TXP Medical、生成AIを利用した急性期病院向け音声入力アプリをリリース医師の働き方改革にも貢献
PR TIMES / 2024年12月3日 13時45分
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/105/31630-105-cd382f22d8a75dbfe72fc0f5f1348277-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
TXP Medical株式会社(代表取締役CEO:園生 智弘、以下TXP Medical)は、生成AIを用いた、急性期病院向け音声入力アプリ「Speech ER」を開発、リリースしました。
【背景】
日本の急性期病院において、医療スタッフの長時間労働の常態化が問題となっています。2024年4月に施行された医師の働き方改革も、こうした長時間労働を改善することが目的の1つです。2021年の厚生労働省による「勤務医に対するアンケート調査」によると約7割の勤務医が、労働時間が長い、且つ労働時間を減らしたいと回答しています。また、「我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(2017年厚生労働省調査)によると、医師の所定外労働が発生する理由として、医師によるカルテ等の書類作成が上位になっています。また、同様に看護職員についても、所定外労働の57.9%が「看護記録などの書成」というデータがあります※
※厚生労働省データ(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/18/index.html)
【Speech ERとは】
本システムは、医療スタッフがスマートフォンに向かって話すだけで、生成AIにより適した診療記録を簡単に自動作成をすることができる、急性期病院向け音声入力アプリです。音声入力された情報に対して、生成AIにより医療用語変換及び、診療記録に必要な情報の抽出、さらに診療記録フォーマットへの変換を行なっています。
当該エンジンの開発および評価には、当社に所属する急性期医療の経験豊富な医師及び看護師のチームが参画しました。本システムを用いることで、医療者は現場での処置と並行して、音声入力により適切な診療記録を自動作成することができます。これまでのように、患者さんの処置が終わった後や勤務が終わった後に記憶や手元のメモに基づいて診療記録の作成をする必要がありません。本システムはクラウド上で機能しますが、自動作成された診療記録テキストは、ネットワーク接続を介さず、QRコードを用いて病院のHIS環境(オフライン)の当社NEXT Stage ER※及び電子カルテシステムと連携することが可能です。
※「NEXT Stage ER」https://txpmedical.jp/service/next-stage-er
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Speech ERイメージ
初期リリースでは主に、救急外来における医師記録・看護師記録に焦点を当てていますが、一般外来や一般病棟での利用が可能な機能拡張を順次予定しています。
2024年4月から始まった医師の働き方改革により、医師の時間外労働時間の上限が適用され、労働時間の管理が厳格化されています。Speech ERの導入により、診療記録作成時間が大幅に短縮、業務効率化を実現し、DXを通じた医療現場の働き方改革と医療サービスの質の向上を実現して参ります。
「Speech ER」は、内閣府科学技術・イノベーション政策、令和4年度第2次補正予算 厚生労働省「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)」・分野名 AI ホスピタル分野のプロジェクトにて開発された技術を一部搭載したアプリケーションです。
【TXP Medical株式会社 事業紹介】
TXP Medicalは「医療データで命を救う」をミッションに、現役の救急集中治療医が立ち上げた次世代の医療インフラを牽引するスタートアップ企業です。基幹システムであるNEXT Stage ERは全国の大病院79箇所(大学病院・救命救急センターでのシェア約40%)で稼働、救急隊向けのNSER mobileは全国42 地域、1000万人以上の人口カバレッジでの運用実績を有しています
代表取締役:園生智弘(救急科専門医)
設立: 2017年8月28日
HP:https://txpmedical.jp/
・医療機関・自治体向け急性期医療データプラットフォーム「NEXT Stageシリーズ」の開発と提供
・急性期医療AI技術の開発と提供、臨床研究支援事業
・多くの臨床研究に応えられる900項目以上の各種検査データ等を利用した急性期領域の唯一無二のRWDサービス
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