経済産業省「令和6年度医療機関におけるPHR利活用推進等に向けた実証調査事業」に採択
PR TIMES / 2024年10月5日 6時40分
病院や薬局とともに、がん・心不全の治療効果最大化を推進
株式会社カケハシ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中尾 豊、代表取締役CEO: 中川 貴史、以下、当社)は、経済産業省の推進する「令和6年度医療機関におけるPHR利活用推進等に向けた実証調査事業」(以下、本事業)に採択されました。本事業では、がんと心不全の患者さんを対象に、副作用の重篤化や疾患の再増悪を防ぐため、患者さんごとに個別化されたデータ「Personal Health Record(以下、PHR)」を薬局が取得し、その情報をもとに各医療機関と連携して患者フォローを実施します。地域の医療を支える中核病院・大学病院や薬局とともにコンソーシアムを組成し、PHR活用を通じた治療効果の最大化を目指します。
経済産業省 「令和6年度医療機関におけるPHR利活用推進等に向けた実証調査事業」に係る実証事業者の公募について
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2024/k240509001.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/33983/104/resize/d33983-104-ae54fdb9ede997b9eda3-0.jpg ]
背景
国内では、医療従事者による治療やケアが、主に各医療機関において提供されています。一方で、退院後や受診から次回受診までの期間においては、医療従事者による介入が届きづらく、服薬による副作用の発生や疾患の再増悪などさまざまなリスクにつながる要因の一つとなっています。
こうした問題を解決する手段として、患者さんに対する症状の継続的なモニタリングとフォローの充実が期待されています。しかし、多忙な医療従事者にとっては負荷が大きく、現場で十分に実施するには難しい現状があります。
当社が提供する患者フォローシステム「Pocket Musubi」では、各患者さんの処方状況に応じた質問をシステムから送信します。患者さんの回答から副作用や疾患の再増悪などの可能性が検知された場合は、薬局薬剤師へ通知することで、効率的な服薬期間中フォローを支援しています。また、この仕組みで得られた患者さんの情報をもとに、病院と連携(トレーシングレポート)する機能を備えており、医師の治療方針の検討に役立てることで、副作用の重篤化を防いだ事例なども生まれています。
当社は、上記のような病院・薬局間の連携をより強化していくことで、医療従事者に過剰な負担をかけることなく、患者フォローのさらなる効率化と質の向上に寄与できると考えています。
概要
本事業では、がんと心不全の患者さんを対象に、副作用の重篤化や疾患の再増悪の予防を目的として、各医療機関と連携した患者モニタリングとフォローのユースケースを創出します。日本人の死因はがんと心疾患(心不全を含む)が上位を占める¹ことから、これらの疾患に対する治療効果を高めることで、日本人の健康寿命延伸に貢献してまいります。
具体的には、Pocket Musubiを通じて、薬局が患者さんの副作用や体重の変動、服薬状況などに関する個別化されたデータ(PHR)を取得し、病院と連携し適切なフォローを行うことで、治療効果の最大化を目指します。埼玉医科大学国際医療センター、自治医科大学附属病院、聖隷浜松病院と浜松医療センター、倉敷中央病院をそれぞれ中心とする4つのフィールドで、病院や複数の薬局とコンソーシアムを組成し、事業を推進します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33983/104/resize/d33983-104-305a5c53cf022a32995f-1.png ]
コンソーシアム参加者(実証フィールドごと):
(1)埼玉医科大学国際医療センター、アポクリート株式会社
(2)自治医科大学附属病院、株式会社アインホールディングス、クラフト株式会社、
株式会社ココカラファインヘルスケア、日本調剤株式会社
(3)聖隷浜松病院、浜松医療センター、株式会社杏林堂薬局
(4)倉敷中央病院、ウエルシア薬局株式会社、総合メディカル株式会社、株式会社マスカット薬局
※薬局法人名は五十音順
当社は、本事業の参加事業者とともに、PHRを活用しながら、医療従事者・患者さん双方にとってより良い医療の実現を目指します。
¹厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/h6.pdf
Pocket Musubiについて
薬局と患者さんをつなぐおくすり連絡帳「Pocket Musubi」は、患者さんに「またこの薬局に行きたい」と感じていただけるような薬局体験を提供するための、LINEアプリ経由で利用できる患者フォローシステムです。
患者さんの服薬状況からフォローすべき患者さんをスクリーニングし、薬剤師が適切なアクションを負荷なく行えるようにする「服薬期間中フォロー機能」や、患者さんが来局前に処方せんの画像を送って薬局内の待ち時間を短縮することのできる「処方せん送信機能」など、患者さんが安心・便利に薬局を利用できるための機能を提供しています。
サービス紹介 https://musubi.kakehashi.life/pocket-musubi
当社について
株式会社カケハシは、日本の医療システムの再構築を目指すヘルステックスタートアップ企業です。テクノロジーを駆使し、患者さんにとってより良い医療を、医療現場にとって持続可能な形で実現します。現在、薬局体験アシスタント「Musubi」のほか、複数プロダクトを開発・提供し、国内の薬局の1万店舗超をカバー。服薬期間中の患者フォローによる治療効果最大化や、医薬品の市中在庫可視化・安定供給などをサポートします。薬局や医療機関をはじめとした多様なステークホルダーとともに、より良い医療を実現するプラットフォームを構築していきます。
<会社概要>
会社名 株式会社カケハシ
設 立 2016年3月30日
所在地 東京都港区西新橋二丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル5階
U R L https://www.kakehashi.life/
<本件に関する問い合わせ先>
株式会社カケハシ 広報・PR
メール: pr@kakehashi.life
電 話: 03-6825-2058
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
長崎国際大学でMusubiによる薬学生教育の取り組みを開始
PR TIMES / 2024年9月29日 22時40分
-
がん研有明病院とスズケングループ、がん服薬アドヒアランスの評価に関する共同研究を開始~新たに開発した服薬管理システム「Cubixx(R)DT(日本版)」の活用~
PR TIMES / 2024年9月25日 14時0分
-
カケハシ、薬歴作成における生成AI活用へ
PR TIMES / 2024年9月17日 14時15分
-
Mediiと札幌医科大学附属病院は、リウマチ性疾患の早期診断・治療最適化のための病診連携促進に向け協働
PR TIMES / 2024年9月12日 11時45分
-
国際医療福祉大学と広島市立大学が音声解析技術による心臓病早期診断に関する基本特許を共同申請。AMED採択によりカルディオインテリジェンスとの連携で心血管疾患診療支援における医療機器の実用化フェーズへ
PR TIMES / 2024年9月11日 11時45分
ランキング
-
1鳥貴族、「値上げ」でも客数激増、次は海外に攻勢 大倉社長が宣言、「焼き鳥を世界言語にする!」
東洋経済オンライン / 2024年10月6日 8時0分
-
2【BIC SIM】店頭申し込みでSIMフリーiPhoneを15,000円割引するキャンペーンを実施
PR TIMES / 2024年10月4日 21時40分
-
3年金〈月7万円〉の78歳母だったが「驚愕の老人ホーム請求額」に52歳長男、絶句。完全無視の弟妹に「ふざけるな!」と怒り
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月6日 8時15分
-
4「倍」以上になる区間も 函館バスが運賃を改定へ 長距離路線で顕著に
乗りものニュース / 2024年10月5日 14時12分
-
5神田前財務官「日本はもはや大国ではない」「貢献する意志と能力があるのかに尽きる」…ADB総裁候補として意気込み
読売新聞 / 2024年10月6日 13時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください