半期に公開される予定です。

将来の予測に関する記述
このプレスリリースには、1995年私募証券訴訟改革法のセーフハーバー条項(免責条項)に準拠するMAX 10 FPGA およびその半導体製品と開発キットの提供時期についての将来の予測に関する記述が含まれています。米証券取引委員会(SEC)に提出されたアルテラの申請書に記載されているように、将来の見通しに関する記述には、実際の結果が現在の予想と異なるリスクと不確実性が含まれることにご注意ください。本申請書については、アルテラのWebサイトをご覧になるか、アルテラの正規代理店から無償で入手できます。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC および電源をはじめとする関連技術を提供し、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、http://www.altera.com/legal に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。 

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